演技力以前に必要な知識もある。

お久し振りです。日曜以来の更新。
ここ数日間も色々ありました。

まず、20日の日曜に劇団山脈見に行きました。
今回、山脈さんは2週間公演ということで2週間の稽古だけで作った芝居だったんですが・・・

いやーたまげました！
2公演あったんですが、どっちも文句なしに面白い！
多分あれは誰が見ても面白い！
認めたくないけど、3ヶ月稽古した僕の出演した芝居より2週間稽古した芝居が面白いってどういうことだよ！

そんな訳で俄然芝居に対するヤル気が出て来たところです。
で、21日（月）はインプロの稽古があって、22日（火）に本番でした。

今回のインプロライブでは、新たに「エンダウメント」というゲームをやりました。
エンダウメントのルールは、まず1人が会場の外に出て、その間に残りのメンバーでキーワードを3つ決める。
外に行ってた1人が戻ってきたらインプロを開始し、芝居中にその人がキーワードを自然に言えるように、残りのメンバーは頑張る、というものです。

で、そのキーワードを当てる役になった俺。
外に出る前に俺が、「やっべ、俺、外に出なきゃー！」
と言いながら大袈裟な演技で耳をふさいで出て行ったら、言われました。

「アイツは昭和の遺伝子を受け継いでるな」

・・・褒め言葉として受け取っておきます。

そして始まるインプロ。
俺以外の2人が「雨すごいね」「それにしてもアイツ遅いな」といいつつ雨宿りしているところに俺、登場。

コバくん「おい、雨の中水びたしじゃないか」
俺「ゴメン、俺傘忘れちゃって」

すると、観客席から鳴り出す拍手。
このゲームではキーワードが出たらお客さんが拍手をすることになっています。

あまりの嬉しさに俺が、「そう、傘忘れちゃって」と繰り返すと、
コバくんから「2回言わなくていいよ」とすかさずツッコミが。

その後、3人で飲みに行くという展開だったのですが、

NAOさん「何頼む？」
俺「取り敢えずビールにします？」
コバくん「ビールだけど、どのビールにする？」
俺「ああ、生中っすか」
コバくん「ああ、生中もいいんだけどさ、俺もっと違うビールが飲みたいな」

と、まあこの辺にキーワードがあるぞって感じになって。

コバくん「ギネスとか・・・」
俺「あ、ギネス？あ、ドイツとかのビール？」
コバくん「いや、もっとこう色のあるビールって言うか・・・」
俺「黒ビールとかですか？」
コバくん「そう、黒ビールなんだけど、もっと・・・」
俺「あ、茶色いビール？いや、ていうか黄金の？寧ろ緑の瓶に入った・・・」
コバ「そういうことじゃないよ！」
NAOさん「周りに貼ってあるポスターとか見て頼んだらいいかも」

これは大ヒントだ！
と、見回して、色んなポスターを読み上げるも、正解のキーワードは出ず・・・

コバくん「取り敢えず飯食うか・・・」

諦めたーーー！！！
と思ったら、2つ目のキーワード「カレー」はすんなり登場。
残るは1つ！！
分かってること：ビールっぽい単語って事だけ。

コバくん「アサヒのビールとかいいよな」
俺「スーパードライとか！あ、やっぱり普通に生中で？でも、キリンとかサッポロとかサントリーとかも・・・」
コバくん「いや、俺はアサヒが飲みたいな！」
俺「アサヒの、生中ですか？」
NAOさん「そう、なんだけど、もっとこう色が・・・」
俺「あ、黒ビール！え、黒ビールじゃない？黒ビールじゃない・・・生ビール？」

とかグダグダやりつつ、3つ目のキーワードが出ないまま終了。
気付くと俺はかなり汗だくに。

「な、何だったんですか！？」と答えを聞くと・・・

『黒生』

NAOさん「黒生のポスターちゃんと貼ってあるんだよ！」

見ると、壁には「黒生」と大きく書かれたポスターが。
な、何故気付かなかった俺！？
「黒ビールの生ビール」とまで言ったというのに！！

どうやら俺の脳内に「黒生」という回路は存在しなかったらしいです。
「黒生」という単語、今まで一回も使ったこと無かったんですね。

と言うか、ぶっちゃけると「黒生」という単語の存在をこの時に始めて知りました。
勉強になりました。