『
高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい』
経済学者、成田悠輔氏の発言に呆れました。
怒りすら覚えます。
そこだけ切り取った記事である事もわかりますが、何故私はこんなに怒ったり憤ったりするのか考えてみました。
我々の先祖である縄文人は犬を人間と同様に埋葬していました。
そのDNAが私の中にもあります。
日本人に流れるDNAのひとつです。
それが日本人的真理の源泉と考えています。
日本人が日本人の社会を築いてきた根っこがそこにあるのです。
私の中にもその根っこがあり、そこを彼の発言は刺激したのです。
だから私は怒ったり憤ったりしたのだと思います。
2500何ほど前にまとめられた論語でそう説いているからとかのレベルではなく、もっと根っこの理屈ではない日本人が自然の中で生き暮らし一万年以上かけて育み続けてきた私の中にあるDNAを彼の発言は刺激し、私はDNAレベルで反発したのです。
彼を糾弾するつもりはありません。
彼の方が彼なりの学問をベースにした論理があるので、私が私の感覚だけで論破する事はできないでしょう。
私は私の中に流れているDNAに従って生活しているのです。
そしてそれを共有する一億人以上の人達が住む日本列島で暮らすことが心地よいのだと思います。
この件に関して私は極めて冷静です。
彼を個人攻撃する必要を感じません。
彼の様な考え方をする人が、多分結構いることに気付かされました。
彼は警鐘のつもりで発言したのかもしれませんが、私には別の警鐘をもたらしました。
私や我々は彼の様なな考え方を持つ人が隣にいるかもしれない危険な状態である事に気をつけなければなりません。
そしてそんな人に権力を与えてしまう民主主義の弱点も懸念しなければなりません。
それでも民主主義は他のよりはマシ。
だから彼が発言する事をやめさせたりはしませんし、彼が老害化した高齢者になっても自決しろとは言いません。
そこは彼の自由ですから。
彼なりに幸せな人生を送れることを軽く願います。
あくまでも、軽く、ですけれど?