劇団ハンニャーズ「くちばしで鳴らすレコード」の話。
12/11(日)、「劇団ハンニャーズ」の「くちばしで鳴らすレコード」を観て来ました。
会場は、先日の中央ヤマモダンと同じ「ちず屋の二階」。
会場は、壁が薄茶色のボール紙みたいなもので覆われていて、手作りの空間という感じがして結構好きでした。
椅子などの小道具も同じ色の紙で覆われ、その上でレコードが回っているという、なかなか印象的な舞台でした。(そして音楽は何故かボーカロイドでした)
そして、何だか怪しい雰囲気の男性が現れ謎の挨拶、それから何本かのコントが始まりました。
コントごとに、出演者が変わったり、舞台の椅子や机などの配置も変わっていました。
で、感想ですが、全体的に演劇とコントの中間という感じでした。
だから、笑えるものもありましたが、どちらかと言うとコントというより演劇的だなあと感じるものの方が多かったです。
中でも俺が一番好きだったコントは、「ポーカーフェイス」というコントでした。
女性二人がババ抜きをしているコントだったんですが、すごく面白かったです。
二人でババ抜きをしながら、ジョーカーを引いた時にまるで引いていないかのようにポーカーフェイスを装おうとする女性。
考えればすぐ分かることですが、二人のババ抜きでポーカーフェイスを装うことって全く無意味だよね、ってことをネタにしたコントです。
しかもその人はポーカーフェイスも全然出来ていなくて、それでどこまでも焦っていく……
対するもう一人の女性は常に冷静にツッコミを入れ続ける……
こういう構図は、日常でちょっとだけありそうなんだけど、それをコントにするというセンスが非常に良かったです。
(しかし、あのオチは一体何だったんだ…!?って驚きました)
他にも、男性が「天からの指令」に従ってひたすらホワイトボードに色々書きまくるコントも印象に残りました。
この役者さんは、前にも「I家の事」という演劇で見たことがあったんですが、普通に何も考えずに舞台上で焦っているみたいな感じがして、個人的に好きな役者さんでした。
あと、スフィンクスが新しい問題を考えるというコントは、設定が秀逸だった思います。
三人の人間が一体のスフィンクスを演じ、それが三人に分裂して会議を開くという、よくそんな設定を思い付くなあという発想が良かったです。
ただ、全体的にどのコントも演劇とコントの中間っぽい舞台なだけに、意外と演劇らしいオチを付けようとしている感じのものが多かったのが印象的でした。
そういうのが好きかどうかは、まあ人それぞれですね。俺も嫌いではないけどもう少し笑いに貪欲な方が好きです。
と、ここまで書いてみて思ったんですが、コントの内容とは関係なく、個人的に思ったことがあるので書いていきます。
俺がここで書いていること、俺が「BLUES」で初めて行ったコントライブ「トビキリのお洒落」で、お客さんから言われた感想と同じじゃないか!!
演劇に慣れた人間がコントをすると、コントと演劇の中間っぽくなってしまうのは、よくある現象なのかもしれません。
演劇が好きな人もいればコントが好きな人もいるので、どっちが正しいってものではないし、演劇っぽいコントもそれはそれで味があったりすると思いますが、わりと色んな劇団で起こりがちな現象なのかも知れません。
何はともあれ、コント好きの自分としては色々な刺激をもらえました!
ありがとうございました!
12/11(日)、「劇団ハンニャーズ」の「くちばしで鳴らすレコード」を観て来ました。
会場は、先日の中央ヤマモダンと同じ「ちず屋の二階」。
会場は、壁が薄茶色のボール紙みたいなもので覆われていて、手作りの空間という感じがして結構好きでした。
椅子などの小道具も同じ色の紙で覆われ、その上でレコードが回っているという、なかなか印象的な舞台でした。(そして音楽は何故かボーカロイドでした)
そして、何だか怪しい雰囲気の男性が現れ謎の挨拶、それから何本かのコントが始まりました。
コントごとに、出演者が変わったり、舞台の椅子や机などの配置も変わっていました。
で、感想ですが、全体的に演劇とコントの中間という感じでした。
だから、笑えるものもありましたが、どちらかと言うとコントというより演劇的だなあと感じるものの方が多かったです。
中でも俺が一番好きだったコントは、「ポーカーフェイス」というコントでした。
女性二人がババ抜きをしているコントだったんですが、すごく面白かったです。
二人でババ抜きをしながら、ジョーカーを引いた時にまるで引いていないかのようにポーカーフェイスを装おうとする女性。
考えればすぐ分かることですが、二人のババ抜きでポーカーフェイスを装うことって全く無意味だよね、ってことをネタにしたコントです。
しかもその人はポーカーフェイスも全然出来ていなくて、それでどこまでも焦っていく……
対するもう一人の女性は常に冷静にツッコミを入れ続ける……
こういう構図は、日常でちょっとだけありそうなんだけど、それをコントにするというセンスが非常に良かったです。
(しかし、あのオチは一体何だったんだ…!?って驚きました)
他にも、男性が「天からの指令」に従ってひたすらホワイトボードに色々書きまくるコントも印象に残りました。
この役者さんは、前にも「I家の事」という演劇で見たことがあったんですが、普通に何も考えずに舞台上で焦っているみたいな感じがして、個人的に好きな役者さんでした。
あと、スフィンクスが新しい問題を考えるというコントは、設定が秀逸だった思います。
三人の人間が一体のスフィンクスを演じ、それが三人に分裂して会議を開くという、よくそんな設定を思い付くなあという発想が良かったです。
ただ、全体的にどのコントも演劇とコントの中間っぽい舞台なだけに、意外と演劇らしいオチを付けようとしている感じのものが多かったのが印象的でした。
そういうのが好きかどうかは、まあ人それぞれですね。俺も嫌いではないけどもう少し笑いに貪欲な方が好きです。
と、ここまで書いてみて思ったんですが、コントの内容とは関係なく、個人的に思ったことがあるので書いていきます。
俺がここで書いていること、俺が「BLUES」で初めて行ったコントライブ「トビキリのお洒落」で、お客さんから言われた感想と同じじゃないか!!
演劇に慣れた人間がコントをすると、コントと演劇の中間っぽくなってしまうのは、よくある現象なのかもしれません。
演劇が好きな人もいればコントが好きな人もいるので、どっちが正しいってものではないし、演劇っぽいコントもそれはそれで味があったりすると思いますが、わりと色んな劇団で起こりがちな現象なのかも知れません。
何はともあれ、コント好きの自分としては色々な刺激をもらえました!
ありがとうございました!
しかしまた登場人物が増えたな。
このブログの明日はどっちだ!?
さあ、どうなんだか。
演劇って難しくてよく分かりません。
ぶっちゃけ、ハンニャーズの人とまだそこまで仲良い訳じゃないし、飲み会の日程とか俺が勝手に言ってるだけで何一つ決まっちゃいないけどね。