工房に長いこと眠っていた織機。
鍛金家、であり陶芸家でもある恩師がほしいと言うので譲った。
織機は分解されている状態だったので組み立てなければならない。
それを夕方渡したのだが、似たものをネットで探し構造を理解しつつ翌日、朝から組み立てたとのこと。
びっくり!
一部、部品が足らなかったらしいが、その後部品を作り完成させた。
先生スゴイ!
特に織をするつもりはないのだが、構造物が好きなのである。
もともと鍛金家なので溶接もできる。
バイク好きでその昔サイドカーを手作りしたこともあったらしい。
そのサイドカーを公道で走らせるには書類が面倒だったので制作して終了(笑)。
工芸家は作品だけでなく道具も自分で作ることが多いが、何でも作ってみようという精神と行動力。
尊敬します。
ただ雑談していると買った方が早くてキレイという事になる。(笑)
だけど構造物の本質を理解してそれを自分の手で作るという楽しみは買えない。
で、織機との物々交換で、これまた手作りの手回し轆轤を頂いた。
回転中。
実によく回る。
以前使ったことがあるのだが、あの止まりかけの回転が何とも言えない。好きである。
ベアリングも入り軸もしっかりしている。
手作り感満載。
ただちょっと全体に大きい。
先生はもう少し小ぶりにした蹴轆轤を作ってあり、それを使っているので頂いた。(感謝)
これで味のある茶碗を挽くのである。