糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

甘楽郡めぐり

2012-06-20 | 日記

 甘楽郡といえば、甘楽町、下仁田町、南牧村があります。

 甘楽町と南牧村には日本共産党の議員がいますが、今日は山田くにひこ甘楽町議と一緒に、甘楽郡をめぐり、町村長と町村議会長、教育長のところや、党員のお宅を訪問しました。

 

 甘楽町では商工会の事務局長と懇談ができました。TPPや消費税の問題、子育ての問題など、話題は多岐に渡り、事務局長は熱心に思いを語ってくれました。

 中小業者も農家も消費者も、みんなが息を吹き返せるような政治にしてもらいたいと、熱いご意見をいただきました。

 

 南牧村では、浅川よしのぶ村議の地元地域で街頭宣伝を行いました。と、正面で高齢の女性が椅子に座ってご休憩。のどかな雰囲気のなかで、「消費税の増税なんて許せません!」などとやったわけです。

 演説を終えて、その方と対話をさせていただきました。「消費税が上がるのは、物価と関係なしに値上げということ。頭に来る」とのこと。「でも、消費税上げずに、お金はどうするんだ」とも。大企業や富裕層に、相応の負担をしてもらおうという考え方だとお話しすると、「なるほど」と納得していただいた様子。握手を交わして村をあとにしました。

 

 下仁田町では教育長にお会いでき、しばし町議会のことなどで懇談。

 

 途中で立ち寄った食堂では店主と話に。山田町議はこの店の餃子がお気に入りだそうで、私も注文しました。確かに美味しかった~。

 街頭宣伝のときには、通りかかる車の中から手をふってくださる人もいて、地方議員や地元党支部のみなさんの日頃のがんばりがうかがえました。

 

 


好きなもの

2012-06-19 | 雑想

 私の宣伝物に「趣味」を書いています。「写真・カメラ、自転車、キャンプなど」。

 「写真・カメラとはどういう意味か」と訊かれることがあります。何のことはありません。自分自身、写真を撮るのも好きなのですが、カメラも好きなんです。カメラを使うために写真を撮り、現像がしたくて写真を撮る、と言ってもあながち間違ってはいないかもしれません。

 モノクロフィルムを機械式フィルムカメラに入れて、街をうろつき、目についたものを撮影する。そんなスタイルです。ちなみに、オートフォーカスなんてもの、付いてません。今や中判カメラ(国産。現在は存在しないメーカー)にも手を出してしまう始末です。

 デジカメが当たり前のように使われるようになりましたが、これとて大手メーカーのひとつの戦略。フィルムカメラとデジタルカメラを、単純に時代のものと割り切るには少々無理がある、と私は思っています。フィルムもフィルムカメラも、今後もずっと作り続けてほしいものです。

 とはいえ、暗室を持たない私。フィルムの現像まではやりますが、写真にするのには、フィルムをスキャナで読み込んで、パソコンで加工、修正を加えるなどの作業をしています。

 本当の写真好きからすれば邪道かもしれませんが、写真への親しみやすさとしては「アリ」でしょう。

 

 自転車は、最近ちまたでもよく見かけるようになったロードバイクに乗っています。気持ち良いです。実用性には難がありますが、細いタイヤが軽く回る気持ち良さはなかなか。

 

 キャンプも好きです。ただし、あまりごちゃごちゃとものが溢れかえるようなものでなく、地味なやり方が好きだったりします。もっと正確に言えば、キャンプも好きですが、キャンプ道具を使うのが好き、というのが本音かもしれません。

 

 趣味というのは、人間を豊かにすると私は思っています。人間の発達の多面性というか、多様な可能性が趣味を通して垣間見えるようで、楽しいのです。

 趣味であれば、勉強もしますし(しかも「勉強」なんて自覚もなく)、同好の士との交流で成長もします。やっぱり趣味、とくに想像力や創造を伴うような趣味をもつのは良いことだと思いますよ。

 

 なぜ唐突にこんなことを書いているのか?  それは、今日は一日中会議だったから、活動ネタがねえ...。


これからの問題と今目の前にある問題

2012-06-18 | 日記

 今日は朝から「さようなら原発 群馬郡の会」の会議に参加させていただきました。というのも、原発の問題、放射能の問題をきちんと勉強する必要を感じたからです。

 なにやら難しそうな顔をして書類を見ていますが、じつは、この会のみなさんが、先日榛名湖周辺の地域を、放射線測定してきたときのデータを見ているんです。

 先日、東吾妻町で行動した際、現地の党支部の皆さんと懇談し、原木しいたけの被害などをうかがっており、それなりに放射線量も高い数値で推移しているとは聞いていたのですが、榛名湖の東吾妻町側と旧榛名町(現高崎市)側とで、出ている数値がけっこう違うんです。

 で、話を聞けば聞くほど、福島第一原発の事故が尋常でなかったことを思い知りました。

 大飯原発の再稼働をめぐって、国民世論と国政の激しい綱引きがされています。これからのことを、今の状態から学べば、普通は再稼働なんて考えられません。

 しかし、国民の願いとは反対の方向へ舵が切られようとしています。福島第一原発事故による放射能被害を、数十年後の未来に、今の誰が「大丈夫」と言えるのか。はなはだ無責任ではないでしょうか。

 この会議に参加させていただき、改めてとりくみ方を考えなければと思いました。

 

 午後は榛名地域であちこちを訪問。先の「会」の学習会に参加してくださった住民と対話ができました。「本を読んで、それまで無関心だったけど、本気で原発をなくさなきゃと思うようになった」と、今の原発問題におかんむり。ごもっともです。

 さらに「民主党も自民党も公明党も、この件に関して、私は信用できなくなった。私の考えは、日本共産党の主張と同じです。がんばってください」と熱い激励もいただきました。

 新生会の理事長ともお会いでき、しばし懇談しました。はっきりとモノを言う方でした。「今の政治は本当にどうしようもない。民主も自民もだめとなったら、あとは弱小政党しか残らないでしょう」と。確かに日本共産党も議席数は少ないので...。

 「だからこそ、『今度は日本共産党に』と言っていただけるよう、こうして行脚してるんですよ」と話すと「ごもっとも。ぜひがんばってほしい」とここでも熱く激励されました。

 夕方には、4区のはぎわら貞夫氏と一緒に、イオン前の交差点で街頭演説を行いました。平日の5時前とあって、通過する車は数あれど、お買い物のお客さんはそれほど多くはなく、ちょっと残念でしたが(主にはぎわらさんの方が)、話の上手なはぎわら氏と一緒に演説する方が大変なプレッシャーでした。はぎわらさんは消費税と原発問題を中心に。私の方は若者の雇用の問題や子育て世代の問題を原発、消費税とからめて。

 このイオン、4区と5区の境界近くで、立地は5区なのですが、4区からのお客さんも相当な数があり、合同でやるにはちょうど良い場所なんです。


民主主義って

2012-06-17 | 雑想

 「民主主義ってめんどくさい」とは、私の知り合いの青年の言葉です。「めんどくさい」という表現がどうかはともかく、民主主義の一面を見事に言い当てた言葉だと私は思います。

 

 民主党と自民・公明の3党で、使途も定まらないまま消費税増税の合意が形成されました。「密室での談合」と呼ぶにふさわしい、主権者である国民を愚弄する行為ではありませんか。

 自民党は民主党を「何も決められない政党」だと批判します。自らポスターに「決める、進める、自民党」なんてコピーも出しています。

 でも決まりさえすればいいのでしょうか。国民の声がどうあれ、日本の行く方向がどうあれ、決まりさえすれば?

 

 もうひとつ。橋下「維新の会」が人気のようで。

 自民に嫌気がさして民主党に期待したが、これが大失敗だった。とはいえ、自民党に戻るには、自民党があまりに無反省だ。そう思っている方は多いはず。「じゃあどこに期待すれば?」...それはもちろん、日本共産党へ!...と声を大にして言ってみても、なかなか届いていないのが現状です。残念ながら。

 模索をしつつも、どうすれば世の中が良くなるのか、閉塞感を持つ中、「決断できる人」が現れると、この人が何をやろうとしているのかは二の次に、「何かやってくれそうだ」という期待感を持つようです。

 しかし、「何か」が何でもいいのでしょうか?そして、物事を決定するのが一人で、その一人に任せちゃえばいいのでしょうか?

 歴史はそうは語っていません。安易に誰かの「決断力」に頼っている場合ではありません。みなさんの思いがどこにあるか、その多様な思いをぶつけ合って、前向きに世の中を動かして行くこと。これが民主主義であり、人類が歴史の中で培ってきた知恵ではありませんか。

 だれかに任せてしまうのは楽かもしれませんが、面倒でも自分の考えをもち、それを社会でぶつけあうことが、世の中を前に進める大事な要素ではないかと私は思います。


土地ごとの難問

2012-06-16 | 日記

 昨日は一日お休みをいただきました。が、青年・学生の置かれている実態をもっと生の声で知りたいと思い、午前中は民青同盟の群馬県委員長とお話をしました。

 青年の意識やとりくみ、生き方に変化が起こっているとは言え、社会的に置かれている状況の厳しさは相変わらずで、若い人たちが「みんなで集まって力を合わせて社会を動かす」こと、またそれが可能なことを知ってもらいたいと、改めて感じました。

 

 さて、今日は東吾妻町の金澤町議と一緒に、東吾妻町内3カ所で街頭演説を行いました。小雨の降る中でしたが、宣伝の間は幸い雨もなく、傘をさすこともなく宣伝が出来ました。

 駅前での宣伝では、党支部のみなさんが「ダイジェストパンフ」(消費税増税に頼らずに社会保障の再生、充実と財政危機打開の道を示した、わが党の「提言」)を配布しているのが見え、思わず力が入り、入ったとたん、しゃべりが変になりました...。

 大きなスーパー前では、人の行き来もそれなりにあり、ちらりとこちらをうかがう人、遠く離れた店舗入り口付近で、こちらをずーーっと見て、演説を聴いている様子の人などが見え、適度な緊張を伴いながらの演説となりました。

 車での移動中、金澤町議がもともと木工職人だったことや、苦手な分野での話で意気投合。モノを作ることへの思いはともかく、苦手なところで意気投合して良いものかと、ちょっと思いましたが、まあ、それはそれとして。

 

 東吾妻支部の会議にも参加させていただき、東吾妻町の放射線量の話や原発事故を巡っての話、とくに、しいたけの栽培に関わる農家の方の苦悩や、「いのしし」を狩って、その肉で地域の産業を興そうとしていたのに、イノシシが被曝してしまった話などをうかがいました。

 群馬5区は、面積でいえば、群馬県のおよそ1/3ほどの広大な地域が選挙区です。それは人口密度が低い山間部であることを意味します。

 この地域に、八ツ場ダムはもちろん、高い放射線量の問題、過疎や高齢化など、土地ごとに抱えている難問も多く、「もっと日本共産党に力が欲しい」と切に感じました。

 

 そのあと、夕方には渋川市内に戻り、今度は党支部のみなさんと一緒に「しんぶん赤旗」の購読をすすめに訪問。2軒のお宅で購読を約束していただきました。

 その後、高崎の西毛地区委員会の事務所へ行くと、激励のメールが事務所に届いていました。不当な雇い止めを撤回させ、直接雇用を求めて奮闘している若い方からでした。感激です。同時に、期待の声に応えられるよう、もっと精進しなければ、と思いました。