警察上層部は海砂に対する違法捜査をあっさり許可した。キラによる粛清を恐れてのことだった。「ねぇ、マネージャー呼んで、マネージャー!」「あれぇ、まだタレント気分でいるんですか? 人殺しの分際で」尋問は続いた。Lはその場にいる総一郎に月から電話が掛かってきても敢えて海砂の音声を響かせたまま、尋問を続けた。「喋ろうとしないのはキラに殺されると恐れてるからですかぁ? それとも、愛しちゃってるから? でもねぇ、果たしてキラは君を愛してるんでしょうか? キラは誰なんですか? 私が言いましょうか? キラの正体は夜神ライ、」「殺して」海砂は突然言った。「海砂」月は呟いた。「あなたなら、私を殺せるでしょ?」「はぁ?」Lは戸惑った。「私に言ってるんだねぇ、海砂」レムは海砂の傍にいる。
「どうせ私はあの時、死ぬはずだった」レムに語る海砂。月は焦った。「父さん、海砂を早く解放して! 死ぬかもしれないんだよ!」「どうしてお前にそんなことが言えるんだ?」総一郎は電話を切った。「今死んでも、幸せ。殺して」「わかった」レムは手を差し伸べ、海砂は動かなくなった。「どうした?」驚くL。「くっそ!」模木が監禁部屋に走った!「弥さん、弥さん!」模木に揺さぶられる海砂は、急に気が付いた。「止めて! 触んないで、きっしょい!! 何これ? 何なのこれ?!」「生きてます」安心する模木。しかし、海砂は様子が変わり、月の話題には普通に答えるが、L達をストーカー扱いし、状況をまるで理解していない状態になった。
レムは海砂からデスノートの所有権を奪い、それと共にデスノートに関する海砂の記憶は消えた。「これ以上見ていられなかった」「人間に同情するなんて死神失格だなぁ」月に伝えるレムをリュークは嘲笑った。海砂は死神の目も失った。レム、キラの正体も忘れた。だが、
2に続く
「どうせ私はあの時、死ぬはずだった」レムに語る海砂。月は焦った。「父さん、海砂を早く解放して! 死ぬかもしれないんだよ!」「どうしてお前にそんなことが言えるんだ?」総一郎は電話を切った。「今死んでも、幸せ。殺して」「わかった」レムは手を差し伸べ、海砂は動かなくなった。「どうした?」驚くL。「くっそ!」模木が監禁部屋に走った!「弥さん、弥さん!」模木に揺さぶられる海砂は、急に気が付いた。「止めて! 触んないで、きっしょい!! 何これ? 何なのこれ?!」「生きてます」安心する模木。しかし、海砂は様子が変わり、月の話題には普通に答えるが、L達をストーカー扱いし、状況をまるで理解していない状態になった。
レムは海砂からデスノートの所有権を奪い、それと共にデスノートに関する海砂の記憶は消えた。「これ以上見ていられなかった」「人間に同情するなんて死神失格だなぁ」月に伝えるレムをリュークは嘲笑った。海砂は死神の目も失った。レム、キラの正体も忘れた。だが、
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