羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

表参道高校合唱部!

2015-08-22 22:40:30 | 日記
眼鏡玉砕っ! 速攻フラれちまったかぁ。部長の部長の感が部の仲間に私情が入るのを自分の中で処理しかねたのかもしれん。にしても「急に変わってごめん、元に戻るから」といったことまで女に言わすとは! 部長よっ! 眼鏡は眼鏡でフラれた直後、おそらくコンタクトの上から眼鏡を掛けて混乱しておったが。ちと化粧塗り過ぎで舞台メイクになっとったけどさ。美子は眼鏡を外した顔は少し成長した安達祐実風の顔立ちでもあった。そういう系統もあるもんだな。
「お父さんはお父さんしかいないんだから!」と言われてからの父の抱き付き噛み付きが大型犬の愛情表現みたいになってたぜ。夫婦揃ってフラフラしている具合だが、どうなることやら。合宿は有明の後ろに付いて走り回り、所々かなり昔のNHKの子供向けドラマっぽくなってて微笑ましかった。えみりティーチャーはスーツを着ず、部員と同じ普段着姿だと生徒に混ざって区別がつかなくなる場面もチラホラ。めっさ人参剥いてたが。『心の瞳』もいい曲。君を見ている内に愛することの意味がわかってきた、だったかな? いい詞だ。
で、思いの外、声低いピアノ娘の霊感属性がガチ! 寝ている時も察知していたからな。校長の旦那が善い霊だから探知するだけで済んだが、悪霊なら間違いなく『ピアノ徐霊殺法』で退治されていたろう。「お前への地獄のプレリュードはこれだぁッ!」と弾き出してなっ。
そして里奈は今回も完勝だった。全、里奈選手権で優勝ッ! そら桜庭も惚れるわ。夜、寝ながら笑う姿も、美子の様子に目ざといところも、緩い服装も、帰る頃に荷物が増殖している謎も超可愛しッ!
後は、さっくり馴染んだ優里亞だが快人も倒れ、真琴との三角関係? も気になる。恩もあるし、優里亞は譲っちゃうかな? 1週空くが楽しみにしていよう。

うしおととら 1

2015-08-22 22:40:19 | 日記
「メーデー! メーデー! トラブル発生! 操縦不能!!」副機長が必死で通信する。(勇、ごめんな)檜山機長は勇の写真を落とした。(パパ、帰れそうも無い!)「負けるものかぁッ!」檜山機長は必死で旅客機を操縦した。「この化け物めぇええッ!!!」コクピットのフロントグラスを割り緑色の巨大な怪物が、つぶらな瞳で大口を開けて檜山機長を見ていた!
羽田空港で、とらは大騒ぎしていた。「うへぇーッ! なんだコイツはぁ?! デッケぇなぁッ!!」旅客機が珍しいらしいとら。「うるせぇな、静かにしろってのっ」槍や荷物は預けている潮。「あれに乗るんだろぉ? ピッカピカしやがってよぉ!」潮がターミナルだかコンコースだかで呆れていると、近くの席で中学生らしい少女に何やら深刻な話をしている屈強な背広の男がいた。「勇ちゃん、確かに自分の機とパパの機はニアミス状態だった。だけど、飛行機が墜落したのは誰のせいでもない。信じて貰えないことはわかっている、でも本当なんだ。アレは化け物だった」話が聞こえて驚く潮!「居たんだ、機体に体を巻き付けて、そして勇ちゃんのパパは」「止めて! もうたくさんっ! 馬鹿にして! そんな話、信じられると思ってるのっ?!」小柄な少女、『勇』は怒ってその場から離れて行った。
(妖怪だよ、化け物の話だよ!)潮はとらの元に行った。「お、おいとら! 今の話のソイツは、何て名前のヤツなんだ?!」飛行機に見とれ、答えないとら。潮はとらの髪を引っ張った!「わかった! わかったよぉ!『衾』だろぉ? 空に居て、たまーに地上に来て、人間をごそっと喰ってくなぁ。でも、ワシはやらんよ」「珍しいこともあるんだな」「前にヤツとやり合ったことがあるんだけどよぉ、めんどくせぇんだ。ヤツは切っても殴っても、雷でもダメなんだ。アイツの弱味はお歯黒の歯と、いっぱいの炎!
     2に続く

うしおととら 2

2015-08-22 22:40:08 | 日記
そんなモン、空にあるぅ?」答えかねた潮だった。
「お願い、これだけは覚えておいて、あたしは近くに居られるだけでも嫌なのよ、人殺しのおじさん」離陸前の旅客機に乗り込んだ後も、勇は航空機のパイロットらしい男に手厳しい態度だった。男は少し離れた席に着いた。「人殺しとは、尋常じゃないな」入れ替わりに勇の隣の席に座る潮。「君には関係無いわ」つんけんする勇。「俺、蒼月潮! よろしくな。旅は道連れって言うしさ。で、君は?」「檜山勇」旅客機は離陸が迫った。震え出す勇。「おい? どうかしたか?」「パパ」呟き、震える勇の手を潮は握った。驚く勇。「親父がさ、怖がってるやつは掴まるとこ探してる、掴まらせてやれぇっ、なんて言うからさ。飛行機ぐらい怖がんなよ!」気恥ずかしいらしい潮。顔の険しさは取れたが、軽く手を退ける勇。潮は苦笑いした。「俺もホントは、ちょっと怖いなぁ、なんて」「私は違うのよ。私のパパね、空で死んじゃったんだ」旅客機は離陸した。「うわぁーあぁっ!!」飛ぶ航空機の中での姿勢制御が慣れないらしく、見えていない乗客達にぶつかりながら『後ろ』に吹き飛んでゆくとら。一人で騒いでいる。
勇は、父は一月前に自衛隊の戦闘機とニアミスして墜落した旅客機の機長で、「その戦闘機に乗っていたのが、あの人よ」勇の付き添いをしているらしいその自衛隊員の名は厚沢。勇の父の昔の部下らしい。「アイツがパパを殺したの。絶対許さないっ!」勇は思い詰めていた。「空飛んでるじゃねーかよっ!」そんな話は関係無く、窓の外を見て、今さら驚くとら!「スゲぇ! スゲぇ! 潮ぉーっ!」はしゃぐとら!「ホントうるせぇな」潮はイライラしていた。その潮達の旅客機に『衾』が迫ろうとしていた!!
眠ってしまった勇に、毛布を掛けてやった厚沢は潮の隣に座った。
     3に続く

うしおととら 3

2015-08-22 22:39:58 | 日記
勇から話を聞いた様子の潮が自分の話を疑わないことを不思議がった。「信心深い家に育ったからね」潮は話を合わせた。「あの時、前方の空に何か見た気がしたんだ。レーダーにも映らなかったんだが」厚沢の操縦する戦闘機の前方から勇の父、檜山機長の操縦する旅客機が突っ込んできていた!「なっ?!」交錯する瞬間!「自分は確かに檜山さんを見たんだ! そしてヤツもッ!」衾は檜山の機体に取り付いていた!
話す内、旅客機の周囲の気配が変わった! 槍を持たない潮より早く異変に気付く厚沢!「どうした?」「まさか、でもこの圧迫感!」旅客機に衝撃が走った! 騒ぎになる機内! 窓の外を見る厚沢! 居るッ! 既に旅客機全体に巻き付いているッ!! 衾の顔は機体の羽の辺りに今は有り、厚沢を例のつぶらな瞳で見詰め返していた!「きゃあああぁっ!!」悲鳴を上げる勇! バランスを崩し、落下し出す旅客機!「パイロットに、何かあったな!」いち早く体勢を立て直し、コクピットに走る厚沢!
(化け物だ、くっそぉ!)何もできずにいる潮! 傍にとらが来た。「なぁにやってんだよ? 化け物が出たなら、クソ槍でとっととやっつけんかいッ!」「でも今、あの槍は無いんだ!」「ふん、ばっかだなぁ。どっかにしまってあるんだろぉ? 呼んでみろや、忘れるな。あの槍は、獣の槍何だぜ?」(よおおしっ、槍よ、槍よ、来いッ!)潮が念じると、槍は床を突き破って飛来し、潮の手に収まった! 変化する潮!「え?」勇は驚いた。(だが、ヤツは空中にいる!)考える潮! その頃、閉じられたコクピットのドアを突き破った厚沢は、窓枠ごとコクピットのフロントグラスが割られ、既に機長と副機長が惨殺されているのを見付けていた!(やるしかないッ! 勇ちゃんを守らねば! こんなことで音を上げたら、怒られますよね? 檜山飛行長!!)
     4に続く

うしおととら 4

2015-08-22 22:39:48 | 日記
厚沢は機長に代わり、旅客機の操縦を試みた!!
「蒼月君! 何よその髪?! 誰かと話してるの?! 外のアレと、何か関係あるの?!」潮を質問攻めにする勇。「後で説明する! とら! お前が行けッ!」「ああ?! 何だってぇ?」「お前が壁を通り抜けて外に出て、衾をぶっ飛ばすんだよ!」「ばっか野郎ッ! なんでワシが」槍を突き付ける潮!「それしかねーんだよッ!」「乗り物が墜ちたら、飛べばいいだろがっ」機内を逃げるとら! 追う潮!「人間は飛べんのだ、バカタレぇ!」乗客には潮が一人で騒いでいるように見え、唖然としている。
コクピットで、厚沢が衾の体の一部に襲われる中、潮は「つべこべ言わんと行けぇッ!」とらの尻? を槍で突き刺した!!「けぴぉおッ?!!」ダメージにとらの透明化が解け、勇や他の乗客達が驚く!「いってぇえええッ!!!」機内の天井にぶつかり、そのまま尻尾の先だけ残し、すり抜けてゆくとら!「ガァアアウッ!」吠えて、機外に飛び出してきたとら!「なぁは?! 長飛び丸かぁッ!」カン高い声だった衾! 衾はコクピットで厚沢を襲わせていた一部を頭の近くに集めた!「イーヒッヒッヒッ! 長飛び丸っ、くたばったって聞いてたのに、俺の前に出る何てよぉお! 何しに来やがった?」「何しにだとぉ?! 衾の分際でぇ、オメェがいらんことするからワシがこんな目に、合うんじゃァアアアアッ!!」とらは火炎を吐いた!!
「ひぃああああッ!!」悲鳴を上げて機体に張り付けていた体の少なからずの部位を焼き剥がされる衾!「コントロールが戻ったぞ!」機体を立て直す厚沢! 機体の上昇を喜ぶ乗客達。「よしっ」済んだと思い、変化を解く潮。「俺は、この槍のせいで形相が変わっちまうんだ。お化けじゃないぜ?」「うん」勇は一応納得した。潮はコクピットに
     5に続く