四話、その２３の回。宗教団体に資産を渡したっぽかったが、家は残したんだな。あの状態の夫を介護しなきゃいけないから最低限度は必要だからしょうがないか。
ローグとグリスが改めてドーピングしてからの中盤のゆったりしたタイミングでは念入りにギャグパートが入ったりしつつ、またまたまた不安定になったりする戦兎だったが、今回はさっくり復帰していた。父にいいように利用されていたけれど。報われないヤツではある。ただあんまり同情できないのは、今回のベルナーシュに対する『もう消えたんじゃね？』ぐらいのノリであったりと、普段正義マン傾向強いだけに隠しきれない冷淡さのギャップがちょっとどうなのか？ というのがあるからだろうね。それはそれとして、敢えて倒されたらしきエボルト。星を同士討ちで滅ぼすにしてもその気紛れな手段に色々手順があるらしく、ロストボトルをやたら精製しまくっていたが、何をどうしたら何がどうなるねんっ？ というのはある。ここまできたら最後まで説明過多であったり説明不足だったりを交互に繰り返す独特のノリを楽しむしかないかもしれん。
本人が調理する描写も多く、怪人のガワにもガッツリ食べさせて中々力の入った料理回だった。そして金の金庫は開けられない設定っ！ それを知っていたＸは少なくとも１度はステイタスゴールドと過去に交戦したんだろな。今回は相手が勝手に退散していたけれど。その後、一同が相手の方が「逃げた」「逃げた」連発していたけど、いや逃げてないっ。超早トチりしてくれただけだよっ。状況的な戦力差がありすぎて上手い切り抜け方が思い付かんかったんだろな。パトレンもいなかったし。そのパトレンに関しては最後の１号のＸに対する対応がかなり引いた仕事モードで、距離感があった。最初からぶっちゃけてるルパンレンジャー達と違ってパトレン側は基本偽ってる形だから、個人的な親しみで済まない部分ではやっぱ溝ができるのは致し方ないか。そろそろルパンレンジャーの正体バレを防ぎ続けるのも苦しくなってきていて、諸々油断ならないな。全体の本線はまだ余り見えないから、やっぱレギュラーの人間関係メインになってくるよね。
オカッパ編集長と年下謎イケメンのパートは王道ラブコメだが、それ以外のパートはやや軽めのお仕事ドラマのノリであったり、元カレパートはまた種類の違うダメ男から離れられない女の話であったり、と中々恋愛指南型のラブコメに本線が集約しない感じでまたこの種のドラマはかなり本数作られてもいるからちょっとハードル高い気もしたが、編集長の突き抜け具合と年下イケメンが最大サービス姿勢で臨んでいることから跳ねる要素はまだまだありそう。程々にポンコツ、という微妙な間合いの主人公の中の人は思われる方の役のイメージは強いけどラブコメ経験値自体は高い。話がこなれてくるまで経験値からくる耐久力の高さを発揮してくれるんじゃなかろうか？ ファッションうんちく以外の編集長のアドバイスがこれ合ってんのかな？ という点もあるが、それはそのまま１話の時点でややネタ化の兆候があったりもしたから、そこも消化されてゆくはず。題材からジェンダー云々の団体から突つつかれそうな危惧も少々あるが、何とか切り抜けてほしいところ。しかし、空気が重い元カレパートを最後まで引っ張るのかな？ そこが一番気になるかもしれない。ゲス男の演者の攻撃力が高く、ポワ～ンとした主人公との食い合わせがよくないような？ どういう感じの展開か、１話の時点ではまだモヤっとしている。