舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

雪の上に巨大な落書きをしてみた。

2021-02-08 22:14:12 | 


2/8(月)、朝から雪が薄く積もっていたので、近所のパチンコ屋の駐車場で雪の上に落書きをする遊びをしていました。
近所のパチンコ屋には立体駐車場があるのですが、2階まで車が来ることはほとんどなく、完全にきれいな雪のまま残っていたんですよね。





さらに描き加えて、流れ星に乗っているぽちの絵に!
雪の上にスコップで描いています。





何が面白かったって、僕が絵を描いているとは気付かずにおじさんがバイクでやってきて絵の上に駐車していたことでした。
そこの駐車場は景色がいいんですけど、おじさんは写真を撮りにきていたようでした。




少し話したら仲良くなって、最終的におじさんは僕の絵の写真も撮っていました。まさにアートの中心は新潟市西区!
そして二人ともパチンコ屋を利用していない!(朝に来ると体操をしているおばさんもいます)







せっかくなので、最初に描いた試作品2枚も。
雪が薄い場所に描いたから途中で雪が溶けて絵が消えてしまったり、バランスが難しくてカメラに収まらないくらい大きな絵になってしまったりしました。



他にも色々な落書きをしました。





猫の顔。





踊る猫、がちゃまる。





ロボット。





Twitterの鳥。







朝からこんな感じで雪の上に絵を描いていたら、気付けばお昼になっていました。
駐車場から見える景色も、雪が降ってるところが少しずつ移動していく…





雪の上に絵を描くのはずっとやりたかったことだったのですが、思ったより難しかったけど楽しかったです。
実はここ最近ずっと鬱だったのですが、雪の上に落書きをしたら本当に元気が出たので、やっぱり自分には絵を描くことで気持ちを表現したりすることが必要なんだなと感じました。





夕方にまた来てみたのですが、すべて消えていました。
あの絵はもうこの世には存在しないと思うと儚いですが、誰にも迷惑かけませんからね!エコです!







ところで、どうして僕が雪の上に絵を描いたのかというと、1960~70年代に活動していた新潟現代美術集団GUNという人達が、冬の新潟で信濃川の河原の雪原を巨大なキャンバスにして描いた作品が中学の美術資料集に載っていて、子供ながらに気になっていたんです。
9年前の2012年には、長岡の新潟県立近代美術館で「GUN ―新潟に前衛(アバンギャルド)があった頃」という企画展も開催されて見に行ったんですけど、画廊や美術館に止まらず町中に飛び出して作品を作ったりパフォーマンスを行ったりする行動力や、新潟にこんな人達がいたのかと感動しました。

また、GUNが活動していた1960~70年代はまさに日本で学生運動が盛んに行われた時間で、実際、彼らも根底には反戦思想を持って活動していたそうで、自分が生まれる前の時代だけど、この時代のカウンターカルチャーが好きなんです。
最近サブカルに関する本を読んで、かつてのカウンターカルチャーがバブル以降にサブカルチャーとなり今のオタク文化となっていく変遷を知ったのですが、やっぱり僕はサブカルチャーよりもカウンターカルチャーが好きだと思ったし、中学の頃にGUNが好きになったあたり、当時から多分そういう人間なんだと思うんですよね。

なので、自分も作品を作ったり活動をしたりする時も、そういうカウンターの姿勢をどこかに持っていたいなという気持ちがあり、平和思想、反戦思想は忘れずにいたいなと思います。
そんなわけで、雪に巨大な落書きをしたのも、僕がずっとやりたかった夢だったんです。来年の冬もできますように!
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