12の楽しみ!

ここでは色んな楽しいことをランダムにアップしていきます。

国際陶磁器フェスティバル美濃'24

2024-11-16 18:12:11 | 陶磁

国際陶磁器フェスティバル美濃'24

 

長~いエントランスを通り振り返る。

 

 

なんかこれはセンス無いよなと思うのは自分だけ?

 

 

セラミックパークMINOは、森の中に建築されているのが良く分かる。

 

 

3階が入り口なので、入ると1階に下りて行く

 

 

鑑賞して気になった作品で、写真OKを撮影。

まずコレ。陶器である。紙や3Dプリンターではない。
陶芸は焼成過程があるのでそこが難しい。特に大物はひずんだり切れが入ったりする。
ここまでキレイに焼き上げるのはかなりの技術である。昆虫に惹かれただけだが面白い(笑)。

 

 

見ての通り、魚のアラである。楽しい!

 

 

色も凄いけどこの形状良く土で形作れたなと至極感心。
大物は制作中に自重で潰れることがある。焼成でもへたってしまわないようにするのは難しい。
好き嫌いでいうと好みではないが(笑)。

 

 

何気ない人形だが、どうやってビーズをくっつけた?これも技術だな~。

 

 

これはアイデアと技術の両方が素晴らしい。
薄い粘土を反り返り無く焼くのは難しい技術の一つ。黒の背景で書道のように見えるアイデアがにくいね~。😆

 

 

これも葉っぱだけだが、枯葉に合わせた色を何種類も作り、よく焼いたな~と感心。

 

 

よくあると言えばよくあるけど、陶器でやっている人は少ないかも。
自画像? 有名人ならもっとインパクトあったろうに。😁

 

 

影絵。

 

 

アイデアですな。

 

 

質感と存在感がインパクトある。思わず見入ってしまう。

 

 

デザイン部門もある。プロダクト系。

 

 

大きさは40㎝ぐらい?だが、どうやって制作して、どう焼いた?

 

 

苔のように柔らかそうに見終えるが陶器である(笑)。

 

 

この不思議な感じが面白い。
ボールひとつは作れてもこう組み合わせるのは難しい。展示の仕方もアイデアである。

 

 

知り合いが入選していた。なるほどだね。

 

 

スリットが綺麗だ。

 

 

いよいよグランプリ作品。

陶芸道具を作品に使うことは時々あるが、これもやられたなっという感じで見事!
クルクルの針金は、普通の針金ではない。普通の物は焼成中に溶けてへたってしまう。
これは電気窯に使う焼成用のカンタル線である、だからへたらない。

題:『Kiln』(窯) ウクライナの作家:IELIZAVETA PORTNOVA

 

 

動物の形にしたのも良いね!!

 

 

作陶意識を刺激するために出かけたが、いい刺激になった。
大きいのも小さいのも色々あったが、まずは焼かないとね。
制作をしていくうちにアイデアも作りたいものもあふれてくるのだ。
自分にガンバ!😁

展示会は11月17日(日)で修了(笑)。

 

💖

 

 


荒島岳 2024.10

2024-11-11 15:47:17 | 

充実の山旅からしばらくたち、膝の調子も戻って来た。
昔体育の日は、今スポーツの日。いつ変わった?(笑)

 

日帰りもしくは車中泊ぐらいで行ける山を探す。この時はまだ、紅葉は高山か北日本での話。
あまり紅葉は期待できないが、行ったことのない山は、『荒島岳』に決定。
瀬戸から2時間少しで行けるのだが、余裕をみて車中泊にする。

荒島岳に登るコースは四方からあるが、一つは地図で見る限り鬼のような林道を車で登る(笑)。
実質3コースか。その中で人の少なさそうな中出コースを選択する。中出は「なかんで」と読む。地名の読みは難しい。😓

車中泊のおかげで、登り始めが6時15分と自分にとっては早い(笑)。
ここもクマ注意看板。

 

 

きれいなトイレと沢水が常時流されていて便利。
ベンチの前には足湯ならぬ足水。降りて来た時に使ったね(笑)。

 

 

いざ、中出コース。狙い通り?登山者が少ない。😁

 

 

杉林を進む。

 

 

ん⁉ どこへ行くのだ?

 

 

ブナ林に入る。葉が生き生きと緑である。

 

 

朝の木漏れ日がキレイ。

 

 

高度が上がると葉が黄色くなり始めた。なんかいい雰囲気。

 

 

シラヤマギクではなく、シロヨメナかな~。

 

 

九頭竜ダム湖が見える。と思ったら真名川ダムらしい。😅

 

 

出発して半分少し来た。登山道中ではなく、左側へ樹々の中を登っていくと突然視界が開ける。
小荒島岳、1186mだ。正面が荒島岳。

 

 

ここからの見晴らしは最高である。本日も日本晴れ!

 

 

アップにすると、白山連峰が良く分かる。

 

 

東に目を移せば、薄いシルエットは御嶽山!

 

 

分岐合流地点。勝原から登ると小荒島岳まで40~50分の往復になる。
荒島岳までは、
まだ距離がある(笑)。

 

 

2つ目の分岐。登山距離は一番短いが、そこまで上がってくる林道が『4DW通行可』ってどんな道(笑)。

 

 

標高の割には、急登が続く。

 

 

木々の合間から大野の町を望む。

 

 

標識だけの前荒島岳を通過。ペットボトルの持ち主は、登山道を整備中。ご苦労さまです!

 

 

最後の急登に団体さんの列。

 

 

中荒島岳も標識のみ。見晴らしは良い。しかし、頂上まで412mってなかなか細かいね(笑)。

 

 

白山再び。

 

 

 

荒島岳に到着するも、先ほどの大勢のグループが休憩中でゆっくりできる所がない。
東へ延びるもう一つの登山道へ少し入ってみるが、座れそうなところはないので引き返す。😅
頂上に人影が見える。

 

 

元気が良い中高年層のグループは、間もなく下山して行ったので静かになった(笑)。
まだ11時前だが朝が早かったのでお腹ペコペコだ。ラーメンを作る!
前日に作ったゆで卵、もう少し茹でても良かったか。🤣
乾燥野菜も入れて出来上がり。山でのインスタントラーメンは美味い!

 

 

食後のコーヒーは甘いスティックタイプを選ぶ。
太陽サンサンで眩しいので背を向けていると背中が暑いくらいだ。

荒島岳(1523m)。白山をバックに記念の1枚。

 

 

祠(ほこら)がある。白山信仰の流れかな。

 

 

大野市は田畑が多いね。

 

 

 

ドローンが先ほどから飛んでいる。個人撮影とは違う感じと思っていたが、下山するとなるほど理解した。
福井テレビは、瀬戸では見れないね~(笑)。

 

 

登りで見た急登を下りで見ると標高差が良く分かる。
お助けロープを使ってコケないように降りる。

 

 

 

日を浴びてキレイ。

 

 

無事下山。
距離 : 約12㎞ 時間 : 8時間20分(休憩1時間20分) 累積標高差 : のぼり / くだり 1340 / 1337 m

なかなかの急登がしんどいが晴天なら頂上からの眺めが良くて素晴らしい。
雪山も結構登られているので、冬に挑戦してみたい気もする。ガスると迷いそうだ。
福井県唯一の百名山とのこと。後から知ったが、深田久弥も中出コースから登ったらしい。

登山道を整備している方々に感謝。
機会があれば他のコースからも登って見たい山である。

 

💖

 

 


ワリモ岳・祖父岳 完結編 2024.9

2024-10-30 11:37:25 | 

4日目の朝である。
夜から早朝にかけて冷え込んだ。朝、起きると肌寒い。

 


お湯を沸かしてスティックのカフェオレを淹れる。温かさにホッとする。😊
朝食はシリアルと行動食で済ませる。


今日は早出必須。結露でびしょ濡れのフライシートを大雑把にタオルで拭いてビニール袋に押し込む。
テントの設営と撤収が早くなりたいものだ。まだ雨天時の経験はないけど悪天候に必要な技術だ。

ザックを背負ったのが6時6分、予定通りだ。
最後にトイレによってさあ出発だ。
木道に上がった次の瞬間、『滑る!!』なんと霜が降りている。

 

あの下って来た木道がツルツルである。
これはヤバい!こんなところでコケて怪我でもしようなら下山できない。
凹凹になっているところに登山靴のゴムを効かせて一歩一歩慎重に登ってゆく。
なんとか分岐まで登りきったところで、一息つく。

あとから登ってきた女性が、開口一番『滑りませんでした?』。『かなりヤバかったですね~💦』
この会話、山荘からこちら側に向かってくる人とすれ違うたびに何度か繰り返される(笑)。
前日までとは全く違う冷え込みだった。一気に秋が深まった感じである。

 

山荘の横を抜けて、雲ノ平中央を行く。太陽を背にしているので振り返り朝日を浴びる。

 

 

あれは、笠ヶ岳か!すると手前の山が黒部五郎岳だな。

 

 

チングルマの綿毛が光って綺麗だが、写真にとるとフレア(画面にカブリやムラが出る現象)気味。

 

 

工夫して撮ってみるが、スマホでは限界ね。😅

 

 

ハイマツと岩と山並みの雰囲気に、奥日本庭園と名が付いたのだろう。

 

 

雲ひとつない日本晴れの下、何度も見てしまう笠ヶ岳。😁

 

 

栂の林にアラスカ庭園と名が付けられた。名付けた本人のアラスカのイメージらしいが(笑)。

 

 

そうして森の中の木道へと吸い込まれていく。
見通しはなく、ハイマツや針葉樹に囲まれて歩いて行く。自分がどこを歩いているのか上空から見てみたいものだ。

 

 

ここからは樹林帯の中、薬師沢小屋までの下りだ。
これがまた黒い岩に苔がびっしりとすごい道。かなりの急坂で普通に滑る。下りに使うと事故が多いと聞いていた道だ。
登って来ると急登となり、『まだありますか?』と聞かれること数回。
『あとひと登りです』はもう少しと言う気分になるが、『あとふた登りぐらいあります』だとげんなりする(笑)。
登っても下ってもハードな道だ。

 

 

ストック持ってこけたら最悪骨折するよと思うのだが、この滑る岩場でストックを仕舞わない人がいる。
両手を使えば、岩や木の枝を掴むことができて安全だし、スピードは断然速いのだが。
捻じれたハシゴまで来た。ここは3点指示で確実に下りる。

 

 

薬師沢小屋まで戻って来た。冬支度でテラスを解体していた。
ここまで3時間50分だ。まだ先は長い、しばし休憩。ポカリスエットを頂く。登山者が多く休憩している。

 

 

さあ、再び森の中へ。それにしても青空が気持ち良い!

 

 

ワリモ岳や水晶岳が遠くなった。あんなところまで行ってきたのね。🤣

 


2日目に渡った鉄の橋を超え、降りてきた最後の急登がしんどい。😫
やっと抜け出た。3日ぶりの太郎小屋が見えてほっとする。

 

 

ここまでくれば一安心、あとは下るだけ。

 

 

薬師沢小屋から約2時間半で到着。午後1時。おなかがすいたので腹ごしらえをする。
名物の太郎ラーメン。行者ニンニクが入っていて、疲労回復効果を期待する。山でのラーメンは何よりだね。😁

 

 

スープも飲み干したら、なんとクレイジークライマーが現れた(笑)。

 

 

登り返しが終わったので、下るだけと言ってもまだ距離7.5㎞、3時間半は掛かる。
気を引き締めて下山開始。

 

 

行きは見えなかった富山の町が見えた。

 

 

太郎平からのこちら側は雲が多くなってきた。

 

 

気持ちの良い、秋の空。

 

 

見晴らしの良いところを過ぎると、あとは黙々と下ってゆく。
だんだんと膝にきているのが分かる。あと少しだと自分を励ます(笑)。

今回は見かけなかったけど、遠くからなら野生の熊を見てみたい。😁

 

 

無事下山。

本日の行程
距離:15.4km 時間:10時間45分(休憩1時間半含む) 累積標高差:のぼり / くだり 627 / 1836 m

太郎平からは3時間15分ほどで下山できた。雲ノ平からの登り返しと長時間の下りで右ひざがちょっとヤバい。😓
筋肉痛と違和感が3日間ほど残ったけど大丈夫。
雲ノ平と日本一行きにくい秘湯、高天原温泉は充実の山旅だった。危険な個所は少ないが山が深いので体力はいるね。
しかしもっと時間が欲しいと思うところである。数日掛けてのんびりと過ごしたい山々がたくさん。

 

4日間の行程
距離:約43.5km  時間:33時間(休憩含む) 累積標高:のぼりくだり 3348 / 3347m


裏銀座の縦走にも憧れるが、これはさらに日数がいる。😅
スリリングな山も良いけどこんな山も良い。日本の山々は深くて広い。さて、次はどこへ行こうか・・・。

 

 

雷鳥に出会える確率が高い気がする😆

 

 

💖

 

 


ワリモ岳・祖父岳 後編 2024.9

2024-10-28 23:06:51 | 

朝起きると雨が降っている!
聞いてないけど(笑)。
そのうち止むとの情報を得て期待する。
早出の人はカッパを着てヘッドランプを灯しながら歩きだす。


朝食は頼まず、弁当にしたので準備の前に弁当を食す。手作りおにぎりが美味い!
弁当にした利点は都合の良い時間に食べられること。欠点は温かくないこと。
食後にホットコーヒーを淹れてでホットする☕(笑)。
ちなみに弁当は夕食時に一緒に作るので、夕食後に渡される。

 

早出する人もあれば、もう1泊するの?と言うぐらいゆっくりしている人もいる。
今日の行程は、雲ノ平までなので時間に余裕はある。寄り道せずに行けば5時間少しのコースタイムだ。
雨後の草原で足腰周りを濡らさないように下だけカッパを着る。6時30分、ザックを背負う。
雨で池塘(ちとう)に水がたっぷりだ。

 

 

水滴がきれいだ。

 

 

クロマメノキは沼地や水際の森、湿地帯を好む。果実はそのままで食する事が出来る。

 

 

光があれば、綺麗なんだろうなと想像する。😄

 

 

少しずつ雲が流れていく。青空が見えてきた。

 

 

分岐まで戻って来た。ここから登りが始まる。びしょ濡れにならないし暑くなったのでカッパを脱ぐ。
余談だが、岩苔を最初「いわのり」と勘違いしていた。
「のり」は「海苔」と書くので岩苔は「いわごけ」と読む。
こんな山の中に海苔があるわけないもんな(笑)。😆

 

 

これもスギヒラタケか⁉ 苔むした針葉樹の朽木に生えるとそのままの状況だ。

 

 

ゴゼンタチバナの赤い実が雨に洗われ、葉っぱの緑とふさふさの苔に愛らしい。

 

 

標高差190mを登ったところで水晶池の看板があり、寄ってみる。すぐに着くかと思えば結構下っていく。
登って来た女性に『水ありました?』と聞くと『無かった』との答え。あらま。

 

 

池は広い。右を見て。

 

 

左を見る。う~ん、残念。😢
やっぱり夏に来ないとかな~。

 

 

ナナカマドの赤い実。

 

 

いよいよメインの登りに入る。なかなかの急登だ。

 

 

青空が広がり、光が入ると優しい紅葉が心地よい。

 

 

 

 

時にこんな所もある。

 

 

振り返るとだいぶ登って来た。『ん~、気持ち良い!!』

 

 

目指す岩苔乗越は、あそこか。もうひと踏ん張りだ。

 

 

岩苔乗越に出た。水晶池から標高差440mほど結構な急登だった。
山荘を出発して約3時間30分。まだ10時である。行動食を食べながらさてどうするか考える。


水晶岳へ行くか、鷲羽岳にするか。乗越から見ると水晶岳は遠く感じる。
ヤマップのコースタイムだと1時間半だが、2時間ぐらいはかかるだろう。往復だと休憩入れて4時間ほどか。
雲ノ平キャンプ場に着きたい時間から逆算をするとギリなので却下。
鷲羽岳にしよう。荷物を軽くしてサブザックで向かう。

 

 

この見えているのが鷲羽岳かと思っていたが、違うことに後に気付く(笑)。

 

 

見晴らしの良いところから、頂上を眺めると岩の塊である。

 

 

ここへ来て分かったのだが、この山はワリモ岳であった。そしてこの先に鷲羽岳が見えた。😅
変わった名前だと思い調べると漢字では『割物岳』と書くらしい。割れた岩がそびえ立っている様子からだと。
上の写真の通り納得である。登れそうなので岩の上までよじ登る。サブザックで軽快だ。

 

 

お~眺め最高!😍

 

 

アップにしてみる。雲ノ平と小さく山荘が見える。

 

 

そして、雲の切れ間から槍ヶ岳。カッコイイ!

 

 

鷲羽岳と槍ヶ岳。
鷲羽岳までヤマップのコースタイムは35分。それで行ける?どうもあてにならない。

 

 

あまりにも景色が良いのでのんびりしてしまう。
そう、山でボーっとして景色を眺めているこの時間が良いんだよね。
なんか十分満喫できたので鷲羽岳は割愛する。またいつか登ろう。

 

 

雲ノ平までまだ距離がある。そろそろ下りなければ。
振り返るとワリモ岳。ありがとう!

 

 

再びザックを背負い、雲ノ平キャンプ場を目指す。目前にあるのは、祖父岳(じいだけ)。
爺ヶ岳は(じいがだけ)ではない。どちらもジイだけどね(笑)。

 

 

ハシゴの上り下りは1人ずつしか通れない。下りて来る人を待つ。

 

 

ハシゴを登ると開けたところに出る。山頂はもう少し先だ。

 

 

なんと雷鳥がたくさん。写真だと保護色で分からない(笑)。

 

 

 

 

 

 

頂上のケルン。

 

 

広々とした頂上は、岩だらけ。溶岩台地であることが分かる。

 

 

 

 

大小様々な石や岩を超えて下っていく。ペンキマークがあるので見落とさないように進めば大丈夫。
溶岩の不思議で黒い岩と赤い岩があって興味深い。

 

 

キャンプ場への道と奥に山荘が見える。
このまま下って行けるものと思っていたが残念なことに大きく迂回する。

 

 

右側しか開けていないので、水晶岳を眺めながら歩みを進める。
この谷を「岩苔小谷」と言う。

 

 

雲ノ平は左の方だけど離れていく感じ。

 

 

ハイマツを抜けると広々とした場所へ出る。

 

 

テン場への分岐に着いたが、受付けは山荘へとある。かなり遠い。💦
皆さんザックをデポ(置いていくの意)していくようで、財布を持って木道を小走りで行く。

 

 

歩けば30分のところをなんとか15分で到着。
受付けを済ます。必要なものはここでしか買えないので、ビール1本を仕入れる。
テン場までに温(ぬる)くならないかと心配になる(笑)。

たたずまいが、なんか映画のワンシーンに出てきそうな。😁

 

 

再び小走りでザックまで戻る。
テン場に向かうのだが、10分ぐらい木道を下る。この距離は、再度山荘まで行く気になれない。😅
広々とした中に数張りのテント。建物はトイレである。夜はライト必要。

 

 

近くに沢が流れていて水場はある。
テントを設営して、ビール飲んでまったりしていると間もなく夕暮れ。

 

 

夕食はインスタントラーメンに乾燥野菜を入れて。食後はウィスキーのお湯割りとナッツだ。😎

 

 

今日の行程
距離:約10㎞、時間:8時間45分(休憩1時間半)、累積標高差::のぼり / くだり998 / 567 m

のんびりした行程だった。ずっと森の中だったので稜線に出て、ワリモ岳からの眺めは最高だった。
岩苔の登りはなかなかだったけど(笑)。
夜は満点の星空に大満足。テント内でピカピカ光るのはライトではなく雷だ。
なぜか夜鳴く小鳥がいる。どんな小鳥だろう?

いよいよ明日は下山だ。今回の中で一番の長丁場、約15㎞を10時間。登り返してから下るのだ。
しっかりと休もう。明日こそ早出だ。・・・・つづく

 

💖

 

 


ワリモ岳・祖父岳 中編 2024.9

2024-10-22 21:55:46 | 


今日の行程は、キャンプ場からまずは太郎平小屋まで戻り、薬師沢小屋を目指す。
そこまでのコースタイムが3時間10分。
その後、大東新道を通り高天原山荘まで行く。薬師沢小屋から高天原山荘までが6時間10分とある。
トータル9時間20分の長丁場。早出が必須である。

 

ちなみに高天原(たかまがはら)とは、日本神話(古事記)に登場する神々の住まう天上の世界を言うらしい。最高神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が支配し、天つ神(あまつかみ)と呼ばれる神々が住んでいたと。🙄

 

早出必須と言いながら、ザックを背負ったのは7時10分。😅
はて?あの山は?

 

 

太郎平へ戻る道すがら、昨日はガスって見えなかった景色が素晴らしい。
あれは、まぎれもなく槍ヶ岳!

 

 

気持ちの良い朝だ。広々とした空間と朝のさわやかな空気。あまり写真で表せてないけど(笑)。

 

 

 

 

 

 

太郎平小屋へ戻って来た。さすがにこの時間では人は少ない。
小屋泊の皆さんは、すでに出発している(笑)。

 

 

小屋を過ぎて少し進むとすぐに分岐となり右は黒部五郎岳へ、そこを左に進む。
振り返る。ここへ戻って来るのは3日後だ。

 

 

薄曇りだが、晴れそうだ。

 

 

この辺りはずーっと木道が続く。と言うか今回ほとんど木道歩きだった。
高層湿原や草原が多いのでむやみに歩くと自然を痛めてしまうのでその対応策だ。
木道は滑り止めの溝が凹凹凹になるように掘ってある。晴れてる今日は快調に歩ける。😄

 

 

薬師沢小屋まで標高差415mほど山を下る。結構な急坂だ。帰りはこれを登るのね。😅
薬師沢まで下りてきた。このような鉄の橋がいくつかある。長いのもあって、しなるのでバランスが大事。

 

沢を何度か渡りながら森の懐深くへ入っていく。

 

 

ナナカマドの赤い実が秋の訪れを知らせる。歩くとまだまだ暑いけどね。😊

 

 

今回キノコをたくさん見かけた。

 

 

稜線ではなく、森の中を進んでいく。
深い山にいることは感じるのだがドローンで上空から眺めるか、地図で位置を確認しない限り自分がどこにいるのか分からない。😁

 

 

谷を流れるのは薬師沢。

 

 

しばらく沢を離れて森の中の木道を歩く。

 

 

 

 

森の中を抜けると突然、目に飛び込んでくる透き通るブルー。泳ぎたいぐらい。
この深い透き通るブルーは黒部川だ。薬師沢は、ここで黒部川と合流する。
上流には、黒部川水源地碑がある。

 

 

薬師沢小屋はここに建つ。ここまで2時間ぐらいで来れた。予定より1時間ぐらい早い。
しばし休憩してエネルギー補給とトイレを借りる。

 

 

高度感があるこのつり橋を渡る。両手がワイヤーに届くので見た目ほどだが、揺れるのは揺れる(笑)。

 

 

渡り終えると鉄梯子を下りる。写真の人は登っているところ。

 

 

つり橋を見上げるとこんな感じ。アレ⁉下からだとそんなに高さを感じないね~。🤣
それにしても豊富な水量と透き通る黒部川。

 

 


増水時は足場の悪い高巻きの道を行かねばならないが、今日は川沿いの石や岩の上を歩いて行けそうだ。

 

 

分岐を高天原山荘へ向かう。

 

 

振り返ると、こんな道。

 

 

本流は所々激しい。
モンベルの辰野勇氏はカヤックで下ったのだがどこから始めたのだろうか。🙄

 

 

黒部川、今日は穏やかな流れだ。
その流れに沿って右岸を行く。捻挫しないように石を拾って歩く。

 

 

右側からのA沢。今日は?水がない枯れ沢。

 

 

そしてB沢。道が途切れるので、ここで山の方へ上がる。ここから10数キロ先に黒部ダムがある。

 

 

沢の途中で左へ上がるということね。😄

 

 

踏み跡はしっかりある。

 

 

かわいらしいキノコだけど、オオシロカラカサタケの幼菌かな?だとしたら毒キノコ。😨

 

 

こちらはスギヒラタケか。昔食用、今毒キノコ。あちこちで見かけたね~。

 

 

山深い。遠くに滝が見える。

 

 

アップ!

 

 

ここも、雨だと渡渉がそれなりかもしれない。

 

 

黒部川からだいぶ登った気分。

 

 

D沢を超え。

 

 

キノコを見て。

 

E沢を超えると。

 

 

立派な樹に出会う。😆  

 

 

高天原峠だ。雲ノ平との分岐になる。
薬師沢小屋から3時間30分ほどかかり14時過ぎだ。昼食は行動食を口に入れながら歩いた。

 

 

もうひと歩きで山荘に着くはず。ガンバ!
あの山は?のちに水晶岳と判明(笑)。

 

 

池塘が現れる

 

 

光が入ればさぞかし奇麗だろうな。
しかし、よくこれだけの木道を整備したものだと感心する。

 

 

草紅葉が風情ある。

 

 

岩苔乗越への分岐まで来た。もうすぐ山荘だ。

 

 

この辺りから高層湿原が見事。

 

 

 

 

 

 

本日の宿、高天原山荘だ。ランプの宿としても知られている。

 

 

ランプの宿は良いのだが、受付けが暗い。用紙に記入するのに明かりが欲しい(笑)。
スタッフは慣れているのだろうけど、外から入ってくるとなおさら暗く感じる。😓
受付けを済まして、とりあえずザックを下ろそう。1人一畳である。

 

 

畳の並びは3列なのだが、指定された中央になると、足元の廊下にしかザックや小物を置くスペースがない。
周りを見回して、小屋のスミにザックを置かせてもらった。😁

 

 

さて、ここに来た目的は一つ。そう日本一遠い秘湯、高天原温泉に入るためである!
現在16時を回ったところ。夕食が17時である。微妙な時間だ。
夜行くか明日の朝にするかと考えたが、とりあえず行くことにする。

 

 

温泉は山荘から下りの道だ。普通に登山道なのでサンダルでは危ない。およそ20分下ってたどり着く。
これか!湯舟は3つある。小橋を渡り少し高くなった所に脱衣所を備えた囲いのある男風呂と女風呂。
そしてもう一つは完全な野湯。スノコが引いてあるだけである。こちらは混浴。


グズグズしている暇はないあと30分少しだ。傍らに連れ合いを待つ女性もいるがお構いなし。
全部脱ぐ、あたりまえだけど(笑)。

掛け湯をして、乳濁している温泉にそーっと入り首まで浸かる。『ふ~~』心地よいため息が漏れる。😂
良い湯加減だ。

 

 

温泉につかりながら今日の行程などを会話しながらしばし湯を楽しむ。
湯のそばに小さな沢が流れている。
本当は野湯と天然水風呂に交互に入って温泉を満喫したかったのだが、いかんせん時間がない。

夕食に間に合うようにあわただしく湯から出る。

 

 

帰り道は登りだ~。17時に間に合うように歩いていくと汗をかいた(笑)。
十分間に合ったけど。
みそ汁とご飯はお代わり自由。窓際の人は明るいが壁側はやはり暗めである。

 

 

ランプはオシャレではあるが・・・。

 

本日の行程
距離:10.6km、時間:8時間(休憩含む)、標高差:のぼり / くだり、655 / 825 m
最初の下りで時間を稼げたようである。
実際、大東新道は河原の石上を歩くのでテン泊ザックを背負ってはスピードが出ない。


風呂上がりのビールを頂き、ゆっくり夕食を食べる。
もう温泉までヘッドランプで行くのも面倒に思えてきてゆっくりすることにした。(笑)。
夜は早い、20時30分消灯。そして小屋泊のお決まり、凄いいびきの人がいる。😣

明日はもう一つのメイン、雲ノ平だ。どんな山旅になるだろうか・・・つづく

 

💖