昭和の全日本プロレス

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'78プロレス大賞

2012年07月07日 20時00分38秒 | '78全日本プロレス
12月25日午後1時から東京・銀座キャピタルホテルで、東京スポーツ新聞社制定78年度のプロレス大賞の選考会が開催され、78年度のプロレス大賞が決定した。

年間最高試合賞 NWA世界ヘビー級選手権 ハーリー・レイス対ジャンボ鶴田(1月20日帯広市総合体育館)
レイス対鶴田(1/20)、猪木対坂口(4/21)、猪木対バックランド(6/1、7/27)、鶴田対ドク(9/13)など8試合がノミネートされ投票が行われたが、過半数を超えるものはなく投票上位のレイス対鶴田(5票)と猪木対坂口(4票)の決選投票となり、結果・レイス対鶴田が9票、猪木対坂口が7票となり、過半数を超えたレイス対鶴田戦が受賞。

最優秀選手賞 アントニオ猪木
投票の結果・猪木15票、藤波1票
MSGシリーズとプレ日本選手権優勝、NWF王座6度防衛、格闘技戦などが評価され受賞。

最高殊勲選手賞 藤波辰巳
投票の結果・藤波11票、ドク3票
WWWFジュニアヘビー級王座を獲得して帰国。11度の防衛と新鮮な技とスピーディーなファイトが評価され受賞。

最高タッグチーム賞 ジャイアント馬場・ジャンボ鶴田組
投票の結果・馬場・鶴田組14票、該当チームなし2票
インタータッグ王座奪回と世界最強タッグリーグ戦優勝が評価され受賞。

殊勲賞 ラッシャー木村
投票の結果・木村13票
IWA王座8度防衛と日本リーグ争覇戦優勝が評価され受賞。

敢闘賞 キム・ドク
投票の結果・ドク11票、坂口5票
鶴田とのUN王座戦の試合内容、ラフだけでなく正統派としてのファイトが評価され受賞。

技能賞 該当者なし
投票の結果・該当者なし8票、長州5票
第1回投票で藤波が過半数を超えたものの、すでに最高殊勲選手賞を受賞しているので無効となり、再投票の結果該当者なし

大衆賞 アブドーラ・ザ・ブッチャー
大衆賞 上田馬之助

投票の結果・上田5票、ブッチャー3票、マスカラス2票、ファンクス2票
票が分かれたが協議の結果、全日本と新日本での悪党人気が評価されブッチャーと上田が受賞。

努力賞(全日本プロレス)園田一治
投票の結果・園田9票、桜田一男4票
レフリー兼任のハンデキャップを乗り越えてのファイトがが評価され受賞。
努力賞(新日本プロレス)小林邦昭
投票の結果・小林12票、木村健吾4票
努力賞(国際プロレス)スネーク奄美
投票の結果・奄美14票
努力賞(フリー)石川隆士
投票の結果・石川10票、該当者なし3票
プロレス転向してわずか1年での活躍が評価され受賞。

最高功労賞 吉原功・国際プロレス社長
プロレス生活25年の功績が評価され受賞。

'78プロレス大賞選考委員
委員長・高橋典義(東京スポーツ編集担当取締役)
田鶴浜弘(評論家)
小島貞二(評論家)
小池幸雄(フクニチスポーツ)
松下正雄(新大阪・ファイト)
山浦力(レジャーニュース)
大加戸康一(デイリースポーツ)
竹内宏介(ゴング)
野崎誓司(プロレス)
山田隆(東京スポーツ・日本テレビプロレス中継解説者)
桜井康雄(東京スポーツ・テレビ朝日プロレス中継解説者)
門馬忠雄(東京スポーツ・東京12チャンネルプロレス中継解説者)
長田基(東京スポーツ)
永島勝司(東京スポーツ)
川野辺修(東京スポーツ)
加藤知則(東京スポーツ)

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'79年1月4日午前11時から東京・芝の東京プリンスホテル「サンフラワーホール」で、東京スポーツ新聞社制定78年度のプロレス大賞の授賞式が行われた。

馬場のコメント
「最高に感激だ。この賞を励みに、今年はPWF奪回に全力投球、レスラー生命をかける覚悟。」
鶴田のコメント
「最高試合賞は何度もらってもうれしい。今年は最優秀選手賞を目指して頑張りたい。」
ドクのコメント
「今年はこれまで以上に箔をつけたファイトをしようと思っています。」
園田のコメント
「嬉しいの一言です。賞に恥じぬよう、尚一層頑張るだけです。」
石川のコメント
「一年目で賞がいただけるなんて。一生懸命ファイトしてきたかいがありました。これからは覚えたい事もたくさんありますので、一層努力するつもりです。」

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