メトロコマース支部の仲間とともに非正規差別の世の中を変えよう！

写真＝11・22大集会で披露する予定の「メトロ音頭」を歌うメトロコマース支部の仲間

メトロコマース支部の仲間とともに非正規差別の世の中を変えよう！
11・22　がんばれメトロレディー！非正規大集会に集まろう！

すべての仲間の皆さん！とりわけパート・派遣・契約社員など全国2000万人の非正規労働者の皆さん！私たち東京メトロの駅売店で働く非正規労働者でつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部は、来たる11月22日、「11・22　がんばれメトロレディー！非正規大集会」を東京・田町交通ビルにて開催します。非正規労働者に不安定雇用と低賃金・貧困を強いる世の中を変えるためにぜひ大集会に集まってください！

いま、あらゆる産業・職種・企業で非正規労働者が増えています。東京メトロの駅売店だけではなく、正社員と同じ仕事や責任を担っている非正規労働者は少なくありません。ところが、多くの非正規労働者は細切れの雇用契約を反復更新し、つねに雇い止めの不安の中に置かれています。会社のやり方に不満や疑問があってもガマンを強いられています。正社員とは違い、家族手当や住宅手当など各種手当もありません。ボーナスもまったく出ないか、あっても極めて少額です。何年働いても退職金は１円も出ないという人がほとんどです。国税庁が今年９月に発表した2013年分の民間給与実態統計調査によると、正社員の平均年収が473万円であるのに対し、非正規労働者は168万円にとどまり、約2.8倍もの格差があります。

賃金だけではありません。東京メトロの駅売店では、正社員は永年勤続や定年退職時に表彰状や賞金がもらえますが、私たち契約社員Ｂには何もありません。同じ10年働いても、かたや正社員はホテルでパーティを開いて社長から表彰状をもらえるのに、かたや非正規労働者は「お疲れ様でした」というねぎらいの言葉すらかけてもらえませんでした。花の一輪すらもらえませんでした。私たち非正規労働者は同じ人間ではないと言わんばかりの対応ではありませんか。これを差別と呼ばずして何を差別と言うのでしょうか。私たちはガマンの限界です！

私たちメトロコマース支部は、今年５月、有期雇用労働者への不合理な労働条件を禁止する労働契約法20条を根拠に正社員との賃金差額（ボーナスや退職金を含む）などを会社に請求する裁判を起こしました。会社側は団体交渉でも裁判でも「雇用契約で合意している」などと、あたかも非正規労働者が低い労働条件に納得したうえで入社したかのように主張しています。そもそも私たちは「販売員募集」のポスターを見て応募したなど、正社員と契約社員の区別があることすら知らされていませんでした。それよりも何よりも、私たちはどれだけ劣悪な労働条件であっても雇われないと、働いていかないと生きていけない存在です。差別的な扱いを本当に納得する労働者なんているわけがありません。それを契約したお前が悪いとでも言わんばかりに、弱い立場の労働者の足もとを見ている会社の主張には怒りでいっぱいです。

すべての仲間の皆さん！このような非正規労働者への不当な差別を強いる世の中を私たちメトロコマース支部と一緒に変えていきましょう！私たち非正規労働者が声をあげ、立ち上がればかならず変えることができます！11.22非正規大集会にぜひ集まってください！

大集会では、私たちメトロコマース支部組合員の闘いを描いたドキュメンタリー映画『メトロレディーブルース』（2013年・26分・ビデオプレス制作）『続・メトロレディーブルース』（2014年・40分・ビデオプレス制作）を一挙上映します。また、第２部では「メトロレディーぶっちゃけ本音トーク」と題して私たちが思いのたけを語ります。聞き手は毎日新聞記者の東海林智（とうかいりん・さとし）さんです。会場ロビーには「非正規労働相談コーナー」も設ける予定です。皆さんのご参加を心からお願い申し上げます。

■名称：11・22　がんばれメトロレディー！非正規大集会
■日時：2014年11月22日（土）14時～17時（開場13：30）
■場所：田町交通ビル６階ホール（ＪＲ田町駅「芝浦口」徒歩３分）
■参加費：無料（カンパ歓迎）
■主催：11・22　がんばれメトロレディー！非正規大集会実行委員会
■連絡先:全国一般東京東部労組（電話03－3604－5983・メールinfo@toburoso.org）、ビデオプレス（電話03－3530－8588・メールmgg01231@nifty.ne.jp）