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【シグマベンディングサービスとの闘い】 熱中症死亡労災の遺族が人材サービス産業協議会に申し入れ

2025年02月18日 13時17分12秒 | シグマベンディングサービス熱中症死亡労災との闘い
【シグマベンディングサービスとの闘い】
熱中症死亡労災の遺族が人材サービス産業協議会に申し入れ

コカ・コーラ自販機の補充配送会社シグマベンディングサービスでの熱中症労災により死亡した労働者の遺族と全国一般東京東部労組は2月17日、同社の社長が代表を務めている社団法人が優良派遣事業者の審査認定機関になっている現状を見直すよう求める意見書を、優良派遣事業者認定制度の運営受託団体である「人材サービス産業協議会」に提出しました。

シグマベンディングサービスの平澤繁樹社長は「労務管理教育センター」という公益社団法人の代表理事を務めています。この労務管理教育センターは現在、優良派遣事業者を認定する審査機関になっています。その上で同じく平澤社長が経営するシグマグループの派遣会社が「優良」派遣事業者として認定されています。

熱中症労災で労働者の命を奪い、いまだにそれを反省せずに遺族への謝罪を拒否している会社の社長が代表を務める社団法人にどの事業者が「優良」か否かなどと評価・認定する資格があるとは思えません。

実際、「優良」派遣事業者として認定されているシグマグループのシグマスタッフでは昨年7月に架空の経費を請求するなどして北海道から刑事告訴されています。その他のシグマグループ各社でも労働基準法違反などが相次いでいます。

この優良派遣事業者の認定制度を厚生労働省から受託している人材サービス産業協議会を訪れた遺族2人【写真】と東部労組の須田書記長は、応対した担当者に、シグマベンディングサービスの熱中症死亡労災における平澤社長ら経営者の不誠実な対応を訴え、平澤社長が代表を務める社団法人を審査認定機関に認めないよう求めました。担当者は厚労省などにも報告する旨を述べました。

遺族と東部労組は引き続きシグマベンディングサービス経営者の責任を追及していきます。遺族が同社を訴えている裁判の次回(第4回)口頭弁論は3月3日(月)午後4時から東京地裁5階の522号法廷で開かれます。みなさんの支援の傍聴をよろしくお願いします!
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