【ピーエス三菱との闘い】11.20東部けんり総行動で本社前行動

アミンさんに謝罪しろ！ピーエス三菱本社前行動

全国一般東京東部労組は11月20日、パキスタン人労働者のアミン・モハマッド組合員への労災隠しに抗議するピーエス三菱本社前行動を実施しました【写真】。

東部労組が加わる東部けんり総行動の一環として実施され、貸し切りバス２台に分乗した各労組の70人超が参加しました。

ピーエス三菱本社が入る東京汐留ビルディング前で行動を開始し、申し入れのため参加者らはオフィスのある18階に上がりました。

アミンさんは同社の担当者を前にして「あなたたちはウソばかりついている。ひどい会社だ。社長を出してほしい。私も外国人だけど同じ人間、同じ赤い血が流れている。あなたたちは心が曲がっている」と腹の底から糾弾しました。

アミンさんは2019年７月にピーエス三菱が施工主だった足立区のマンション建設現場で作業中に負傷しましたが、雇用された建設会社からは「現場でけがしたことは伏せろ」とウソをつくよう迫られ、元請のピーエス三菱からも労災申請を拒否されました。こうした労災隠しの結果、アミンさんは長期にわたり無収入の状態となり、家族含めて極めて苦しい生活を強いられました。

その後、労基署からは建設現場での労災として認められたものの、アミンさんは４年以上たった現在もけがの後遺症に苦しんでいます。しかし、ピーエス三菱など会社側は労災の事実すら認めようとせず、いまだアミンさんに謝罪していません。外国人労働者だからごまかし通せるという差別が根本にあるとしか考えられません。

申し入れの場では「外国人労働者への差別をやめろ！」「労災隠しを謝罪しろ！」などのシュプレヒコールが参加者から上がりました。ピーエス三菱に謝罪や補償を求める申入書を担当者にアミンさんが手渡した後、東部全労協、全労、ＪＨＵ、東京清掃労組、下町ユニオン、ユニオンネットお互いさま、江戸川地区労センターがそれぞれ会社への怒りを込めて発言しました。

最後にアミンさんは「会社が悪かったと認めるまで闘っていく」と決意表明し、団結ガンバローで行動を締めくくりました。来年２月２日にはアミンさんがピーエス三菱を含めた会社側を相手に訴えた損害賠償請求裁判の証人尋問が行われる予定です。みなさんのご支援をよろしくお願いします！