写真=反貧困フェスタには1600人が集まりました。
3・29反貧困フェスタに東部労組も参加しました。
労働組合に入ってワーキングプアを打ち破ろう!
ワーキングプア(働く貧困層)などの貧困問題を解決するために実態を伝えようと、3月29日、「反貧困フェスタ2008」が東京都内で催され、私たち全国一般東京東部労組も参加しました。会場となった千代田区立神田一橋中学校には約1600人が集まり、大盛況となりました。
フェスタを主催した「反貧困ネットワーク」(代表・宇都宮健児弁護士)には、多重債務、生活保護、ホームレス、シングルマザーなどさまざまな問題に取り組んでいる市民団体とともに、連合や全労連などナショナルセンターの枠を超えて労組が参加し、東部労組も加わっています。
フェスタは、学校のグラウンドや教室を使って、シンポジウム、講演会、映画上映、音楽、芝居、飲食屋台、健康診断、フリーマーケットなどなど盛りだくさんの催しがありました。東部労組はほかの労組や日本労働弁護団と協力しながら、特設テントでスタッフが労働相談にあたりました。
派遣、パート、契約社員ら非正規雇用の増加にともない、働いても働いても最低限の生活さえ送れないワーキングプアが広がっています。正社員も低賃金や長時間労働による過労死の不安に直面しています。企業による残業代不払いや社会保険・雇用保険未加入などの違法行為は後を絶ちません。
貧困問題を解決するためには、派遣法の改正や最低賃金の引き上げ、社会保障制度の充実などを図る必要があります。そして、働く人にとってのセーフティネット(安全網)は何よりも労働組合のもとに「団結」することです。
非正規社員も正社員もすべての働く人は命と暮らしを守るために連帯しましょう。低い賃金や不安定な雇用は断じて「自己責任」ではありません。人間らしく生きる権利を確立し、ワーキングプアの現状を打ち破りましょう。
ためになるお話がたくさん聞けたこと
それから「もう我慢ならない!」という声を上げ始めた人たちがたくさんいることに勇気づけられました。
ガソリンスタンドユニオンの方が「ストライキをやってみたら楽しかった!」と言っていました。
団結して破壊された生活を取り戻そうとする中で
あたらしい喜びを感じることができるっていいなぁと思いました。
こういったイベントがもっと盛んになって
働く人たちがどんどん声を上げられる世の中になって欲しいです。