「長谷部、先に車に戻っててくれ」「いや、でも」「頼む」長谷部は思うところはある様子でその場を離れて行った。「君が復讐の為だけに動いているとは思えない」「私の理解者にでもなったつもり?」窪塚は檜池の死に関し、警察が玲奈を疑っていることを改めて伝えた。「これ以上目立つ行動は控えろ、亡くなった人は帰って来ない。次に法を無視する行動を取れば、俺は君を逮捕する」窪塚は警告し、去った。玲奈は構わず、琴葉を連れて升瀬のダイヤル式ポストまで近付き、蓋を引っ張ったままダイヤルを2回転することで誤認識させ、鍵を開け、中から請求書を盗み出し、車に戻った。玲奈は電話で升瀬の妻に成り済まし請求書の再送の手配をし、升瀬に気付かれるリスクも回避した。玲奈は琴葉に升瀬がどこの口座を使っているか探るよう指示した。「お金を溜め込んでいるのに吐き出せないのは理由がある」探偵への報酬に違いなかった。玲奈は張り込みを続け、琴葉はスマ・リサーチへ戻った。
琴葉の姉、彩音が琴葉への謝罪等の対応を面倒がる夫に、夫の会社でヒステリーを起こす中、琴葉はボイスチェンジャーを使い銀行のコールセンターに升瀬本人を騙って電話を掛けて口座を探り当て、玲奈に知らせた。「私もすぐにそっちに戻ります」戻ろうとする琴葉に、玲奈は来る前に桐島にDVシェルターから逃げた11人について調べてもらうよう頼み、「ありがとう、琴葉」と礼を言った。「はい」琴葉は嬉しそうに返事をしたが、そこへ彩音がスマ・リサーチ社に乗り込んで来た!
「もしもし、私、東京興和銀行調布支店の大島と申します」玲奈は行員を装い、升瀬の携帯電話に電話を掛け、家賃滞納の為、残高の強制徴収を行うと伝えた。慌てる升瀬!「では、こちらから書面を送らせて頂きます」書面に署名すれば口座を存続できると持ち掛ける玲奈。升瀬は少し考え、
2に続く
琴葉の姉、彩音が琴葉への謝罪等の対応を面倒がる夫に、夫の会社でヒステリーを起こす中、琴葉はボイスチェンジャーを使い銀行のコールセンターに升瀬本人を騙って電話を掛けて口座を探り当て、玲奈に知らせた。「私もすぐにそっちに戻ります」戻ろうとする琴葉に、玲奈は来る前に桐島にDVシェルターから逃げた11人について調べてもらうよう頼み、「ありがとう、琴葉」と礼を言った。「はい」琴葉は嬉しそうに返事をしたが、そこへ彩音がスマ・リサーチ社に乗り込んで来た!
「もしもし、私、東京興和銀行調布支店の大島と申します」玲奈は行員を装い、升瀬の携帯電話に電話を掛け、家賃滞納の為、残高の強制徴収を行うと伝えた。慌てる升瀬!「では、こちらから書面を送らせて頂きます」書面に署名すれば口座を存続できると持ち掛ける玲奈。升瀬は少し考え、
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