JTBサポートインターナショナル団体交渉 会社驚くべき回答
「そちらが、該当する一日以外の過去2年分を
全部みなし労働として認めるのであれば、
一日分の残業代支払いについて協議に応じてもいい」
8月7日(木)JTBサポートインターナショナルとの団体交渉が行われました。
会社はこの日から新たに伊藤隆史弁護士が登場した。この弁護士は阪急トラベルサポートの団体交渉にも会社側弁護士として毎回出席し、先日会社側が負けた労働審判の担当もしている弁護士です。組合側は4名で出席。
労基署の是正勧告書
労働基準法37条第1項違反
「退職派遣労働者が添乗業務に従事した際に行った時間外労働に対する割増賃金を支払っていないこと。過去2年分の賃金を遡及して支払うこと。」
同労働基準法37条第3項違反
「退職派遣労働者が添乗業務に従事した際に行った午後10時から午前5時までの間に労働させた場合において、深夜労働に対する割増賃金を支払っていない。過去2年分の賃金を遡及して支払うこと。」
について
当該・組合側
「過去2年分の賃金を遡及して支払うこと」の是正勧告に従うのか
会社回答
「過去2年の中の9月28日のツアー一日分だけへの是正勧告である」「そちら(東部労組)が、該当する一日以外の過去2年分をみなし労働として認めるのであれば、一日分の残業代支払いについて協議に応じてもいい」
指導内容
「申告者が従事していた添乗業務については事業場外労働に関するみなし労働時間制を採用することは認められませんので、労働時間の把握を行い、労働時間に応じた賃金の支払いを行うこと。」
について
当該・組合側
「労基署の是正勧告指導『みなし労働の労働時間制を採用することは認められません』に従え」
会社回答
「指導票は法律違反を指摘されたものではない」
「みなし労働の主張を変えない」
同指導内容
「申告者以外の労働者で事業場外労働に関するみなし労働時間制を採用していたものについて、実態調査を行い、当該報告を行って下さい。」
について
組合側
「労働時間管理は会社に責任がある。是正勧告指導に従い、会社が調査して支払うべき」
会社回答
「みなし労働なので、過去の労働時間の資料は会社には残っていないから調査できない」
<申告者と東部労組が、過去2年分をみなし労働と認めれば、一日分の残業代を支払ってやる>と平然と回答してきた会社と伊藤隆史弁護士。
全国の添乗員が聞いたら、激怒するであろう驚くべき姿勢です。
こちらが「みなし労働」を認めることなど絶対にあり得ないと知りつつこのような無茶苦茶な発言を繰り返す会社。
全国の添乗員だけでなく社会全体への挑発・挑戦だと言わざるを得ません。
当然この結果起きる事態への責任は全て会社と伊藤隆史弁護士が負うことになります。
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上の新聞は本日8月7日の東京新聞の記事です。
<実態に合わぬ みなし時間>と大きなみだしでみなし労働を糾弾する内容です。記事の中で、本件のJTBサポートの元添乗員のインタビュー記事が掲載されています。「一週間、朝7時から深夜12時まで拘束されるのに、日当以外もらえないんですか」「そんなの、出ねえーよ!」と4年前の生々しいやり取りも出てきます。
世論は添乗員の味方です。今こそ立ち上がりましょう。
明らかに犯罪を犯していることに認識がなさ過ぎる。
JTBには失望。
そして伊藤弁護士、払ってやるとは何事。??
どちらが被害者なのかわかりますか?
断固抗議して徹底的に抗議の声を上げましょう!
絶対に許せない対応です!
JSIの現役の皆さん!
こんな対応しかできない会社にいつまで我慢しているつもりですか!
勇気を持って立ち上がりなさい!
まっ、そちらもお仕事ですから仕方ないですが世論や社会通念からすると実際は厳しいでしょうね。
どんな作戦をたくらんでいるのか?
ブログの書き込み満足や労働組合職員に任せきりだけではなく、実際に東京東部労働組合の行動に参加することが解決の近道と思います。
添乗員さんの「リアル行動」は派遣会社・旅行会社・サービス連合労組・旅行者を「添乗員満足志向」
に動きます。頑張ってください。
こんな方針で会社を継続させるのであれば、添乗員のための会社ではないのです。
会社と言うものは新たに作られていくものでもあります。そして時代に沿った会社が新たに作られてもいきます。みなさん、恐れることはありません。
逆に廃業させられて行けばコンプライアンスを守らないといけないと言うことにもなります。
グッドウィルがいい見本です。
そもそもお客さんの苦情の言いなりで、すべて添乗員の責任として個人賠償やお詫びさせられることばかり。
いいかげんイヤになりますよ。
22時まで働いての一日の日当は納得できません。
給与も時間外手当も有給(40日!)も充分あったにもかかわらず、毎年交渉がありました。自分達の職場、生活はこうして勝ち取るものだと思っていました。
添乗員になってからは、自由だからこれで仕方ないのかもしれないと思うようになっていたことは事実で反省しています。組合は必要だと思いつつ、実行しなかった自分に情けなく思っています。不満・愚痴は日常ですが、だからといって行動はなく、組合員になられた方だけが頑張るもののように考えているTCも多いのではないでしょうか?
航空会社社員だって空港でビラ配りしたり、スト勧告したりしているのですから、私たちも頑張りましょう。