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6/27(土)、シネ・ウインドで「花のあとさき ムツばあさんの歩いた道」を観てきました。
予告編はこんな感じです。
埼玉県秩父市の山村で夫と長年農業を営み、今では段々畑に花を植え続けているムツさんを取材したドキュメンタリー。
過疎化が進み農地を守る人が減り荒れ果てていく土地に、ムツさんが花を植え続ける理由は、いつかまた誰かかそこを訪れた時にきれいな花が咲いていてほしいから、という理由が素敵でした。
もともと過去に一度、NHKで放送されたものを映画にまとめたということで、だからネタバレも書いてしまいますが、まず、夫の公一さんが亡くなってもムツさんが一人で農地を守り続ける姿が印象的でした。
しかし、その後、ムツさんも最終的には亡くなり、村人がほぼいなくなってしまいます。
しかし、その後もカメラは村を訪れ、ムツさんの家や畑も撮り続けるのですが、家や畑に植物が生い茂り動物が訪れ、すべてが山に帰っていく姿までも撮り続けていたのに驚きました。
それが、人間は自然の中で生きている存在にすぎないって感じがして、壮大な気持ちになりました。
僕は上映初日に観たのですが、急遽、百崎満晴監督の舞台挨拶がありました。
監督は新潟市出身で、普段はNHKのカメラマンをしているんだけど、平成の終わりに長年取材してきたムツばあさんを映画化することになったそうです。
そう考えると、ムツばあさんが亡くなったのと平成の終わりが重なるという不思議な縁を感じる映画ですね…
時代が変わってもムツばあさんの植えた花が咲き続けてほしいし、ムツばあさんの気持ちもこうして映画によって伝わっていってほしいですね…
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僕は見られなかったんですが、監督の舞台挨拶もあったそうで、サインが飾ってありました。
ありがとうございました!