舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

華やかな街をゆく。明日には消えるキラキラなんて。

2020-12-31 23:53:47 | Weblog


ブログで何度も書いてきましたが、12/26(土)、27(日)に開催した「ちひろdeアート2020」、無事に終了しました。
写真は、最終日の展示が終わって帰る時に撮った、年末の古町です。

2014年に初めて開催し、2018年から2020年は毎年開催して、無事に4回目となった「ちひろdeアート」は、毎年年末に一年の自分を振り返りながら、その時の自分にできる新しい表現にも挑戦することで、僕がその年の自分自身を表現し、大袈裟に言えば自分がその一年を生きた証にもなるイベントなので、本当に開催できて良かったです。
だからこそ、年末に「ちひろdeアート」が無事に終わると、今年も一年頑張れたな、色々あったけどいい一年だったなと思えるし、最後には頑張った達成感と終わっていく切なさを感じながら年末、そして新しい年を迎えることができるという、本当に自分にとって大切なイベントです。

「ちひろdeアート」を振り返ったところで2020年も振り返ってみると、新型コロナウイルスで生活が大きく変わってしまった人、医療現場をはじめ最前線で生活を守ってくれている人、ライブハウスや劇場、アーティストやエンターテインメントなど自分の活動が不要不急と言われたり活動に支障が出てしまった方々に対しては、本当に早く感染が収束してほしいと思うし、僕自身、今でも新型コロナウイルスの感染に怯えながら生活しているので、早く安心したいという気持ちはもちろんあります。
しかし、それと同時に、矛盾するように聞こえるかも知れませんが、コロナ禍で会えない人達と連絡を取り合ったり、コロナでイベントなくなったー!って友達と愚痴を言い合ってみたり、感染予防の対策をした上でイベントを何とか安全に開催できないかを話し合った上で何とか頑張ってみたり、コロナ禍でもできることを自分なりに考えて新しいことに挑戦してみたりしたこの一年は、僕にとって決して悪い一年ではありませんでした。

めちゃくちゃ怖かったし、めちゃくちゃ大変なこともあったけれど、不謹慎に聞こえるかも知れないけれど、2020年という一年が、僕は好きでした。
だからこそ、2020年が終わっていくことに一つの青春が終わっていくような切なさを感じる部分もありつつも、それでも2021年はもっといい一年にしたいという希望を持って、年を越していきたいと思います。





まあ、そんなわけで長々と書いてきましたが、年越しということで、2020年を振り返るブログをいくつか書いてきました。

2020年映画ベスト10!発表します!
舞い上がる。流行語大賞2020、結果発表!
そして、舞い上がる。大賞2020はあの人に決定…!!




せっかくなので、ここには書けなかった、僕の中で2020年のベストな作品を振り返ってみたいと思います!







2020年のベストアニメ 「映像研には手を出すな!」

アニメ作りを頑張る女子高生3人組の話なのですが、作品を作ることで起こる苦悩と葛藤、時には妥協をしながらも、完璧な正解に辿り着くことはなくても、それでも作品を生み出すことの感動と、そこには素晴らしい価値があることを、こんなに楽しく表現してくれたアニメに出会えて、僕も全然ダメな奴だけど自分が作りたい作品と一生懸命向き合って頑張っていこうと思えました!





2020年のベストドラマ 「妖怪シェアハウス」

仕事をクビになり、彼氏にも捨てられた崖っぷち女子が住み始めたのは、4人の妖怪が正体を隠してクラス妖怪シェアハウスだった!セクハラ、パワハラ、ネットの炎上、格差社会、現代日本を生きる悩みを、毎週現れる妖怪たちが次々と解決していく痛快コメディ。コメディだけど、必死に生きる人達への応援歌となっている素晴らしいドラマ。そもそも僕が妖怪が大好きだし、こういうファンタジーコメディなドラマが作られるだけで嬉しい。何より、最終回が素晴らしいんです。妖怪と住み続けた主人公がこのままだと妖怪化してしまうことが判明!しかも、モテない主人公が突然二人から求婚され、どちらかと結婚さえすれば妖怪化は防げることになるのですが…主人公は、二人のどちらも選ばずに、妖怪になっても構わないと言って、夢に生きることを目指す。そして、彼女は妖怪シェアハウスで過ごした体験をまとめて、本を書くという夢を叶えるんです。周りから決めつけられた幸せではなく、たとえバカにされても自分が信じた目標に向かって頑張り、それまでの体験もすべて自分の糧にして、自分にしかできない夢を叶える。これは、僕自身が主人公と同じく本を書くのが夢ということもあり、僕がずっと目指している生き方そのものであり、そんな生き方を全力で肯定してくれたこのドラマが、本当に自分にとって大切な作品になりました。





2020年のベスト現場 シネ・ウインド「松永天馬殺人事件」一日限定上映

映画ベスト10にはランクインしませんでしたが、あえてこっちで紹介。そもそもカルチャーもサブカルチャーも大好きな僕にとって松永天馬さんは憧れの存在。そんな松永天馬さんが作った「松永天馬殺人事件」を観るのは本当に夢でした。しかしこの映画、ある特殊な上映システム「4DIEX」があるため、新潟の上映は絶望的と思われていたところ、ついに上映が実現!しかも、この映画が上映されたのは、ちょうど新型コロナウイルスが流行りだして、シネ・ウインドだけでなく全国的にイベントが中止になっていた3月。そんな時期に、松永天馬さんは他の誰よりも早くイベント会場における感染予防のモデルとなるような対策を自ら率先して行い、絶望的と思われた上映を実現してくれたのでした。憧れの松永天馬さんに初めてお会いできただけでも嬉しかった上に、そんな松永天馬さんの表現という行為や、僕ら観客に対する積極的で誠実な向き合い方も本当にカッコよくて、尊敬できる方だなあとあらためて思いました。本当にお会いできて良かったです。





2020年新潟のベストニュース NEGiFES2020のオンライン開催

毎年恒例のNegicco主催の音楽フェス、NEGiFES。2020年は万代シテイで無料開催する予定が新型コロナウイルスの影響で中止になるも、オンライン開催が決定。しかも出演者は、長年Negiccoをリスペクトし続けてきた、RIGOMUSUMEとRYUTist。ご当地アイドルとしてはかなり長年活動を頑張ってきた3組の共演は、壮大な伏線回収を見ているような感動がありました。3組のグループにとっても、お客さんにとっても、2020年という時代にみんなで叶えた夢であり、これだけ新型コロナウイルスでイベントの延期や中止が相次ぎネガティブな気持ちになりがちな時代に起こした奇跡であり、この時代を生きていく希望だと思いました。本当に素晴らしかった。あ、月刊ウインド1月号の連載でレポート書かせていただいたので読んでね!(最後は自分の宣伝)



そんな感じで2020年を振り返ってきましたが、2020年は僕にとってたくさんの素晴らしい本に出会い今まで以上に読書に力を入れた一年でもありました。
これは、ベストを決めるのが難しいので、一覧を発表してみたいと思います。

2020年に読んだ主な本
今村昌弘「屍人荘の殺人」
遠藤麻理「自業自毒 平成とわた史」
瀬尾夏美「あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる」
掟ポルシェ「豪傑っぽいの好き」
鳥居みゆき「夜にはずっと深い夜を」
TVOD「ポスト・サブカル焼け跡派」
アーバンギャルド 藤谷千明「水玉自伝 アーバンギャルド・クロニクル」
ソン・ウォンピョン「アーモンド」
角田光代「さがしもの」
坂本菜の花「菜の花の沖縄日記」
高橋郁丸「新潟の妖怪」
萩原慎一郎「歌集 滑走路」
くさばよしみ、中川学「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」


主な漫画
大橋裕之「音楽」
冬目景「イエスタデイをうたって」
森もり子、トミムラコタ「ギャルと恐竜」


あえてベストを決めるとしたら、「あわいゆくころ」か「滑走路」のどっちかで迷うところですね…



またちょっと変わったところで、僕の2020年のベストツイートは…



Dar-Tなたでここさんの
「75歳の女将さんと今年1年の話してたんですよ
「今年やり残したこと」と言う話題になったんですね
そしたら
「あなたみたいな若い人はやり残したことなんてないんですよ。やり残したんじゃなくて、次へ繋いでるんです。だって一生懸命やってるでしょ?」という言葉をかけてくれました。救われました。」
に決定!




ちなみに第2位は、
あやちむさんの「ニュースとか不倫報道とかどうでも良さすぎてテレビ嫌!!!自分達に関係ないじゃん 知り合いでもないのに」
僅差でした!







最後に、2020年の自分の最大のニュースは、月刊ウインドで連載を持てたことでした。
物書きとして生きていきたいという目標に向かって自分なりに頑張っている僕にとって、連載を持つことは夢の一つだったし、また僕は新潟のカルチャーに出会って新潟が好きになれた人間なので、新潟の魅力を自分なりに発信できる連載が持てたことは、本当に嬉しかったです。

まあ、月刊ウインドってシネ・ウインドが発行しているすごく小さな雑誌だし、その中での小さな連載でしたが、でも例えば、NSTの「八千代ライブ」について記事を書いたら番組の北村Pが読んでくれたり、FM PORTの閉局と遠藤麻理さんについて書いたら麻理さんが読んでくれたばかりかBSNラジオで始まった番組の中で紹介してくれたりして、自分の言葉が活字になる意味、届いてほしい人に届く喜びを実感できたので、自分は幸せだなあと実感できた2020年でした。
とは言え、連載の夢は叶ったものの、本を出版するという夢は結局途中まで頑張ったのに叶わなかったので、2021年はその夢を叶えていけるように頑張りたいですね!







ちなみに、この記事のタイトルは、きゃりーぱみゅぱみゅの「もったいないとらんど」の歌詞でした。
7年も前の曲!!





まあ、色々ありましたが、2021年もいい一年になりますように!
これからもよろしくお願いします!
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そして、舞い上がる。大賞202... | トップ | 【お知らせ】月刊ウインド1月... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事