狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

ガラス絵

2018年11月19日 | その他

ガラス絵を入手した。大正から昭和にかけて室内装飾に用いられた。モダンな感じで用いられたが、江戸時代既に長崎で作られていた。

現代もガラス瓶の内側からペイントし、工芸品として楽しまれている。

たぶん何れかの待合などで使用されてきたガラス絵を入手した。

このままでは破損の心配があるので、額縁を特注する予定だ。全体では横が135cm、縦が40センチほどである。鮑貝も使用され、キラキラと光っている。大正ロマンが蘇れば満足である。

ただ銘は「周文」とある。周文は室町期の中国の画僧である。雪舟の銘と同じで笑えてくる。恐らく上海辺りで作られ、大正期に輸入されたモノであろう。

周文とは恐れ入った!!


武者小路実篤の色紙

2018年11月19日 | その他

私とよく似た世代の方が結婚すると2間ぐらいのアパートに住んだ。一輪差しには野菊、そして壁には武者小路実篤の絵があるカレンダーが掛けられていた。「仲良きことは善哉」この言葉が信じられた時代であった。パソコンなんて空想科学小説の世界である。それが格安で手に入った。

本物と信じたい。左上には為書きが有り価格を落としているし、肝心の「仲良きことは善哉」もない。色彩も絵の具不足の感じがする。しかし、新婚時代にこの絵のカレンダーを飾っていた夫婦にとっては本物の色紙である。