ナレーションではなく劇中会話がちょいちょい現代劇になっていたけど、それでも鞠子の鼻にクッと皺が寄る笑顔や真っ直ぐ落ちる涙は素敵だったな。鞠子が去り、月曜からいよいよ星野再び。モチーフから離れたオリジナル展開で子連れで再婚しても不思議はない形での再会。逆にここまで思い詰めてきた常子に諦めさせる方が難しそうだが、果たしてどう決着を着けるのか？ これは気になる。髪型も変わった。美子の海苔巻きヘアも変わるのか？ 気になる気になる。
怪しい男２号は単発だったか。ろくでなしだが、根っからの悪ではない加減だった。何気に蘭丸達抜きでも脱出しそうな勢いだったが。今回、見せ方がポジティブというかスッキリしていたような気がする。状況や進行がファミコン時代の推理ゲームみたいだったから材料がコンパクトでコントロールしやすかった、ということもあったのかもしれない。すぐ解決したら困るから蘭丸の舌の性能が上がったり下がったりしていたけれど。寛治が寂しがり屋だったり、なぜか光がそこそこをダイレクトにグリグリしだしたりもしていた。もはや劇中においても蘭丸達が湯煙探偵として認知されつつ次回は光とキャラ被りのバスガイドが出現するようだ。こういうキャラ得意な人だな。毎回単発のゲスト容疑者が出てくる感じに変わったっぽい。ゲスト犯人ではなくある程度自立行動するゲスト容疑者だからパターンが出尽くしてる犯罪を隠蔽する以外の『いらんことをする』が可能っ！ コメディ向きの出演枠だ。これは結構発明じゃないかね？
『四季花』の秋、後編を投稿サイトにUPしました。もうちょっとだけクールな女にする予定だったのですが、やっぱり色々あってもヘコたれない女である点を少し強調することにしました。その方がよかろう、と。ぜひ御一読を。