羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダードライブ 1

2015-08-18 22:02:22 | 日記
「お前も予想しなかったアクシデントだったんじゃないか? お前が美鈴さんを病院に運んだのは彼女を目覚めさせる為! 無差別に誰かを傷付ける悪意は無かった」進ノ介の推理に、メディックは語り出した。「グローバルフリーズ直後、まだ人間の姿を持たなかった私は」傷付いた下級ロイミュード体の姿で街をさまよっていたメディックは路上で薔薇の花を散らし、瀕死の状態の美鈴を見付けた。「死なないで!」何かに向かって叫び、気を失った美鈴の意識と共鳴したメディック! 美鈴をコピーし人間体を手に入れ、自身の傷は一瞬で回復した。
「その瞬間! 私は彼女の心を知った。自分の命より、愛する者を助けたいという強烈な意思を」当時、不思議に思っていた『愛』の感情。「私は混乱した! この感情をもっと調べねばッ!」メディックは美鈴の傷を治療した。「命を救った。純真な愛によって、生み出された力で!」後に白いメディックとなり、笑顔で傷付いたハートの前に現れたメディックはプロトドライブに破れたロイミュード達を修復させた!「でもその力は同時に、治癒した相手の感情を私の中に刻み込む副作用がっ、治した数だけ彼らが人間から得た感情が、私の心に刻み込まれた!」体を震わせ、少しずつ看護衣風のドレスが黒く染まっていったメディック!
「恨み、妬み、憎しみなど、ドス黒い感情が!」そして黒い看護者、メディックが誕生した。「仲間すら冷酷に切り捨てる、悪魔となった」言い捨てるチェイス。「もう、完全に消えてしまいましたわ! この力を与えてくれた、大切な感情が」「いや、消えてない。そう気付いたんだろ?」動揺するメディック。(ロイミュードにも誰かを愛する気持ちがある)進化ソース事件時、進ノ介に言われていた。「だから美鈴さんを目覚めさせようとした! 彼女が心を取り戻せば、お前も取り戻せると信じて」
     2に続く

仮面ライダードライブ 2

2015-08-18 22:02:14 | 日記
だが、美鈴は五十嵐では目覚めなかった。進ノ介は協力を申し出た!「え?」戸惑うメディック。「進ノ介! 何を言っている?!」警告するベルト。「奴の超進化を招くことになるんだぞ?!」チェイスも警告した。「メディックの為だけじゃない! 美鈴さんや、被害者達を救う為だ」「いやぁ、それには及ばない」突然、下位ロイミュード体の蛮野が現れた!
「お前は?!」「そう、蛮野博士」ブレンが手引きしていた。「ロイミュードの体を手に入れたのか!」警戒するベルト!「そうさクリム、見るがいい。変、身!」蛮野は金色のドライブに変身した!!「これが超進化を遂げた私の姿だ! これからは、ゴルドドライブと呼べ!!」言いにくい呼び方を強要してくる蛮野! 進ノ介とチェイスはそれぞれタイプトライドロンとチェイサーに変身した!! エネルギー弾で吹っ飛ばされる進ノ介とチェイス! そのまま2対1での格闘となり、押される進ノ介達だったが経験値の差からか、徐々に攻勢に転じる進ノ介! 意外と柔らかいゴルドドライブ!
「よし、一気に決めるぞ進ノ介!」自分で殺る気のベルトは進ノ介と主体の交代をして決めに掛かろうとしたが、蛮野は剛にも使った相手の武装やシフトカー等をデータ化して奪う能力を用いてシフトトライドロンを奪った! 進ノ介はタイプスピードに弱体化し、ベルトも主体を保てなくなった。「フンッ」シフトトライドロンを捨てる蛮野! 進ノ介はドア銃、チェイスはブレイクガンナーで応戦したが、二人の銃も蛮野の能力で奪われた! ドア銃を使って頭上にエネルギー球を作り、爆散させエネルギーの散弾を降らせた!「うぁあッ!」「のあぁッ!」進ノ介とチェイスは変身を解除された!!
鼻で笑って奪った銃を捨てる蛮野。「一緒に来い」メディックに迫る蛮野。「信用できませんわ!」
     3に続く

仮面ライダードライブ 3

2015-08-18 22:02:05 | 日記
「メディック、蛮野博士は私達の心強い味方。協力者です」「ベース感情の初期化、及び増幅。私なら容易い作業だ」誘う蛮野。「メディック! お前はそれでいいのか?!」進ノ介はよろめきながら言った。「今回は試運転というところだ。また会おう」蛮野、ブレン、メディックはデータ化され、姿を消した。
「奴は俺達の父親どころか、人間ですらなかった!」ドライブピットで吐き捨てる剛。チェイス、進ノ介、ベルト、霧子もいた。「やっぱり、倒すしかないんですね?」霧子はベルトに問うた。「辛いだろうが、それが現実だ」ベルトは答えた。捜査は再開され、進ノ介は美鈴が通っていたバレエ教室に向かった。美鈴はやはり将来有望なダンサーだった。しかし、五十嵐は恋人ではなく、むしろ嫌っていたという! さらに西城からの連絡で、五十嵐は借金を抱え、一年前、バレエ教室の運用資金を横領した形跡があることがわかった!「羽鳥美鈴が失踪した時期と一致する。まさか」進ノ介が予感し、バレエ教室の外へ飛び出してゆくと、ちょうど犬の鳴き声を聴いた。バレエ教室の方を振り返った進ノ介は、『彼』を見た。
高台に五十嵐はいた。美鈴の車椅子を押し、高台への階段の最上段の際に向かっていた。「この1年間、ずっと気が休まらなかったよ。なぜだと思う?」美鈴は答えない。無表情で座り黙って、車椅子を押す五十嵐のなすがままになっている。「あの『犬』が無傷で帰ってきたからだよ」際まできた!「でもそれも、今日で終わりだ。今度こそ、君は『事故』で死ぬ」笑う五十嵐が表情を変え、車椅子を突き落とそうとしたその時、「そこまでだ!」背後から進ノ介と追田が現れた!「恋人のフリをしてこの機会を狙っていたのか?」「何の話ですか? 僕はただ、彼女と」「惚けても無駄だ! お前の横領の証拠は全て押さえた」
     4に続く

仮面ライダードライブ 4

2015-08-18 22:01:57 | 日記
進ノ介は五十嵐が横領に使った口座情報? のコピーを提示した。五十嵐は一旦離れた美鈴の元へ向かおうとしたが、霧子が立ちはだかった!「前にここにいた時も彼女の命を!」前回姿を消したのもメディックの仕業ではなかった! 笑う五十嵐!「そうだ! だってこの女、告発するって言ったんだ! だからあの夜」五十嵐は薔薇の花束を持って歩く美鈴を車ではね飛ばし、やはり笑っていた! だが、轢き逃げは報道されず、美鈴は消え、事件自体無かったことになっていた。「思わずラッキーっ! て叫んだぜ。それなのに」膝をつく五十嵐を進ノ介は逮捕し、追田が連行していった。「霧子、俺、ちょっと行ってくる」無言の美鈴を気遣っていた霧子に進ノ介はそう言い、霧子は少し戸惑った。
ハートを前に、ブレンは止まらぬ汗をハンカチで拭っていた。「ブレン! メディックはどこだ?」「それがっ」土下座体勢に入るブレン!「許して下さーいッ!!」叫び、高速で頭を下げるブレン! 一方、メディックは目覚めていた。「確かに君の心は、醜い愛欲に包まれていた」変身済みの蛮野が同室にいた。白い看護ドレスになったメディックは処置台の上にいた。データ処理だけでなく、外科処理も行われたらしく、医療具も傍にあった。「その汚れを全て取り除いた。残ったのは、最初に君が獲得した感情」「真実の、愛」メディックは起き上がった。ハートは土下座ブレンに全て事情を聞いていた。「なるほどなぁ」「私は愚かで卑怯で軟弱な、約束の数に加わる資格の無い男ですぅッ! ただハートぉっ」四つ足状態だハートにすがり付くブレン!「あなたになら! どんな処分をされても構いませぇんッ!」再び頭を下げるブレン!「わかった。なら望み通り、消えて貰う!」「へっ?」顔を上げるブレン! いつもなら許してくれる流れなのに! 近付くハート!「はっはっ、ハァーぅッ!」
     5に続く

仮面ライダードライブ 5

2015-08-18 22:01:46 | 日記
悲鳴を上げ、のけ反り後ずさるブレン!!
「美鈴さん、もうすぐ会えますよ」美鈴の車椅子を押す霧子。それを両サイド固めて歩くチェイスと剛。「大切な相手? 誰のことかしら?」前方から白衣のメディックが現れた!「蛮野博士が私を超進化へ導いてくれる。だからもう、この女は用済みですわ」「何だよ、見た目は白くなっても心は真っ黒じゃねぇか!」剛は言い捨て、チェイスと共に変身した!「二人纏めて倒して差し上げますわ」メディックもロイミュード体に変身した! 優位に戦いを進めるメディックだったが、「おかしい、心の汚れを全て消してハート様の為に闘っている! なのに、超進化の気配すら無い?!」困惑しているメディック! 隙を突かれ、剛とチェイスに反撃されたところで、ハートが様子を見ていることに気付くメディック!「ハート様、見られたくない、こんな無様な姿は!」触手を撃ち込み、剛達を吹っ飛ばしたところで一匹の『犬』が飛び出してきた!
犬は美鈴の元へすり寄った。犬が吠えると、美鈴のかつて犬と戯れた記憶が甦る!「ショウ、生きてたんだね」喋り出す美鈴!「逢いたかったよ、ショウ」笑顔を取り戻した美鈴は犬、ショウを抱えた。「彼女が心から愛する者、ショウもずっと待ってたんだ。再び美鈴さんに逢えるこの時を」進ノ介が連れてきたのだった。ブレンも物陰にこっそり現れた。「これがメディックが、犬を飼った理由」感応したメディックは思い出していた。五十嵐に美鈴が車で跳ねられた夜、「ショウ、死なないで!」ショウも五十嵐に跳ねられていた! メディックは美鈴のみ傷を癒し、抱えて去ろうとしたが、それを見送る瀕死のショウの視線に気付いた。(死にかけた体のどこに、そんな気迫が)メディックはショウの傷も癒した。この際、ショウの意識とも同調したメディック! 美鈴と戯れた記憶!
     6に続く