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贅沢なドラマ最終回だった。映画的な整理の仕方ではなかったような気もするがこれはこれでよし。ドラマ3本分くらいのエピをガッと寄せた仕様。医療以外のパートのボリュームがガッツリあったが映画の尺でずーっと治療しているワケにもゆかないというところもあったのかもしれない。脚本が同じ3期全般その傾向はあったけど。人間関係を描きたいんだろね。仕事の作業描写自体に心理を投影させる、もしくは作業描写その物が連続している状態にストレスを感じ難い、なんなら高揚する、というのがどちらかというと男性的な思考だから生理的な違いかな? 傾向の違いで個人差も大きいんだろうけどさ。あとはちょっとエピが多かったからガッと、纏められているところもあったが、個別エピ処理は藍沢達が聖人級の人徳で対応するから可能な限りで丁寧に対応されてはいた。末期癌の花嫁は前世で何かやらかしたのか? というほど試練ターンだったが、毒づいたりもしつつもこの世で成すべきを成して果てていた。雪村の母は包丁抜く件で会場を恐怖のズンドコに陥れていた。子供結構入ってたしね。もう悲鳴ですよ。初期雪村のツンケン具合も納得の生い立ち。ポールが刺さった虐待親父は腹にペアンぶっ込まれ過ぎてブラックペアン見てたからちょっと面白くなってしまった。あれなら一つぐらい見落としてもしょうがない。あの件、白石は指揮に回らずずっとあの場にいていいものか? とも思わないではなかったが、抜けたら抜けたで雪村じゃいかんともし難い微妙な状況ではあった。何だかんだで全てのエピが終わり、若手達も育ち、葉書も着て仲間の結婚式も終わり、それとなく白石×藍沢のラインもうっすら保ちつつ、それぞれの道を行き、藍沢が「フライトドクターだった 」として物語は閉じていた。エンドロールで緋山が笑かしに掛かっていたりもしたが、いい結末だったね。
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とうとう瀬戸(顧問の太郎)が熱血属性を解放したが、熱い想いをぶつけるだけでなく、事前に分析して理詰めで纏めてアドバイスしてゆくタイプだった。確かに松岡修造タイプではないが、個人競技でこれをやると生徒と相性が悪かったり外的な要因のトラブルが発生すると生徒が指導者の圧に耐えられなくなる、というのもわからんではない。瀬戸の場合、そのまま学級崩壊と教師イジメに発展していってしまっていたから、恐らく元々特定のグループに細かい熱血指導ぶりを疎まれて煽動されちゃったんだろな。瀬戸みたいな体育部顧問の若い男性教員をあそこまでブッ込むのは相当だぜ。個人競技(テニス?)出身何だろうけど、瀬戸みたいな人は指導の圧が一人には集中し難い団体競技の指導者の方が向いてる気はするな。瀬戸が教員として復活してきた結果、わかばによる瀬戸のカウンセリングの件が一先ず無くなり、代わりに階段のやり取りみたいな素で気安く話す件が今後毎回入ってゆくのかもしれない。これまで大筋は王道を踏まえつつちょっとパターン崩しを入れる感じだったが、今回の話大筋はわりとテンプレを組み合わせた流れではあった。基本設定として牽引役をわかばではなく汐里が行っていたが、部長ポジた関してはわかばがキープし直していたりもした。ちょっと違うのは茉希にレズ属性が足されたくらいか? 諸々状況を整理しつつメンバーのキャラ調整と軽い掘り下げが行われた回(日舞の琴の本性強め等も)。セットで初大会で敗北から立ち直りまでやってるから進行は引き続き早い。この早さで後半のエピがどんな状況に辿り着いているか、ちょっと予想がつかんね。