(写真=自民党本部前に集まったワタミ過労死遺族と支援の人たち・今井明さん提供)
「人間の命を守る運動を続けていかなければならない」
~ワタミ過労死遺族の自民党要請行動に集まってくれた人たちへのお礼状~
ワタミ経営者である渡辺美樹前会長の参院選出馬について、ワタミ過労死遺族と支援する全国一般東京東部労組などが自民党本部に公認を取り消すよう要請した6月28日の行動には約130人が参加しました。本当にありがとうございました。遺族の森夫妻から行動に集まってくれた人たちへのお礼状が届きましたので、以下に紹介します。
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平成25年7月3日
皆さま
御礼
ワタミ過労死遺族
森 豪
森 祐子
この度は、ワタミ株式会社の渡辺美樹前会長の参議院議員選挙立候補に関し、自民党への候補撤回要請行動をご支援くださいまして、ありがとうございました。皆さまのおかげで、要請書を自民党に提出することができました。しかるべき立場の人に手渡すことができればよかったのですが、自民党は、「会わない」と決めており、要請書を手渡せたものの、候補撤回に至るかどうか、わかりません。ただ、今回の要請行動は、声を上げること、特に私たち遺族にとっては、声を上げ、公認撤回を求めることが、遺族の義務とも思い、個人的な問題を超えて、大げさかもしれませんが、これからの日本の、特に働く若者の将来の問題であることを社会に訴えることに意義を認めておりましたので、皆さまのご支援のもと、多くのマスコミも詰めかけ、報道もされたことで、一応の目的は達成されたものと思います。
要請を受け止めず、候補撤回しない道を自民党が選ぶとすれば、それは、これまで自らの政権下で積み上げてきた労働三法の否定であり、自民党の自己否定であります。自民党は、渡辺美樹前会長と不可分の関係になり、過労死防止基本法の制定を求めてきた運動も、大きな壁を前にすることになります。より厳しい環境のなか、人間の命を守る運動を続けていかなければならないことでしょう。今回の要請行動が、その始まりとして位置づけられることになるかもしれません。
私たちは、渡辺美樹前会長とワタミ株式会社が、娘の過労死の責任を認めるまで責任追及をやめる気持ちはありませんでしたが、今回の要請行動を経て、私たちの活動は、もはや個人的な問題ではなく、そこには社会的な意義があることを強く感じるようになりました。
私たちの要請行動のために、休暇を取り、また遠くからかけつけていただいたご支援のみなさまには、厚く御礼申し上げます。皆さまの存在が、大きく作用して、いろんな方々の気持ちを動かしたのだと思っています。重ねて御礼申し上げます。
今後も、私たちは微力ではありますが、最善を尽くして参りたいと思いますので、皆様のお力添えをよろしくお願い致します。
以上
しかし、今回の選挙から、ネット選挙がかのうになったため、誰でも落選運動はできます。
当選阻止のため、頑張りましょう。
思わず、ブラック企業・人殺し経営者yと叫びたかったですが、一応辞めました。