(上の写真=ワタミに話し合いを再度申し入れた過労自殺遺族の森夫妻)
ワタミの仕事が原因で命を奪われた森美菜さんからの「質問」に答えてください!
「答えていただくまでは、私たちは答えを求めることをやめません。」
「娘を安らかにしてやってください。」
ワタミに過労自殺遺族が話し合いを再申し入れ
居酒屋チェーン「和民」で正社員として働いていた森美菜さん(当時26歳)が過労自殺した問題で、遺族の両親である森豪さんと森祐子さんが11月1日、ワタミ株式会社の渡辺美樹会長、桑原豊社長ら経営陣に対し、直接交渉を再度求める申し入れ書を郵送しました。
森夫妻は9月20日にワタミ本社を訪問し経営者との話し合いを申し入れましたが、ワタミ側からは代理人弁護士を通して拒否する回答が届きました。また、森夫妻が加入している全国一般東京東部労働組合が10月12日に団体交渉を申し入れましたが、これにもワタミ側は代理人弁護士を通して拒否の回答でした。いずれの回答も、遺族との話し合いはワタミの経営陣ではなく、代理人の弁護士が対応したいとの内容です。
遺族が求めているのは、あくまでワタミとの直接交渉です。森美菜さんがなぜ死に追い込まれたのか、その労働実態と今後の再発防止策を話し合いたいのです。その相手は弁護士ではなくワタミの経営者および責任ある立場の人であるべきです。
今回、遺族が郵送した申入書を以下に掲載します。
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2012年11月1日
ワタミ株式会社
取締役会長 渡邉美樹 殿
取締役社長 桑原豊 殿
ワタミフードサービス株式会社
代表取締役社長 桑原豊 殿
森 豪
森 祐子
申し入れ書
10月20日に貴社代理人より、全国一般東京東部労働組合との団体交渉には応じられない旨の書面が届きましたので、ここに改めて遺族より、貴社へ直接交渉を申し入れます。
私たち遺族は、改めて私たちの娘が何故死ななければならなかったのか、その説明を貴社に求めます。そのためには、貴社の労働現場のことを何も知らない代理人ではなく、貴社の各部署の責任者、そして経営責任者から直接話を聞きたいと考えています。
日時:2012年11月15日(木)午後2時
場所:NPO法人労働相談センター
東京都葛飾区青戸3-33-3野々村ビル1階
(日時や場所については、調整に応じます)
当方参加者:
遺族 森 豪
遺族 森 祐子
代理人 須田 光照
代理人 菅野 存
代理人 長崎 広
代理人 矢部 明浩
私たちの一日は、娘に手を合わせることから始まります。私たちの一日は、娘に手を合わせて終わります。しかし始まりと終りもなく、寝ても覚めても、娘の声が聞こえます。
私は、何で死んだの?
ワタミという会社は私の思った会社、信じた会社とは違った、何故なの?
娘は夜となく昼となく問い続けています。娘の問いかけに、どうか、答えてください。
私たちは、娘の問いかけに答えようと、当事者との協議を申し入れました。そして私たちに2通の手紙が届きました。そこには、代理人との話し合いに応じると書いてありました。なぜ当事者が会おうとしないのでしょうか。なぜ、第三者の代理人の向こうに隠れようとするのですか。
私たちが、当事者との直接の話し合いが必要だと思ったのは、貴社の代理人弁護士との交渉を通じてです。貴社の代理人弁護士は、「自分たちには、何の権限もありません」と言い、「ただ承っておきます」と繰り返すだけの代理人弁護士でした。貴社からの回答書について質問しても、「さあ、そう書いてありますね」と言うだけでした。このような言葉しか言えない代理人と、実のある話ができるでしょうか。「だったら権限のある人と話し合いたい」というのは、ごく自然なことではないでしょうか。
私たちは、改めて、当事者である会長、社長、そして、各部署の責任者と会って、協議したいと思います。娘の置かれた状況の一つ一つについて確かめたい。問いに一つ一つ答えてください。
もう一度尋ねたい、
なぜ、娘を、深夜勤務の後、始発電車まで待たねばならない社宅に入れたのか。
もう一度と言いましたのは、2008年に、ワタミフードサービス(株)栗原社長以下が、私たちのもとを訪ね、娘の位牌にお参りすることを希望されたときに、私たちがそのように尋ねたことがあったからです。娘が亡くなった当初、栗原社長、ワタミフードサービス(株)の澤橋和民首都圏営業本部部長、ワタミフードサービス(株)の大根田人材教育部長、ワタミ(株)の小林人材開発本部人事部統括本部長、そしてワタミ(株)の星野業務部本部長が、娘の位牌にお参りをされましたが、今はもう私たちに会うことも拒絶されるのでしょうか。娘が亡くなった当初、できたことが、今は、できないのでしょうか。労災が下りて、業務上の死であることが決定的になった今、なぜ直接に会うことができないのでしょうか。
娘は、文字通り、「世界で一番たくさんのありがとうを集める」会社であることを信じて入社しました。それなのに、事ここに至っても、なお、娘を裏切るのでしょうか。貴社には誠実さがないのでしょうか。
企業には、説明責任があります。一部上場会社であれば、当然、ご存じだと思います。事故や不始末があれば、必ず、その原因結果について、説明しなければならない。社会のための企業であるならば、社会貢献を唱える企業であればなおさら、説明しなければならない。貴社の業務により娘は自殺しました。その原因について、貴社には説明責任があります。その説明を私たちは、要望します。私たちは、私たちの信頼する代理人と一緒に説明を聞き、協議したいと思います。
以下に、現在、伺いたいこと、これは、私たちというよりは、死んだ娘が知りたかったこと、娘が問い続けていることをあげます。娘に答えるつもりで、どうか答えてください。娘からの質問への回答を要望します。
娘からの質問
1.何故、入社説明会において、実際の就業規則とは全く違う労働条件(労働時間・連続深夜勤務の日数等)を明示したのですか?
2.何故、実際に配属された店舗では、就業規則で決められた時間より早くから出勤を求められたのですか?
3.何故、就業規則で決められた休憩時間を最初から取らせようとしなかったのですか?
4.何故、身体を横たえることのできる休憩室が無かったのですか?
5.何故、週休2日といいながら、連続7日間も深夜勤務が続くのですか?
6.昼夜逆転の深夜長時間勤務を強いておきながら、何故、ボランティアと称して昼間の研修をさせるのですか?それも休日扱いの日に?
7.何故、深夜勤務を終えて、普通なら眠っている時間帯に、本社まで出勤させて新卒研修会を行うのですか?
8.ドアtoドアで30分以内に社宅を用意するといいながら、何故、深夜勤務後、始発電車が出るまで帰れないところに社宅を定めたのですか?
9.何故、手帳や渡邉美樹氏の著作を強制的に買わせ、給与から天引きするのですか?
10.何故、大量のレポートを書かせるのですか?
11.何故、私たち遺族は、娘の命を奪われたうえに、その死に至るまでの説明を求めただけで、貴社代理人弁護士から脅しの書面を送りつけられなければならないのですか?
以上の質問に答えてください。答えていただくまでは、私たちは答えを求めることをやめません。娘の答えを求める声が止まないからです。娘を安らかにしてやってください。貴社に真心があるのであれば、どうか、誠実に答えてください。
回答期限:2012年11月8日(木)までに以下の連絡先に書面で回答してください。
連絡先:NPO法人労働相談センター(担当・須田光照)
東京都葛飾区青戸3-33-3野々村ビル1階
ファックス 03-3690-1154
私も数年前、勤めていた建築金物メーカーで程度の差こそあれ、同様の目に遭わされました。
少数精鋭・成果主義というバカげた理由で、自社製品と大手の請負の同時進行を押し付けたのです。
それなのに会社側は人員を増やすなどの措置を全くとらないままでした。
この間、深夜までの勤務や泊まり込みは当然ながら土日祝もなく、休憩時間もロクに取れませんでした。
さらに経営不振を理由に、時間外手当すらロクに支給されず仕舞いでした。
こんな状態が約3ヶ月続いた結果、同僚は肺炎を起こし倒れた後、わずか28歳で退職しました。
最後の頃、彼はげっそりとやつれて顔色も悪く、倒れる寸前でした。
私も日毎体調が悪化していたものの、代行できる者が居ないため、自分を騙して我慢する他なかったのです。
ようやく時間ができて大学病院で検査を受けると、インフルエンザから軽い肺炎を起こしていると診断されました。
「将来こんな状態が続くと、会社に殺されてしまう!!」との危機感から退職し、親族の会社を手伝いながら就職活動と必要な国家資格取得を並行しています。
話が逸れましたが、とにかく今の企業経営者や労務管理者は、大量失業や買い手市場をいいことに、労働基準法以前に社会通念すらなくやりたい放題です。
これでも同じ人間のすることとは思えず、経営者や社会人どころか大人としてのモラルや人間性が崩壊しているとしか考えられません。
まして若い世代を、超低賃金と超長時間労働でコキ使い、気に食わなければ簡単に切り捨てるなどもっての他!
近年学卒の就職率の低下が問題になっていますが、
就職したくてもできない者の影には、企業の実態や親や先輩の惨状に嫌気が差し、就職そのものを拒否する者もかなり居るのは間違いないでしょう。
こらから先の日本社会に強い不信と不安を感じます。
それまで設計部門にいたにに、突然上司から「お前はこの部署に向いていないから、部品製造現場への配転を命ずる」と宣告されたのです。
詳細な理由や目的を尋ねても、
体質と経営者のモラル
桑原社長は藍屋に居た時、店舗配属の社員が体を壊して、後に本部勤務(武蔵境)となり、30代後半という若さで、この世を去ったFさんの事も、存じ上げている筈ですから。
ワタミはブラック企業ですか? ユニオンや報道などを見ていると
かなりのブラック企業ですが、事実なのでしょうか?
また長時間労働をして過労死した女性の葬儀も渡辺会長は行かなかったのですか?
労働時間だけ見ると、労務管理が全くできていませんが、ワタミ側の主張としてはやはり報道の通り
労務管理は完璧だったのですか?
以前にも大阪で労基署に申告した社員を解雇にして労基署に行く社員は脅威といったのは事実でしょうか?
また、ある時は会社説明会にて、労働組合は不要だとの意見をワタミが主張したのも事実ですか?
ユニオンや報道・ネットなどを読んでいますと、渡辺会長を教祖とする、カルト宗教にも思えますが、
事実はどうなんでしょう?
いろいろ質問が多くて失礼しました、私もワタミで食事をするこもありますし、また、そんな労務管理が最悪で
社員を奴隷の如く扱う企業で食事をするのは控えたいと思いメールをいたしました。
またワタミ社の株を購入することも上記が真実であれば迷います、もし事実と違うのであれば、ご回答をいた
だければありがたいです。
なぜ、そこまで自分を追い込んだのか。
また、同じ状況に陥った時に、今度はどうすれば良いのか、2週間ずっと考えてみました。
企業は即戦力が必要です。
面接で即戦力として、働ける人を採用します。
入って数ヶ月、
スキルを持っていない場合に、
スキルを埋める為には、
どうしなければならないかを上司と相談する辞めるのも、勿論一つの考えとして。
個人のスキルの差を埋める為に、
会社として標準化として教える会社なのか
究極、どちらかだったんだよね。
どう考えてもどちらかしかないよ。
そこを、自分で、独学で乗り切れという会社だから精神論で頑張るだけで、
何も解決されないから、一人潰れる状態になってしまう。
個人状況
会社や学校あるいはグループなどの集団は、意識的であれ、無意識で
あれ、方針・秩序に従う、従順な仲間(従業員)を作りだそうとする場合が
あります。
そして、この均質化に拒否反応を示した人間に、「適応に失敗した弱い人間」というレッテルが張られることがあるのです。
窮屈な環境や理不尽な強制に対して、拒否反応を示すのは当然です。
なのに、「ストレス耐性が低い」とされてしまう。
本来、それぞれに個性がある人間を均質化するような行為への拒否反応は、ごく自然なものなのに、「あいつは変わっている」 「ストレスに弱い」
「我慢が足りない」という評価に変わってしまう。
このストレスは、尋常ではないストレスを課せられます。
同僚にも弱音を吐けないから
皆が乗り越えて頑張ってるから、自分も頑張って乗り越えていかないとと
言い聞かせるんだ。
もがいて、あがいて、いずれ、休みの日も、休憩時間も、通勤時間も、頑張るんだ。
でもね、そうしていくうちに、
脳がショートして鬱病という病気になってしまうんだ。
でも、会社は何もしてくれません。
会社の仲間も声をかけてくれません。
病院は、ひたすら薬を出すだけです。
これが、日本企業です。