舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

ウケを狙わない時に限って奇跡的な笑いは起きる。

2009-09-16 15:44:52 | Weblog
一昨日の話。

一昨日は劇団ザ?猿ロマンのインプロの稽古に参加しました。
1ヶ月振りの稽古ということで、基礎の稽古でした。
特に今回の稽古のテーマは見ている人を笑わせようとしないで演技すること。
ウケを狙うのではなく、出来るだけ自然な演技をしようということでした。

やった稽古の中に、役者とディレクターに分かれて芝居を作る稽古がありました。
ディレクターは役者の動きを指定し、役者は言われた通りの動きだけをする。
役者は1つの動きをする度にディレクターに動きの指示を仰ぐ。
これを1つ1つ繰り返して、少しずつ芝居を作って行く、というものです。

この稽古には、ディレクターの指示が面白くなかったら見ているメンバーはブーイングをして、過半数からブーイングが出たらディレクターは次の人と後退する、というシビアなルールがあります。

この稽古で、役者をやったのがゆっけさんで、テーマは「すべり台」でした。
3人目のディレクターKさんになった時です。

その時のストーリーは、すべり台で小学生の女の子がガキ大将からいじめられて、反撃したらガキ大将が意外にも倒れて痛がってしまった、という流れでした。
女の子がちょっとだけガキ大将のことが心配になってしまったところで、ディレクターKさんの指示。

Kさん「乗り気じゃないけど『大丈夫?』と聞いて下さい」
ゆっけさん「乗り気じゃないけどだいじょ・・・」
Kさん「違う違う違う!そこ台詞じゃない!」

これには一同爆笑。
笑わせないようにするって言ったって、こんなの笑ってしまうだろ!

でもよく考えたら、ゆっけさんもKさんもウケ狙おうとかしていませんからね。
偶然のミスから生まれた笑いですからね。

因みにこの後は、女の子とガキ大将が仲直りして一緒に遊ぶという道徳の教科書のようなベタストーリーでした。
普通のことをやっている時に限って面白いことが起きるものなのかも知れませんね。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自分の前または後ろの席の観... | トップ | いくら深夜だからってラーメ... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事