花咲がホテルで合コンしていると、別の会場では相馬が大学の同窓会に出席していた。「青井じゃないか! 久し振り!」「何年ぶりかな?」「もう10年か」相馬は青井と再会した。今は独立してデジタルブルーという会社を立ち上げていた。さらに、「久し振り、かわらないのねぇ」相馬は元妻の由美とも再会していた。その後、合コンで惨敗した花咲がホテルで女友達と別れたところで、同窓会帰りの相馬と由美に出くわした! 場所が場所だけに勘違いする花咲!「おめでとうございますぅ」慌てる相馬を仰々しく祝い、「私、相馬さんの単なる部下のっ! 花咲です」と由美にも挨拶する花咲。「あたし、相馬の元妻です」「あ~、元? 元妻?!」1度流そうとして驚く花咲だった。
後日、青井から電話で相馬に融資の相談がきた。「これも何かの縁だからな」「ありがたい、ウチにとっても嬉しい話だよ」二人は親しげに話し、相馬は松木を青井に紹介することにした。しかし、青井は松木に渡す決算書に偽造を施していた! 一週間後、そうとは知らない松木は5億の融資が決まりそうだと花咲の実家の店で素直に喜び、花咲の父に前祝いと好物のだし巻き卵を出され、「う~ん、美味しいです!」と益々上機嫌になっていた。また松木は上に上げる前に稟議書を相馬に見てほしいと頼んできた。「仕方ないな、俺でよけりゃ見てやるよ」相馬は引き受け、花咲は「意外と尊敬されてるんですねぇ」などと感心していた。
経費の判断が難しいIT企業で他行と分担もしないという話しに、相馬はやや戸惑った。相馬は松木を応援して送り出したが、花咲と二人になると、調べ直し始めた。デジタルブルーの現メインバンクからの融資額が減っていなかった。開発型企業は業績がよくなると融資は減るものだが、稟議書にあった業績は良いのに融資額は変わっていない。
2に続く
後日、青井から電話で相馬に融資の相談がきた。「これも何かの縁だからな」「ありがたい、ウチにとっても嬉しい話だよ」二人は親しげに話し、相馬は松木を青井に紹介することにした。しかし、青井は松木に渡す決算書に偽造を施していた! 一週間後、そうとは知らない松木は5億の融資が決まりそうだと花咲の実家の店で素直に喜び、花咲の父に前祝いと好物のだし巻き卵を出され、「う~ん、美味しいです!」と益々上機嫌になっていた。また松木は上に上げる前に稟議書を相馬に見てほしいと頼んできた。「仕方ないな、俺でよけりゃ見てやるよ」相馬は引き受け、花咲は「意外と尊敬されてるんですねぇ」などと感心していた。
経費の判断が難しいIT企業で他行と分担もしないという話しに、相馬はやや戸惑った。相馬は松木を応援して送り出したが、花咲と二人になると、調べ直し始めた。デジタルブルーの現メインバンクからの融資額が減っていなかった。開発型企業は業績がよくなると融資は減るものだが、稟議書にあった業績は良いのに融資額は変わっていない。
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