「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2016年2月分から抜粋）

2016年2月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「辞めさせてくれない」労働相談事例の抜粋報告です。

 

*********************************************
「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2016年2月分から抜粋）
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2016年4月1日

 

1、 派遣社員。派遣先で、一時も指を止められない膨大な量の入力作業を命じられ、4日目に首に激痛が走り、病院でみてもらったら神経がやられていた。首の激痛のため、契約満了の3月を待たずに退職したいと申し出たが、「契約期間は守って」と退職は頑なに認めてくれません。

 

2、 契約社員。3月末までの契約期間。仕事が合わないので「次回の更新は辞退させてください」と申し入れたが、「仕事が向いているか向いていないか決めるのは早すぎる」と聞き入れてくれません。

 

3、 私の会社の就業規則で、退職に関して「退職を申し出て会社が承認したとき」と規定されています。私たち3人の職員は退職届を受理されず、退職することができません。私自身も、すでに一年越しで退職の話を進めているのに、ずっとうやむやにされ続けています。

 

4、 低賃金の為、生活が出来ず3月いっぱいで退職したいと経営者に話したら「今辞めたら『半年以内に辞めたら賠償金が発生する』との契約書にサインしているから、経費や教育費を賠償してもらう」と言われた。このままでは本当に生活していけません。

 

5、 新卒で入社した会社が過酷すぎる労働で離職者が多く、自分も退職を決めた。しかし、上司は「甘えるな」と認めてくれない。

 

6、 社内規定にある「退職願は一ヶ月前」を守り、退職届を提出したが、上司からは「時期は認められない。9月まで残れ」と認めてくれない。転職先の内定はすでに決まっているので困っている。

 

7、 風俗店でアルバイトの面接に行って簡単な書類にサインした。パスポートの控えも提出してしまった。しかし、その日のうちに入店を辞退する連絡をしたが、「退店書類にサインする必要もあるので、一度とにかく来てくれ」と言われた。行くと「働け」と脅迫されそうで怖いです。

 

8、 結婚を契機に退職を申し入れたが、会社から「あと6ヵ月待ってくれ」と言われ、円満退職が望ましいとそれを受け入れたが、6ヵ月たったら「あと2ヶ月待て」と強圧的に慰留された。

 

9、 派遣社員。新しい会社が見つかったので、派遣会社に、退職届を提出したら、「まず、退職願を受理しないと退職届は受け入れられない」と退職届を戻してきた。

 

10、 パート。会社に退職の意向を伝えたら「あなたの担当している大口の顧客を失うという自覚があるのか」という趣旨の脅しとも思えるメールがきた。

 

11、 退職の旨を伝えても「会社が回らないのに、なぜそういうことを言うのか。社会人なのだから、考えろ」と何度も流されてしまう。ついに会社や家で過呼吸になるなど病気になってしまった。

 

12、 退職を申し入れたら、上司が「あなたは、以前、お客に損害を与え会社が80万円負担した。辞めるなら返せ」と言ってきた。

 

13、 3ヶ月前から退職の話し合いをしているが、会社は「募集をかけて次の人が見つかるまで」と認めてくれない。

 

14、 コンビニのマネージャー。「退職は後任者を作ってから」と言われるが、コンビニはアルバイトばかりで後継者は出来ません。このままではいつまでも辞められない。

 

／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／

 

労働相談はこちらへ

 

NPO法人労働相談センター
http://www.rodosodan.org/

 

全国一般東京東部労働組合
http://www.toburoso.org/

 

ジャパンユニオン
http://www.jca.apc.org/j-union/

 

****************************************************
動画(東部労組関連)一覧表
https://www.youtube.com/user/The19681226002/videos