あの伝説の公演を振り返る。『大西アケミ 女の生き方しなやか流』

はい、一つ前の記事「戦後最大級の衝撃、日本海側最大級の女優、大西アケミ伝説！」に引き続き、大西アケミの話題だよ！
昨年の大西アケミに関する思い出を振り返るにあたって、この話題をしない訳にはいくまい…







大西アケミ　女の生き方しなやか流



これ、昨年の新潟で行われた公演で、ある意味一番のインパクトだったんじゃないだろうか？
2012年11月17日の本番には行けなかったんですが、この時期は他の大西さんの舞台に出演していた俺は、ゲネを見させていただきました。



公演が始まると、舞台上に登場する大西アケミ。
すると、後ろのスクリーンに、大西アケミの写真が次々と投映されていく。

最初は大西アケミさんの子供時代、結婚、そして海外旅行に行ったり、演劇を始めてからの舞台写真。
東南アジアやら韓国やら、この人どんだけ海外旅行行ってんだ！？と思えば、演劇を初めてからもかなり積極的に色々な公演に出演。

いやー、あれだけアグレッシヴに生きる大西アケミさんは、さすがだなあ…
と感動するのは早い！これはまだしなやか流の序章に過ぎない！



突如、舞台に乱入してくる二人の男！
一人は“万代市民会館のプリンス”こともっつぁん、もう一人は東区市民劇団の常木さん！

この二人は、大西アケミの大ファンという設定で、大西アケミをかけて二人の熱いバトルが始まる！
（この時点でもうすでに何かがおかしい）

大西アケミを巡って争う二人の男達。
大西アケミが叫ぶ！

大西アケミ「私のために争うのはやめて！」


争うをやめる二人に、大西アケミは言うのであった。


大西アケミ「それじゃ、私のために素敵なポエムを作って！それで勝った方と付き合うわ！」


かくして始まった、もっつぁんと常木さんによるポエム対決！（というか川柳対決）
しかし、川柳対決は引き分けに、迷った末に大西アケミが出した決断とは…！？


大西アケミ「やっぱり若い男がいい！」


おーい、結局若い方がいいんかーい！
てか、今までのポエムは何だったんだよ！

という訳で恋の勝者もつぁんが、全力で大西アケミを抱きしめる！
二人の前には素敵な未来を誰もが思い描いた…はずだった…

次のシーンで、もっつぁんが歩いて来ると、そこにウエディングドレス姿で登場する大西アケミ。
「最近冷たいじゃない！」と嘆く大西アケミに対してもっつぁんは言い放つ。


もっつぁん「俺が本当に好きなのは、Negiccoのかえでちゃんなんだ」


かくしてもっつぁんに捨てられた大西アケミ。
大西アケミは泣き叫びながら、舞台から消えていく。

すると、誰もいなくなったスクリーンに映像が投映される。
そこに映っていたのものとは…！？

グレてバイクを乗り回す大西アケミ、酒におぼれる大西アケミ、そして泥酔し、だらしなく倒れこむ大西アケミ…
な、なんか分かりやすく大西アケミが堕落していく！！


すると、舞台上にフラフラになった、大西アケミ登場。
その時、大西アケミの頭上から謎の声が降って来たではないか！


声「私は万代市民会館の精、バンシーだ！」


ば、万代市民会館の精、バンシー！？
なんかすごいの出てきちゃったよ！


声「私は万市を正しく使わないものには制裁を下してきた！勉強スペースで勉強もしないでいちゃいちゃしてる高校生のカップルを、受験で落としてやったりした！」


意外とタチ悪いなバンシー！


声「お前のような堕落した人間にはもはや道は残されていない！死あるのみ！」


と、こんな台詞だったかどうかは覚えてませんが、そんなようなことを言ってました。
そう、ただの公演会かと思いきや、大西アケミが舞台上で死ぬというまさかの展開！

嘆き悲しむ大西アケミ！もはや救いはないのか？
とその時、大西アケミの前に一人の少女が！


大西アケミ「あなたは？」


戸惑う大西アケミ。
少女の名札を見ると…


大西アケミ「大西アケミ？私と同じ名前だわ！」

少女「私は違う宇宙の大西アケミ。私の世界の大西アケミは小学生の時に死んでるの。だけど特別に会いに来たのよ」

大西アケミ「私に？」

少女「あなたはきっとまだやり直せるわ。ほら、あの光に向かって…」

大西アケミ「あなたも一緒に行きましょう！」

少女「私はあなたと一緒には行けない。さあ！」


そういうと、少女が舞い始める。
そして、スクリーンには壮大な宇宙が…



…って何だよこれ！！
思い返してみたけど、カオスにもほどがあるだろ！！

これは新潟日報の人も気になるよ！！
大西アケミ、さすがだぜ！！







という訳で、大西アケミも楽しみにしているかもしれない劇団＠ｎＤＡＮＴＥ
3月16、17日の本番まであと5日！

この気持ち、アケミに届け…