昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第31戦(第6回チャンピオンC)

2012年04月21日 19時25分20秒 | '78全日本プロレス
第31戦(最終戦) 4月7日(金)仙台・宮城県スポーツセンター 観衆5000人
優勝決定戦 60分1本勝負
ジャイアント馬場(1-0)アブドーラ・ザ・ブッチャー
①馬場(11分59秒リングアウト)
地獄突きで倒れた馬場にブッチャーがエルボードロップを決めるが、ロープに近く両者もつれて場外に。場外戦となり馬場がブッチャーを鉄柱に激突させ先にリングへ戻り、後からエプロンに上がってきたブッチャーに対しロープの反動をつけての16文キック、水平打ちからロープの反動をつけての32文ドロップキック。これで場外に落ちたブッチャーはリングへ戻れず、馬場のリングアウト勝ち。
※馬場が5度目の優勝。技能賞にはジャンボ鶴田、敢闘賞には大木金太郎が選ばれた。殊勲賞は該当者なしとなった。
試合後表彰式となったが、控室へ戻っていたブッチャーが現れ優勝大トロフィーを強奪。肩に担いで控室へ向かったところで足を滑らせて転倒し、優勝大トロフィーを破壊。
リング上でのインタビュー
松永アナ「V2ならびに通算5回目の優勝なんですが、凄い優勝決定戦になりましたね。」
馬場「今日のブッチャーは、なんかこうカチカチになってましたね。もっと暴れてですよ、なんかもっとラフなファイトで、なんかと思ってましたけどね、慎重でしたね。慎重が硬くなったような気がして、なんか勝ったなぁという実感がわかないんですよ。」
松永アナ「ブッチャーの地獄突きにはかなり苦労していたようですが。」
馬場「あれは喉に入りますからね、なるべくあれをくわないようにしてたんですけど、やっぱり彼もよく研究してますからね。」
松永アナ「この大会馬場選手はずうっとトップだったんですが、大木選手にきたない攻撃だったんですが負けてしまい、優勝決定戦には第2位で登場という事になりましたね。」
馬場「大舘の時までねトップできましたからね、トップのまま決勝戦に出れると思ってましたが、急所蹴りにあって残念でしたけどね。」
松永アナ「青森の鶴田選手との一戦はどうでした?」
馬場「鶴田とは毎年やりますが、今年鶴田が粘り強くなって、また力強くなった事がね、来年は押されるんじゃないかと思いますね。」

タッグマッチ45分1本勝負
鶴田&デストロイヤー(1-0)大木&ドク
①日本組(17分10秒反則勝ち)韓国組
鶴田が大木へジャンピング・ニーパットからストンピングを連発しフォールするが、大木はカウント2で返すと鶴田を抱き上げて急所蹴り。これを見たレフリーが即座に大木の反則負けを宣言。

30分1本勝負
キング・イヤウケア(7分45秒体固め)テッド・デビアス
イアウケアはデビアスのドロップキックをかわし、倒れているデビアスへコーナー2段目からのフライング・ソーセージでフォール。

ドン・レオ・ジョナサン(8分53秒体固め)ブラック・テラー

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)グラハム&モレル
①大熊(14分15秒体固め)モレル

バトルロイヤル(7人参加)
決勝、大仁田厚(7分50秒逆片エビ固め)伊藤正男

20分1本勝負
ロッキー羽田(15分55秒片エビ固め)伊藤正男
ミスター林(13分35秒エビ固め)淵正信

15分1本勝負
肥後宗典(12分10秒体固め)金光植

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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東南アジア遠征
ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、ロッキー羽田、大仁田厚、園田一治、ジョー樋口レフリーは、キング・イヤウケアと共に4月8日午前東南アジア遠征に出発。
現地でマーク・ルーイン、セーラー・ホワイト、ブルーノ・ベッカーらと合流し(14日からドン・レオ・ジョナサンが合流)、4月19日までシンガポール(4戦)ブルネイ(4戦)クアラルンプール(2戦)バンコク(1戦)で計11試合を行い4月20日帰国。園田一治は帰国せず東南アジアサーキットに残留。
馬場らと入れかわりに伊藤正男が、4月27日東南アジア遠征に出発。またアメリカ遠征の予定だった天龍源一郎は、ビザの発給の遅れによりアメリカ遠征が延期となった為、ビザの発給を待つ間東南アジアサーキットに合流。

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韓国遠征
グレート小鹿、大熊元司、ミスター林、伊藤正男、百田光雄、百田義浩リングアナは、ドン・レオ・ジョナサン、キム・ドクと共に4月10日韓国遠征に出発。11日洪城、12日京城、13日大田で試合を行い14日帰国。百田義浩リングアナは、レフリーとして試合を裁いた。

4月12日京城文化体育館
インターナショナル選手権
大木金太郎対ドン・レオ・ジョナサン

タッグマッチ
小鹿&大熊対呉大均&梁承揮

伊藤正男対南海山
ミスター林対梁鎮五

4月13日大田忠武体育館
タッグマッチ
小鹿&大熊対大木&ドク 

ドン・レオ・ジョナサン対梁鎮五
伊藤正男対呉大均
※試合結果不明

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