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贅沢なドラマ最終回だった。映画的な整理の仕方ではなかったような気もするがこれはこれでよし。ドラマ3本分くらいのエピをガッと寄せた仕様。医療以外のパートのボリュームがガッツリあったが映画の尺でずーっと治療しているワケにもゆかないというところもあったのかもしれない。脚本が同じ3期全般その傾向はあったけど。人間関係を描きたいんだろね。仕事の作業描写自体に心理を投影させる、もしくは作業描写その物が連続している状態にストレスを感じ難い、なんなら高揚する、というのがどちらかというと男性的な思考だから生理的な違いかな? 傾向の違いで個人差も大きいんだろうけどさ。あとはちょっとエピが多かったからガッと、纏められているところもあったが、個別エピ処理は藍沢達が聖人級の人徳で対応するから可能な限りで丁寧に対応されてはいた。末期癌の花嫁は前世で何かやらかしたのか? というほど試練ターンだったが、毒づいたりもしつつもこの世で成すべきを成して果てていた。雪村の母は包丁抜く件で会場を恐怖のズンドコに陥れていた。子供結構入ってたしね。もう悲鳴ですよ。初期雪村のツンケン具合も納得の生い立ち。ポールが刺さった虐待親父は腹にペアンぶっ込まれ過ぎてブラックペアン見てたからちょっと面白くなってしまった。あれなら一つぐらい見落としてもしょうがない。あの件、白石は指揮に回らずずっとあの場にいていいものか? とも思わないではなかったが、抜けたら抜けたで雪村じゃいかんともし難い微妙な状況ではあった。何だかんだで全てのエピが終わり、若手達も育ち、葉書も着て仲間の結婚式も終わり、それとなく白石×藍沢のラインもうっすら保ちつつ、それぞれの道を行き、藍沢が「フライトドクターだった 」として物語は閉じていた。エンドロールで緋山が笑かしに掛かっていたりもしたが、いい結末だったね。