12の楽しみ!

ここでは色んな楽しいことをランダムにアップしていきます。

寺田小屋山 2024.6

2024-07-07 18:32:44 | 
夏のアルプスに向けてトレーニング登山を計画する。
今回は恵那山のロングトレイルだ。
ただ計画日はずっと雨予報。しかし、その予報は曇りとなりチラッと晴マークも出てきた。さすが晴れ男である。😎
 
日が長くなったとは言え、標高差1600mあまり、コースタイムは約11時間。休憩入れると12時間は超える。早出が必須だ。4時半には車に乗り込む。少々眠いがもう外は明るい。夏だなと思う。
順調に車を走らせるがだんだんと眠気が強くなる、眠い。無理して事故っては元も子もない。これはちょっと仮眠だ。道の駅に滑り込む。😴
 
 
20分ほど寝たであろうか、トイレを済まして再出発。眠気は取れてさっぱりした。
集落の細い道を上がって到着。早朝、気持ちの良い雨上がりの景色。
 
 
 
 
 
ここは、恵那神社。お手洗いを借りたついでに立ち寄る。しめ縄、垂れ下がっているのはわざと⁈
 
 
 
 
 
階段を登ってその奥に社があるが、その前に立派な杉の巨木が立っている。
 
 
 
 
 
夫婦杉である。岐阜県の天然記念物に指定されている。樹齢800年以上、高さ約46mを見上げてみる。
 
 
 
 
 
太さが少しは分かるだろうか。幹回り6.8mは直径2.1mと太い。
 
 
 
 
 
駐車場に戻って準備する。そこになんと小さな蛙。
 
 
 
 
 
小さすぎてピントが合わない。2㎝ほどのニホンアマガエル。大人の爪サイズだ。雨上がりとあってあちこちにいる。
ジャンプ力は半端ない。その大きさでどれだけ飛ぶのと言うくらい跳ねる。😆
何枚か撮っても良いのが撮れず残念。
 
 
 
 
 
そんなことをしているので7時の出発となってしまった。😅💦
ここから登山口まで1㎞。
 
 
 
 
 
ウツボクサ。カコソウ(カゴソウ)とも呼ぶ。生薬の花らしい。ウツボは魚ではなく矢を入れる道具、靭(うつぼ)に花の終わった後の形が似ているとか。
 
 
 
 
 
花穂(かすい:花の終わった後の部分)の形状が矢を入れる容器の「靱(うつぼ)」に見立てて、ウツボクサ。
参考:日本薬学会より
 
 
 
 
 
これが靭(うつぼ)。
靭帯の靭をウツボと読むのね。知らなかった。 参考:オークファン
 
 
 
 
 
薬用には、日当たりのよいところで乾燥させた花穂(かすい)を用いる。煎じた液を内服すると、口内炎や扁桃炎の改善、腎炎や膀胱炎に対する利尿薬とのこと。生薬名の「夏枯草(カゴソウ)」は夏の頃に花穂が褐変する現象に由来。 参考:日本薬学会より
 
 
 
 
 
登山口に到着。チラッと見える沢を超えて登山スタート。
 
 
 
 
 
大雨の後で水量が多い。見ると、なんと木橋が流されている。
川幅は狭いので何とか渡渉できるところを探す。が、渡れるかと思うところは、渡った先が崖で登れない。
行ったり来たりしながらしばし考える。出た結論は、今日はムリ!
2,3日後なら水量も落ち着いて渡れるであろうが、大雨の後の今はとても無理と判断し撤退。残念。😿
 
 
 
 
 
トレーニング登山は出来ないとしても、このままでは消化不良。
時間はまだあるので、近くで思いつく山を脳内で検索する(笑)。
よし、白草山へ行こう!と1時間余り車を走らせる。丁度通勤時間に重なりそれなりの交通量。
 
 
誰もいない駐車場。準備を整えて登山口まで来てふと思う。
白草山は、何度か登ったことがある。実はこの登山口、反対方向にもうひとつの山がある。
その名を『寺田小屋山』と言う。
行ったことがない、ならば行ってみよう。とその場で変更。
見ての通り、アスファルト林道である。
 
 
 
 
 
舗装道路はやがて、荒れて来る。おまけに薄い苔が凄く滑る。かかとから着地するとステンと転びそうになる。
 
 
 
 
 
標識。登山口まで林道歩きか?しかし変わった名前の山である。
 
 
 
 
 
大雨の後だからか、立派な沢があり、沢は林道下をくぐって流れていく。
 
 
 
 
 
進んでいくと舗装は終わり、草の道。😄
 
 
 
 
 
小滝のような沢が現れた。
 
 
 
 
 
エゴノキが満開
 
 
 
 
 
やっと、登山口に到着。
 
 
 
 
 
ここからは、普通の登山道。開けると岐阜は東農の山並みが見える。
 
 
 
 
 
苔むした、登山道。味わいはあるが、かなり滑る(笑)。
 
 
 
 
 
 見通しはなく、湿度の高い樹林帯の中を滑らないように登っていく。
 
 
 
 
 
稜線に出る。青空が見えて気持ち良い!
 
 
 
 
 
ヤマオダマキ。苧環(おだまき)に似ているからと言われて、ピンとくる人は「織り」をやっている人ぐらいだろう。
 
 
 
 
 
その苧環(おだまき)。確かに似ている感じがある。(小さい画像を大きくしたら荒くなった😅)  
参考:志乃'sスローライフ通信より
 
 
 
 
 
下から花を観察。花の名前は、生活に密着したものが多いな。
 
 
 
 
 
頂上だ。寺田小屋山1505m。国土地理院の地図にも載っている。
 
 
 
 
 
しかし、小屋あと等あるのかなと思っていたけど何もない。
あったのはこちら。コンクリートの土台⁉
不思議すぎて興味がわいたので調べてみた。
 
寺田小屋は、実際あったらしいのだ。そしてこのコンクリートは、「各官公庁の無線塔や反射板が立ち並んでいたが、近年これが衛星通信にとって代わられ、その数が減った。そのため保守点検路の整備が行われず、登山路はヤブが次第に濃くなってきている」と、なるほど。 参考:WALKあばうと日本4.000山 / 国立国会図書館デジタルコレクションより
 
 
 
 
 
調べていくと、『次世代デジタルライブラリー』にたどり着いた。これは、『国立国会図書館次世代システム開発研究室での研究を基に開発した機能を実装した実験的な検索サービスです。』とある。😅
調べるの好きな人にはたまらないかもね。国会図書館。まあ、凄い!
 
ここからの眺望。
 
 
 
 
 
梅雨の晴れ間の青空が気持ち良い。お昼にしようと、カップ麺、バーナー、コッヘル、水を担いで来た。
お湯を沸かすはずだった。無いのである、ガスが・・・。道中でふと気が付いた。
もともとロングトレイルの予定だったから、食糧は他にパンも持ってきていたのでそれですます。
『あ~、コーヒーも飲めない』😂
向こうに望は御嶽山、手前が白草山だ。
 
 
 
 
 
下山開始。
 こんなに急登だった⁉と思うほど下りが急だ。しかも苔むしているので慎重に下る。あとでYAMAP見たら最後で急な登りになっていた(笑)。
 
コアジサイ。かすかに甘い香りが良い。
 
 
 
 
 
こちらはウツギ。満開!😄
 
 
 
 
 
『はて?』何の花だ?と帰って調べるもなかなかヒットしない。😫
やっと『サルナシ』にたどり着く。中国のシナサルナシがキウイフルーツの元だとか。
なので日本のサルナシも実は美味しく食べられる。ちょっと食べてみたい(笑)。
 
 
 
 
 
コケることなく無事下山。反対側に登れば白草山だ。
早朝に来ればダブル登山も十分可能だ。
 
 
 
 
 
車で林道を下りながら『乗政大滝』の看板が目に留まる。「乗政」とは人の名前のようだが、地名である。
まだ時間が早いので、ちょっと寄り道。駐車場から歩いて5分とある。これか?
 
 
 
 
 
確かに上流から下流に向けて、数十メートルの滝であるが、なんか違うような(笑)。
 
 
 
 
 
少し先にまだ道がある。
『あっ、あれか!』
 
 
 
 
 
しかし大雨の後だというのに濁り一つない。
岩盤の上を流れているからだろう。
 
 
 
 
 
大滝に近寄る。大雨の後と合って迫力が半端ない!
全身に大量天然ミストを浴びる(笑)。
 
 
 
 
 
恵那山を撤退し、寺田小屋山が「ふ~ん🤔」と言う感じだったので、この滝の迫力が今日一番のプレゼントとなった(笑)。
7月終わりにアルプスに行こうかと考えていたが、トレーニング不足他、諸事情が重なったので延期だ。
その後、あちこちで登山道が通行止めになっている。槍沢ルート崩れる、白馬大雪渓はクレパス、黒部のトロッコは落石のため営業できず、木曽駒ケ岳はバス道が崩れている。新穂高のロープウェイは点検で休止中。
 
う~ん。😰
 
カラコルムでは、去年お世話になったガイドさんが亡くなられた。
なんか嫌な流れである。
 
もう一度計画を見直そう。体力強化と道具と天候。無理してはだめだね。
 
 
💖
 
 


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