2021年も映画をたくさん観てきたので、今年も大晦日にベスト10を発表します。
その前に、一年間に観てきた映画一覧を発表します。
1月
ジョゼと虎と魚たち
おかえり ただいま
セノーテ
燃えよデブゴン TOKYO MISSION
新感染半島 ファイナル・ステージ
迷子になった拳
PLAY 25年分のラストシーン
香港画
ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画
燃ゆる女の肖像
本気のしるし
2月
キーパー ある兵士の奇跡
ズーム 見えない参加者
聖なる犯罪者
ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった
アンダードッグ
白痴
ばるぼら
ランブル
おもいで写真
羊飼いと風船
アイヌモシリ
レディ・トゥ・レディ
脳天パラダイス
樹海村
花束みたいな恋をした
ヤクザと家族
さんかく窓の外側は夜
哀愁しんでれら
3月
らいか ろりん すとん IDOL AUDiTiON
ダニエル
イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社
ノンストップ
スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち
愛と闇の物語
音響ハウス Melody-Go-Round
詩人の恋
ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌
ある人質 生還までの398日
あの頃。
ブレスレス
痛くない死に方
カポネ
すばらしき世界
ひとくず
あのこは貴族
国葬(セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選)
粛清裁判(セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選)
アウステルリッツ(セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選)
野球少女
ウルフウォーカー
ビバリウム
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
恋するけだもの
島にて
おろかもの
4月
まともじゃないのは君も一緒
佐々木、イン、マイマイン
二重のまち/交代地のうたを編む
空に聞く
ミナリ
この世界に残されて
大盗賊(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
大頭脳(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
恐怖に襲われた街(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
危険を買う男(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
オー!(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
ムッシュとマドモアゼル(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
警部(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
プロフェッショナル(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
ヒッチャー
裏アカ
ゾッキ
街の上で
きまじめ楽隊のぼんやり戦争
ノマドランド
クラッシュ
BLUE ブルー
パーム・スプリングス
心の傷を癒すということ
ザ・バッド・ガイズ
ヒトラーに盗られたうさぎ
バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら
5月
12ブリッジ
ザ・スイッチ
砕け散るところを見せてあげる
陶王子 2万年の旅
FUNNY BUNNY
シカゴ7裁判
戦場のメリークリスマス
退屈な日々にさようならを
JUNK HEAD
スプリー
ゆうやけ子どもクラブ!
バクシーシ山下の社会科見学
熊笹の遺言
空に聞く(映像作家・小森はるか作品集)
二重のまち/交代地のうたを編む(映像作家・小森はるか作品集)
息の跡(映像作家・小森はるか作品集)
波のした、土のうえ(映像作家・小森はるか作品集)
the place named+砂粒をひろう―Kさんの話していたこととさみしさについて(映像作家・小森はるか作品集)
かげを拾う(映像作家・小森はるか作品集)
米崎町りんご農家の記録+根をほぐす(映像作家・小森はるか作品集)
猿とモルターレ(映像作家・小森はるか作品集)
劇場版 ポリス×戦士 ラブパトリーナ!~怪盗からの挑戦!ラブでパパッとタイホせよ!~
けったいな町医者
プロジェクトV
くれなずめ
野良人間
6月
迷子になった拳
ファーザー
愛のコリーダ
HOKUSAI
猿楽町で会いましょう
私たちの青春、台湾
ブックセラーズ
僕が跳びはねる理由
アオラレ
馬三家からの手紙
海辺の彼女たち
はるヲうるひと
映画大好きポンポさん
Bittersand
7月
春江水暖
私は確信する
フィールズ・グッド・マン
オーバー・ザ・リミット 新体操の女王マムーンの軌跡
Mr.ノーバディ
ショコラの魔法
ピーターラビット2
いとみち
1秒先の彼女
クワイエット・プレイス 破られた沈黙
Arc アーク
おもかげ
夏時間
唐人街探偵 東京MISSION
狂猿
ライトハウス
めぐみへの誓い
光の輪郭と踊るダンス(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
さつきのマドリ(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
POP!(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
泣いたことがないなんて、嘘つきめ(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
僕たちは変わらない朝を迎える(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
アポトーシス(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
彼女来来(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
絶滅動物(VACATION)(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
キャラクター
森の学校
8月
mis90s ミッドナインティーズ(A24オールナイト)
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(A24オールナイト)
グッド・タイム(A24オールナイト)
スプリング・ブレイカーズ(A24オールナイト)
狼をさがして
グッドバイ
17歳の瞳に映る世界
ねばぎば新世界
茜色に焼かれる
SEOBOK ソボク
ブータン山の教室
緑の牢獄
プロミシング・ヤング・ウーマン
ゴジラvsコング
水を抱く女
太陽と踊らせて
サイダーのように言葉が湧き上がる
蟻の兵隊
サマーフィルムにのって
東京裁判
8時15分 ヒロシマ 父から娘へ
妖怪大戦争 ガーディアンズ
くれなずめ
太陽の子
シュシュシュの娘
子供はわかってあげない
地獄の警備員(シネ・ウインド恐怖映画祭)
悪魔の墓場(シネ・ウインド恐怖映画祭)
屋敷女(シネ・ウインド恐怖映画祭)
9月
ハンバーガー・ヒル
ベイビーわるきゅーれ
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
東京クルド
ヒルコ 妖怪ハンター
祈り 幻に長崎を想う刻
サムジンカンパニー1995
過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道
うみべの女の子
オールド
ドライブ・マイ・カー
岬のマヨイガ
王の願い ハングルの始まり
スーパー戦闘 純烈ジャー
孤狼の血 LEVEL2
10月
へんしんっ!
レンブラントは誰の手に
由宇子の天秤
整形水
先生、私の隣に座っていただけませんか?
シャン・チー テン・リングスの伝説
浜の朝日の嘘つきどもと
ファンタスティック・プラネット
逃げた女
DIVOC-12
レミニセンス
空白
デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング
マイ・ダディ
モロッコ 、彼女たちの朝
護られなかった者たちへ
神在月の子供
死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
リル・バック ストリートから世界へ
11月
殺人鬼から逃げる夜
83歳のやさしいスパイ
全員切腹
ひらいて
キャンディマン
奈緒子
TOVE トーベ
アイの歌声を聴かせて
MINAMATA
リバー・オブ・グラス(ケリー・ライカートの映画たち 漂流のアメリカ)
オールド・ジョイ(ケリー・ライカートの映画たち 漂流のアメリカ)
ウェンディ&ルーシー(ケリー・ライカートの映画たち 漂流のアメリカ)
ミークス・カットオフ(ケリー・ライカートの映画たち 漂流のアメリカ)
阿賀に生きる(新潟からMINAMATAを考える)
公害とたたかう 新潟水俣病(新潟からMINAMATAを考える)
ダンシング・マリー
モーリタニアン 黒塗りの記録
歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3.11をたずねて
ボクたちはみんな大人になれなかった
恋する寄生虫
12月
ミュジコフィリア
とむらい師たち(三隅研次生誕100周年上映)
スザンヌ、16歳
夕霧花園
カウラは忘れない
SAYONARA AMERICA
ヴィタリナ
リトル・ガール
聖地X
クー!キン・ザ・ザ
サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ
マリグナント 狂暴な悪夢
リオの男(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2)
カトマンズの男(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2)
相続人(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2)
エースの中のエース(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2)
アマゾンの男(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2)
アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2&3 川本喜八郎監督特集上映
アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2&3 岡本忠成監督特集上映
彼女の好きなものは
ベルヴィル・ランデブー
悪なき殺人
梅切らぬバカ
ダ・ヴィンチは誰に微笑む
ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。
幕が下りたら会いましょう
ラストナイト・イン・ソーホー
スウィート・シング
偶然と想像
以上、本数は知るのが怖いので数えていません!
それでは、ベスト10を発表していきます!
第1位 シュシュシュの娘
現代日本のリアルな社会問題に、映画というエンターテインメントで戦いを挑む。そのパンクな姿勢が最高にカッコいい。コロナ禍の映画業界を応援するために本作を作った入江監督もカッコいい。映画は社会を変えられなくても社会に立ち向かう勇気をくれることを教えてくれた一作。
第2位 サマーフィルムにのって
時代劇マニアの女子高生が自主映画に挑戦する青春映画。バカにされても自分の好きを貫く主人公がカッコよく、変わり者ばかりの仲間達もリア充なライバルさえも最高に魅力的。初期衝動が未来を作るというメッセージが映画から飛び出してくるようなラストに心から感動した。
第3位 ベイビーわるきゅーれ
女の子二人組の殺し屋に、こんな凄いアクション女優さんが日本にいたのか!と心から感動しつつ、脱力した日常会話の可愛さとのギャップも最高で、さらにバイトも人付き合いも苦手という描写に心から共感し、そんな二人の友情に熱くなる。色んな意味で面白さしかない一作。
第4位 街の上で
下北沢の若者達がそれぞれ恋愛や友情、自主映画制作などで意外な形で繋がっていく様子をコミカルに描いた青春群像劇。特にリアルなすれ違い会話の面白さには声を上げて笑いました。ただ面白いだけでなく人間への愛おしさを感じる優しい映画。群像劇が得意な今泉監督の最高傑作なのでは。
第5位 本気のしるし
親切だけど優柔不断な男性が、出会う男達を狂わせていく女性を助け、翻弄され続けながらも惹かれ合っていく。主人公の本気を試すようなキリキリした緊迫感に引き込まれ、8話のドラマを再編集した4時間があっという間。ボロボロになっても本気の愛を貫くラストに心を動かされました。
第6位 燃えよデブゴン TOKYO MISSION
最強のアクション俳優ドニー・イェンが特殊メイクでまさかのデブ警察に!でも太っても熱血な彼はヤクザの麻薬抗争を追って香港から日本へ、縦横無尽の大活躍!最高にテンポのいいアクションとギャグが最高に爽快なエンターテインメント。これぞ映画の多幸感。
第7位 偶然と想像
3作の短編オムニバス。偶然の出会いから意外な方向に進む物語や、静かな会話の中で丁寧に少しずつ描かれる登場人物達の気持ちの変化から最後までまったく目が離せない面白さ。会話劇っぽい会話も印象的で、それは本音と演技の狭間で生きる人間の本質を描いているのかなと感じました。
第8位 いとみち
青森の内向的な女子高生がひょんなことからメイド喫茶で働き、仕事や人間関係に苦戦しながらも次第に自分とも家族や友達とも素直に向き合い、三味線という道を見出していく成長を描いた青春映画。派手さは何もないけど、迷いながらもひたむきに生きる駒井蓮さんが素晴らしすぎたので。
第9位 全員切腹
疫病が流行し井戸に毒を入れたという噂で人々が殺されるという日本の負の歴史を風刺した設定。無実なのに犯人に決めつけられ切腹を命じられる侍が権力者に放つ怒りの言葉が時代を超えて胸に刺さる。窪塚洋介の熱演が凄まじい。現代社会と本気で戦うパンク精神を思い出させてくれる一作。
第10位 あのこは貴族
中流家庭と富裕層、同じ町で暮らしていても生きる階層が違えば常識が違い分かり合えない社会の現実を描きつつ、時には階層を超えて分かり合える可能性までも描いた意欲作。貧困層の生きづらさから格差社会を描いた映画が多い中、富裕層の生きづらさを描いた映画は新鮮でした。
以上のベスト10になりました。
ちなみに、せっかくなのでベスト50くらいまで出してみました。
第11位 まともじゃないのは君も一緒
第12位 ひらいて
第13位 梅切らぬバカ
第14位 アンダードッグ
第15位 サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ
第16位 PLAY 25年分のラストシーン
第17位 BLUE ブルー
第18位 ノンストップ
第19位 ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結
第20位 ブータン山の教室
第21位 彼女の好きなものは
第22位 猿楽町で会いましょう
第23位 映画大好きポンポさん
第24位 パーム・スプリングス
第25位 浜の朝日の嘘つきどもと
第26位 すばらしき世界
第27位 ボクたちはみんな大人になれなかった
第28位 けったいな町医者
第29位 JUNK HEAD
第30位 空白
第31位 唐人街探偵 東京MISSION
第32位 シャン・チー テン・リングスの伝説
第33位 リル・バック ストリートから世界へ
第34位 FUNNY BUNNY
第35位 馬三家からの手紙
第36位 恋するけだもの
第37位 マリグナント 狂暴な悪夢
第38位 二重のまち/交代地のうたを編む
第39位 夕霧花園
第40位 はるヲうるひと
第41位 海辺の彼女たち
第42位 過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家森山大道
第43位 ラストナイト・イン・ソーホー
第44位 子供はわかってあげない
第45位 うみべの女の子
第46位 フィールズ・グッド・マン
第47位 ジョゼと虎と魚たち
第48位 迷子になった拳
第49位 護られなかった者たちへ
第50位 Bittersand
真面目にベスト100くらいまで出そうと思ったけど、これ以上は大変なのでやめました。
で、51位以下は中略するとして…
せっかくなので、ワースト5も考えてみました!
ワースト5位 らいか ろりん すとん IDOL AUDiTiON
WACKのアイドルオーディションを追ったドキュメンタリー。芸能界の厳しさに挑戦する女の子達や運営の奮闘に今まで感動してきたシリーズでしたが、流石にもうこういうものを面白がるのは自分は限界です。売れないといけない現実、そのためには時に過激な手法も必要ということは理解できる、けど、さすがにやりすぎ。
ワースト4位 HOKUSAI
北斎の生涯を描いているけど、起こる出来事の一つ一つが最初は面白そうなのに特に深く掘り下げることもなくさらーっと進んでいくので、映画というより北斎のダイジェストを見せられたようで何も心に残らなかった。柳楽優弥、田中泯、阿部寛、永山瑛太、いい俳優ばかりなのに勿体ない!
ワースト3位 花束みたいな恋をした
サブカルの趣味が合って惹かれ合ったカップルが現実の厳しさの中で別れていく、という物語は理解できるんだけど、2人の台詞がすべて表層的で全然サブカル好きにも恋をしているようにも見えず何も心に残らなかった。俳優は悪くない。共感できる人だけを狙ったような脚本が悪い。
ワースト2位 妖怪大戦争ガーディアンズ
前作「妖怪大戦争」の、人間や妖怪達の生き生きとした存在感、アクションやギャグへのこだわり、ツッコミどころ満載でも突き進むエネルギーが皆無で、無駄に豪華な俳優達が面白くないことをしまくるだけの映画。どうした三池監督、「ポリス×戦士ラブパトリーナ」の方が100倍面白かったぞ。
ワースト1位 めぐみへの誓い
横田めぐみさんの拉致問題という非常に重い題材を扱いつつ、北朝鮮の内情を推測だけで捏造し日朝問題のすべての責任を北朝鮮側に擦り付ける最低のフェイク&ヘイト映画。日本の差別感情を煽ることで国交が悪化し拉致問題も解決に向かわないと思うので本当に最低な映画だと思います。
はい、こんな感じの映画ランキングとなりました!
しかし、このままワーストで終わるとなんか後味が悪いので、特別賞を発表して終わろうと思います。
というのも、この映画ランキングは、2021年に公開された新作映画という条件で行っているので、今年再上映された過去の映画は除外していまして、じゃあその除外された過去の映画の中で最高だったのは何かというと…
特別賞 「エースの中のエース」(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2.)
フランスのアクションスター、ジャン=ポールベルモンドのことは「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」で初めて知りました。ベルモンドの映画は、時にシリアス、時にコミカルなアクションがどれもカッコ良くて最高だけど、今作は戦争の悲劇を喜劇に変える映画の力に涙が出るほど感動しました。
以上です!2022年も素敵な映画に出会えますように!
その前に、一年間に観てきた映画一覧を発表します。
1月
ジョゼと虎と魚たち
おかえり ただいま
セノーテ
燃えよデブゴン TOKYO MISSION
新感染半島 ファイナル・ステージ
迷子になった拳
PLAY 25年分のラストシーン
香港画
ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画
燃ゆる女の肖像
本気のしるし
2月
キーパー ある兵士の奇跡
ズーム 見えない参加者
聖なる犯罪者
ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった
アンダードッグ
白痴
ばるぼら
ランブル
おもいで写真
羊飼いと風船
アイヌモシリ
レディ・トゥ・レディ
脳天パラダイス
樹海村
花束みたいな恋をした
ヤクザと家族
さんかく窓の外側は夜
哀愁しんでれら
3月
らいか ろりん すとん IDOL AUDiTiON
ダニエル
イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社
ノンストップ
スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち
愛と闇の物語
音響ハウス Melody-Go-Round
詩人の恋
ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌
ある人質 生還までの398日
あの頃。
ブレスレス
痛くない死に方
カポネ
すばらしき世界
ひとくず
あのこは貴族
国葬(セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選)
粛清裁判(セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選)
アウステルリッツ(セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選)
野球少女
ウルフウォーカー
ビバリウム
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
恋するけだもの
島にて
おろかもの
4月
まともじゃないのは君も一緒
佐々木、イン、マイマイン
二重のまち/交代地のうたを編む
空に聞く
ミナリ
この世界に残されて
大盗賊(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
大頭脳(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
恐怖に襲われた街(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
危険を買う男(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
オー!(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
ムッシュとマドモアゼル(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
警部(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
プロフェッショナル(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選)
ヒッチャー
裏アカ
ゾッキ
街の上で
きまじめ楽隊のぼんやり戦争
ノマドランド
クラッシュ
BLUE ブルー
パーム・スプリングス
心の傷を癒すということ
ザ・バッド・ガイズ
ヒトラーに盗られたうさぎ
バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら
5月
12ブリッジ
ザ・スイッチ
砕け散るところを見せてあげる
陶王子 2万年の旅
FUNNY BUNNY
シカゴ7裁判
戦場のメリークリスマス
退屈な日々にさようならを
JUNK HEAD
スプリー
ゆうやけ子どもクラブ!
バクシーシ山下の社会科見学
熊笹の遺言
空に聞く(映像作家・小森はるか作品集)
二重のまち/交代地のうたを編む(映像作家・小森はるか作品集)
息の跡(映像作家・小森はるか作品集)
波のした、土のうえ(映像作家・小森はるか作品集)
the place named+砂粒をひろう―Kさんの話していたこととさみしさについて(映像作家・小森はるか作品集)
かげを拾う(映像作家・小森はるか作品集)
米崎町りんご農家の記録+根をほぐす(映像作家・小森はるか作品集)
猿とモルターレ(映像作家・小森はるか作品集)
劇場版 ポリス×戦士 ラブパトリーナ!~怪盗からの挑戦!ラブでパパッとタイホせよ!~
けったいな町医者
プロジェクトV
くれなずめ
野良人間
6月
迷子になった拳
ファーザー
愛のコリーダ
HOKUSAI
猿楽町で会いましょう
私たちの青春、台湾
ブックセラーズ
僕が跳びはねる理由
アオラレ
馬三家からの手紙
海辺の彼女たち
はるヲうるひと
映画大好きポンポさん
Bittersand
7月
春江水暖
私は確信する
フィールズ・グッド・マン
オーバー・ザ・リミット 新体操の女王マムーンの軌跡
Mr.ノーバディ
ショコラの魔法
ピーターラビット2
いとみち
1秒先の彼女
クワイエット・プレイス 破られた沈黙
Arc アーク
おもかげ
夏時間
唐人街探偵 東京MISSION
狂猿
ライトハウス
めぐみへの誓い
光の輪郭と踊るダンス(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
さつきのマドリ(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
POP!(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
泣いたことがないなんて、嘘つきめ(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
僕たちは変わらない朝を迎える(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
アポトーシス(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
彼女来来(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
絶滅動物(VACATION)(MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021)
キャラクター
森の学校
8月
mis90s ミッドナインティーズ(A24オールナイト)
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(A24オールナイト)
グッド・タイム(A24オールナイト)
スプリング・ブレイカーズ(A24オールナイト)
狼をさがして
グッドバイ
17歳の瞳に映る世界
ねばぎば新世界
茜色に焼かれる
SEOBOK ソボク
ブータン山の教室
緑の牢獄
プロミシング・ヤング・ウーマン
ゴジラvsコング
水を抱く女
太陽と踊らせて
サイダーのように言葉が湧き上がる
蟻の兵隊
サマーフィルムにのって
東京裁判
8時15分 ヒロシマ 父から娘へ
妖怪大戦争 ガーディアンズ
くれなずめ
太陽の子
シュシュシュの娘
子供はわかってあげない
地獄の警備員(シネ・ウインド恐怖映画祭)
悪魔の墓場(シネ・ウインド恐怖映画祭)
屋敷女(シネ・ウインド恐怖映画祭)
9月
ハンバーガー・ヒル
ベイビーわるきゅーれ
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
東京クルド
ヒルコ 妖怪ハンター
祈り 幻に長崎を想う刻
サムジンカンパニー1995
過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道
うみべの女の子
オールド
ドライブ・マイ・カー
岬のマヨイガ
王の願い ハングルの始まり
スーパー戦闘 純烈ジャー
孤狼の血 LEVEL2
10月
へんしんっ!
レンブラントは誰の手に
由宇子の天秤
整形水
先生、私の隣に座っていただけませんか?
シャン・チー テン・リングスの伝説
浜の朝日の嘘つきどもと
ファンタスティック・プラネット
逃げた女
DIVOC-12
レミニセンス
空白
デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング
マイ・ダディ
モロッコ 、彼女たちの朝
護られなかった者たちへ
神在月の子供
死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
リル・バック ストリートから世界へ
11月
殺人鬼から逃げる夜
83歳のやさしいスパイ
全員切腹
ひらいて
キャンディマン
奈緒子
TOVE トーベ
アイの歌声を聴かせて
MINAMATA
リバー・オブ・グラス(ケリー・ライカートの映画たち 漂流のアメリカ)
オールド・ジョイ(ケリー・ライカートの映画たち 漂流のアメリカ)
ウェンディ&ルーシー(ケリー・ライカートの映画たち 漂流のアメリカ)
ミークス・カットオフ(ケリー・ライカートの映画たち 漂流のアメリカ)
阿賀に生きる(新潟からMINAMATAを考える)
公害とたたかう 新潟水俣病(新潟からMINAMATAを考える)
ダンシング・マリー
モーリタニアン 黒塗りの記録
歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3.11をたずねて
ボクたちはみんな大人になれなかった
恋する寄生虫
12月
ミュジコフィリア
とむらい師たち(三隅研次生誕100周年上映)
スザンヌ、16歳
夕霧花園
カウラは忘れない
SAYONARA AMERICA
ヴィタリナ
リトル・ガール
聖地X
クー!キン・ザ・ザ
サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ
マリグナント 狂暴な悪夢
リオの男(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2)
カトマンズの男(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2)
相続人(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2)
エースの中のエース(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2)
アマゾンの男(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2)
アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2&3 川本喜八郎監督特集上映
アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2&3 岡本忠成監督特集上映
彼女の好きなものは
ベルヴィル・ランデブー
悪なき殺人
梅切らぬバカ
ダ・ヴィンチは誰に微笑む
ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。
幕が下りたら会いましょう
ラストナイト・イン・ソーホー
スウィート・シング
偶然と想像
以上、本数は知るのが怖いので数えていません!
それでは、ベスト10を発表していきます!
第1位 シュシュシュの娘
現代日本のリアルな社会問題に、映画というエンターテインメントで戦いを挑む。そのパンクな姿勢が最高にカッコいい。コロナ禍の映画業界を応援するために本作を作った入江監督もカッコいい。映画は社会を変えられなくても社会に立ち向かう勇気をくれることを教えてくれた一作。
第2位 サマーフィルムにのって
時代劇マニアの女子高生が自主映画に挑戦する青春映画。バカにされても自分の好きを貫く主人公がカッコよく、変わり者ばかりの仲間達もリア充なライバルさえも最高に魅力的。初期衝動が未来を作るというメッセージが映画から飛び出してくるようなラストに心から感動した。
第3位 ベイビーわるきゅーれ
女の子二人組の殺し屋に、こんな凄いアクション女優さんが日本にいたのか!と心から感動しつつ、脱力した日常会話の可愛さとのギャップも最高で、さらにバイトも人付き合いも苦手という描写に心から共感し、そんな二人の友情に熱くなる。色んな意味で面白さしかない一作。
第4位 街の上で
下北沢の若者達がそれぞれ恋愛や友情、自主映画制作などで意外な形で繋がっていく様子をコミカルに描いた青春群像劇。特にリアルなすれ違い会話の面白さには声を上げて笑いました。ただ面白いだけでなく人間への愛おしさを感じる優しい映画。群像劇が得意な今泉監督の最高傑作なのでは。
第5位 本気のしるし
親切だけど優柔不断な男性が、出会う男達を狂わせていく女性を助け、翻弄され続けながらも惹かれ合っていく。主人公の本気を試すようなキリキリした緊迫感に引き込まれ、8話のドラマを再編集した4時間があっという間。ボロボロになっても本気の愛を貫くラストに心を動かされました。
第6位 燃えよデブゴン TOKYO MISSION
最強のアクション俳優ドニー・イェンが特殊メイクでまさかのデブ警察に!でも太っても熱血な彼はヤクザの麻薬抗争を追って香港から日本へ、縦横無尽の大活躍!最高にテンポのいいアクションとギャグが最高に爽快なエンターテインメント。これぞ映画の多幸感。
第7位 偶然と想像
3作の短編オムニバス。偶然の出会いから意外な方向に進む物語や、静かな会話の中で丁寧に少しずつ描かれる登場人物達の気持ちの変化から最後までまったく目が離せない面白さ。会話劇っぽい会話も印象的で、それは本音と演技の狭間で生きる人間の本質を描いているのかなと感じました。
第8位 いとみち
青森の内向的な女子高生がひょんなことからメイド喫茶で働き、仕事や人間関係に苦戦しながらも次第に自分とも家族や友達とも素直に向き合い、三味線という道を見出していく成長を描いた青春映画。派手さは何もないけど、迷いながらもひたむきに生きる駒井蓮さんが素晴らしすぎたので。
第9位 全員切腹
疫病が流行し井戸に毒を入れたという噂で人々が殺されるという日本の負の歴史を風刺した設定。無実なのに犯人に決めつけられ切腹を命じられる侍が権力者に放つ怒りの言葉が時代を超えて胸に刺さる。窪塚洋介の熱演が凄まじい。現代社会と本気で戦うパンク精神を思い出させてくれる一作。
第10位 あのこは貴族
中流家庭と富裕層、同じ町で暮らしていても生きる階層が違えば常識が違い分かり合えない社会の現実を描きつつ、時には階層を超えて分かり合える可能性までも描いた意欲作。貧困層の生きづらさから格差社会を描いた映画が多い中、富裕層の生きづらさを描いた映画は新鮮でした。
以上のベスト10になりました。
ちなみに、せっかくなのでベスト50くらいまで出してみました。
第11位 まともじゃないのは君も一緒
第12位 ひらいて
第13位 梅切らぬバカ
第14位 アンダードッグ
第15位 サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ
第16位 PLAY 25年分のラストシーン
第17位 BLUE ブルー
第18位 ノンストップ
第19位 ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結
第20位 ブータン山の教室
第21位 彼女の好きなものは
第22位 猿楽町で会いましょう
第23位 映画大好きポンポさん
第24位 パーム・スプリングス
第25位 浜の朝日の嘘つきどもと
第26位 すばらしき世界
第27位 ボクたちはみんな大人になれなかった
第28位 けったいな町医者
第29位 JUNK HEAD
第30位 空白
第31位 唐人街探偵 東京MISSION
第32位 シャン・チー テン・リングスの伝説
第33位 リル・バック ストリートから世界へ
第34位 FUNNY BUNNY
第35位 馬三家からの手紙
第36位 恋するけだもの
第37位 マリグナント 狂暴な悪夢
第38位 二重のまち/交代地のうたを編む
第39位 夕霧花園
第40位 はるヲうるひと
第41位 海辺の彼女たち
第42位 過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家森山大道
第43位 ラストナイト・イン・ソーホー
第44位 子供はわかってあげない
第45位 うみべの女の子
第46位 フィールズ・グッド・マン
第47位 ジョゼと虎と魚たち
第48位 迷子になった拳
第49位 護られなかった者たちへ
第50位 Bittersand
真面目にベスト100くらいまで出そうと思ったけど、これ以上は大変なのでやめました。
で、51位以下は中略するとして…
せっかくなので、ワースト5も考えてみました!
ワースト5位 らいか ろりん すとん IDOL AUDiTiON
WACKのアイドルオーディションを追ったドキュメンタリー。芸能界の厳しさに挑戦する女の子達や運営の奮闘に今まで感動してきたシリーズでしたが、流石にもうこういうものを面白がるのは自分は限界です。売れないといけない現実、そのためには時に過激な手法も必要ということは理解できる、けど、さすがにやりすぎ。
ワースト4位 HOKUSAI
北斎の生涯を描いているけど、起こる出来事の一つ一つが最初は面白そうなのに特に深く掘り下げることもなくさらーっと進んでいくので、映画というより北斎のダイジェストを見せられたようで何も心に残らなかった。柳楽優弥、田中泯、阿部寛、永山瑛太、いい俳優ばかりなのに勿体ない!
ワースト3位 花束みたいな恋をした
サブカルの趣味が合って惹かれ合ったカップルが現実の厳しさの中で別れていく、という物語は理解できるんだけど、2人の台詞がすべて表層的で全然サブカル好きにも恋をしているようにも見えず何も心に残らなかった。俳優は悪くない。共感できる人だけを狙ったような脚本が悪い。
ワースト2位 妖怪大戦争ガーディアンズ
前作「妖怪大戦争」の、人間や妖怪達の生き生きとした存在感、アクションやギャグへのこだわり、ツッコミどころ満載でも突き進むエネルギーが皆無で、無駄に豪華な俳優達が面白くないことをしまくるだけの映画。どうした三池監督、「ポリス×戦士ラブパトリーナ」の方が100倍面白かったぞ。
ワースト1位 めぐみへの誓い
横田めぐみさんの拉致問題という非常に重い題材を扱いつつ、北朝鮮の内情を推測だけで捏造し日朝問題のすべての責任を北朝鮮側に擦り付ける最低のフェイク&ヘイト映画。日本の差別感情を煽ることで国交が悪化し拉致問題も解決に向かわないと思うので本当に最低な映画だと思います。
はい、こんな感じの映画ランキングとなりました!
しかし、このままワーストで終わるとなんか後味が悪いので、特別賞を発表して終わろうと思います。
というのも、この映画ランキングは、2021年に公開された新作映画という条件で行っているので、今年再上映された過去の映画は除外していまして、じゃあその除外された過去の映画の中で最高だったのは何かというと…
特別賞 「エースの中のエース」(ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2.)
フランスのアクションスター、ジャン=ポールベルモンドのことは「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」で初めて知りました。ベルモンドの映画は、時にシリアス、時にコミカルなアクションがどれもカッコ良くて最高だけど、今作は戦争の悲劇を喜劇に変える映画の力に涙が出るほど感動しました。
以上です!2022年も素敵な映画に出会えますように!