先日映画を見に行った。
上映時間なんと23分。実験的短編映画である。
そういう映画は大規模な商業施設ではなく雑居ビルにあるミニシアターで上映される。
見た映画はこちら。
片岡礼子さん主演である。
5組の親子が交わすセリフがみな同じと言う実験的映画。
親:ねえ。
子:なに?
親:明日、授業参観行くから。
子:え?
親:なに?
子:別に。
親:行くからね。
たった七つに絞られた短い会話で見えてくる親子関係。
脚本・監督は、安田真奈監督。
監督の狙いは、脚本の不思議さ、面白さである。
脚本=シナリオにはト書きがある。
同じセリフでも、ト書きに「朝、きれいなキッチン」とあれば美術スタッフはそういう絵を作り、
俳優も明るい演技になるだろう。
これが、ト書きに「夜、汚れたキッチン」になれば明るい演技では絵にならない。
それを5組の親子で実験してみたというわけだ。
その視点で観るとなるほどと監督の考えが伝わってくる。
ただそれで映画になるのかと思えば、最後にこう来たかと言うエンディング。😁
片岡礼子さんの演技が素晴らしい!流石である。
その片岡礼子さんであるが、安田真奈監督の『TUNAガール』を観ていたそうだ。
それがきっかけで今回出演となったらしい。
この映画を見ようと思ったのだが、配信でしか見ることができないので現在色々と調べてるところ。(笑)
予告編です。
安田監督、森琴樺さんの舞台挨拶です。
ミニシアターに行ったのが初めてだったので、色々楽しかった。😄
ミュージシャンがストリート、ライブハウスなどを経てメジャーになっていくのと同じように、
映像を目指す人は、ここから育っていくのかと思った。
今は、SNSなどインターネットからメジャーになる人もいるけど、大切な場所だと思った。
陶芸も同じだな。