11/26(日)、劇団blueジーンズ「女たちのパイレーツオブ日本海」を見てきました。
劇団blueジーンズは毎年11月くらいに無料の演劇公演をしていて、最初は万代市民会館だけだったのが最近は色々な会場をしているのですが、僕が観に行ったのは横越地区公民館でした。
初めて行く会場、というか横越に行くこと自体が初めてだったのでちょっとワクワクしました。
ただ、朝の10時開演というのが早過ぎて起きられないか心配でしたが、なんとか間に合いました。
さて、僕は劇団blueジーンズさんには、12年前の2011年に一度だけエキストラとして出演してことがあり(これが僕の新潟で初の舞台出演)、それが中年女性の欲望の開放という攻めすぎなテーマの演劇!
それから何度か観に行きましたが、基本的にオバチャンたちがハイテンションでボケまくるというハチャメチャな演劇ばかりで、今回もそういう演劇だと思っていたのですが…
なんと今回の演劇は、渋谷ホームレス殺人事件という実際の事件を題材にしていたのです!
ホームレスの女性が殺害されたこの事件は「夜明けまでバス停で」など映画の題材にもなってきましたが、まさかこんな社会問題に切り込むとは…
本作では、殺害されたホームレスの女性はもともとは女優を夢見ていたという設定になっていて、夢を持った女性が貧困、差別に苦しみ、命を奪われる重さを描く。
その一方で、とある金持ち一家やそこで働く家政婦の女性達も描かれるのですが、次第にその二つの物語が繋がっていき、貧富の差によって分断されている貧困層と富裕層も、実は同じ世界で生きていることを伝える。
しかも、その金持ち一家の主人がかなりわがままな人間として描かれるのですが、その主人がおそらく火災で亡くなると思われる場面が描かれる。
ここで、女性の登場人物が悲しみよりも解放感を感じるという展開になっていて、これは大丈夫なのか?と思えるほど攻めた内容になっていてびっくりしました。
今回はこんな重い内容なのか?と思って見ていると、唐突に登場する「陸のパーレーツ」を名乗る女性たち。
彼女達は暴力を振るうのではなく、社会の悲しみを奪い取っていく海賊。
そんな彼女達は「暴力に立ち向かう必要はない!つながること!逃げ切ること!生き抜くこと!」と力強く訴えかける。
そしてハイテンションで踊りながら、反暴力を訴えかけ、それが前半の渋谷ホームレス殺人事件へのカウンターとなる。
そんな感じで、なかなか予想外の展開の演劇でした。
しかし、女性達の行動力と反暴力を訴える力強さは感じたので、観られて良かったです!
会場は初めての横越地区公民館。
隣には横越総合体育館。
そして道路の向かいにはよこごし公園。
景色のやたらといい公園でした。
近くには大型ショッピングセンターもあり、ここらへんが横越の中心なのかもしれません。
そんな中、「交通ルール、あなたが守ればみんな幸せ」の標語を発見!
こちら、なんと乙女座長☆銀河団のももはさんの姉でマネージャーのみのりんが子供の頃に作ったという、まさかの裏話が!横越へ。
初めての横越でしたが、新潟バイパスから紫竹山インターで亀田バイパスに乗り換えるとすぐでした。
帰りはそこから亀田バイパスではなくて、まっすぐ北に向かうと、ちょうど竹尾インターに出るんですね…そんな感じで横越日帰り旅行を満喫した日曜日でした。
今日は11/26(日)に書き残してきた劇団blueジーンズと横越の日記を書きました。
11/27(月)の日記は、また次のブログに…
11/29(水)、「月刊おはなし図鑑」第59回。
「【お知らせ】トークイベント「月刊おはなし図鑑」第59回 ゲスト:よしこ(月刊おはなし図鑑 元相方)[11/29(水) 19:30 ぺがさす荘]」
本番までのカウントダウン!
11/27(月)、本番2日前は、Kaffaパルムから。