義父との謎の距離感っ! 険悪でもないのに奇妙な登場だったね。だがとと姉ちゃん業界ではよくあることだから今さら動じない。背中を押されてしまった星野がどうするのかと思わせて、子供達の方が行動を起こしていた。常子の仕事の方はアイロンテスト終了。花山瞑想から執筆。主婦テスター募集。バカ売れ。の流れ。進展しているけど、やっぱルーチン感は出てきたかな? ただ最後にアカバネの社長が出てきた。完全にカタギじゃない。小山ゆうの世界ならまず美子がドイヒーなことになり精神を病み、男性社員が一人殺られ、花山は刺されるが何とか生き残り、最終的にアカバネ社長は逮捕はされずそのまま一流企業にのし上がり、政財界の式典に老けた常子と同席して握手をしたところで常子が「これからもあなたの会社の商品を批評します」と言って去るのをアカバネ社長が黙って見送り、壇上で「御存じの通り、我が社のモットーは公正、高品質、豊かな暮らしでありますっ!」と演説するところで、完っ!! だね。格好いいなぁ、小山ゆう。作品の実写化時は役によっては女優の配役がかなり人を選ぶ感じだけど。うーん、だがとと姉ちゃん世界では普通にアカバネ社長は逮捕されるか、倒産しちゃうだろうなぁ。
感動シーンで『冬真でもわかる』と軽くイジりにいくあたりがテディ・ゴー!的? 全然違う感じの話を担当することになったもんだ。未処理な上に今回片さきゃならないことが多いもんで、作中の時間が足りず永遠に一日が終わらない時空の歪みも発生していたりもしていた。もう一泊させときゃね。また血を相当量抜いた後にしまなみ海道爆走させるなんて、美咲も結構ドSだぜ。母の設定はかなり重いがあっさり目にケリをつけてもいた。恋仲の父の設定もポップな恋本編との落差を埋めるのに四苦八苦していた印象だったが、今作は恋仲より処理しなきゃいけないことが多いからなぁ。ただ恋仲は逆に処理事案が少な過ぎて途中からちょっと手持ち無沙汰になっていたりもしていて、加減がややこしい。エピソードの量と、重さの加減はまた別だとも思う。前半が恋模様、中盤家族、後半は店の経営という予定だったのかもしれないが、全部後半まで持ち越しちゃってたもんね。これまで冬真役は本筋云々以前に、美咲達が動いてる場面にそもそもいない状態になってからちともったいない感じにもなっていた。次回からは仕切り直しで、恋と店の始末に集約されるようだ。千秋の未練? がガッチリめでちょっと意外だったな。あとは、夏向が五歳時の記憶がロクに無いのに一番驚いた。五歳くらいといえば私がボールペンを見てなぜか『折ってやろう』と思い、口にくわえてガジガジ噛んでいた拍子にペンの先が口の中に刺さって救急車で運ばれた頃だ。めっさ覚えてる。大出血で、折角現世に爆誕したのに危うくまた天界に送り返されるところだったぜ。まさにペンは剣より強し(物理)、びっくりしたなぁもうっ。