るるの日記

なんでも書きます

巫女の歴史・酒を飲み憑依を促進し、歌い舞い楽しむことで神は鎮魂する

2021-02-16 18:23:07 | 日記
■漁人は海女(女性)が多く、もの忌み解禁後のカガヒ(男女集会)は開放的で、男も女も集いて日をつみ夜を重ねて飲み楽しみ歌い舞う
海辺の歌垣の様子は、行方郡の「たけかしまの命のきしまうたぶり」に
【天の鳥琴、天の島笛は波に随ひ、潮を遂ひて杵島の歌ぶりを
七日七夜遊び楽しみ歌ひ舞ひき】と
常陸国風土記に見る
「きしまぶり」という芸能は佐賀県有明海に面した杵島山に三つの峯があって、ヒコ神・ヒメ神・御子神の信仰がある

■イザナミノミコト神退去(かむさ)りの段

土俗(くにびと)、この神の魂を祭るには、花の時には花をもって又、鼓吹幡旗を用いて
歌い舞いて祭る

■天石窟の神話
石窟の前で八百万の神々笑いき
神祝い祝笑い、、の原因アメノウズメの技は、巧みな舞踊というわけでもなく、アメノウズメ神がかり(顕神明之憑)の内容を有したもの

■きしまぶりの山遊びも、起源は杵島山の男神・女神・御子神へ捧げる鎮魂としての、男女の歌舞が行われた。呪的芸能

■鎮魂の儀礼はミタマフリ(御霊振り)であり、憑依状態に入ることで、鎮魂増殖するのが歌舞の原義

■御霊が巫女に降下し憑依する現象を「神憑り(かむがかり)」。その表現を歌舞とよんだ

■飲酒を憑依作用促進するために用いた




巫女の歴史・海での禊祓の起源

2021-02-16 17:29:37 | 日記
海人は潜水に危険がともなうことから停喪の死の穢れを忌み、その十数余日は潜水しなかたった

もがり期日が終了しての水中澡浴とは、同時に潜水捕魚蛤の開始ということになる
漁のための潜水開始儀礼が忌み明けの禊習俗起源である

古代信仰として重要な「禊祓」は、汚れ・穢れ・祓い・浄とともに、水辺における神婚、神子生誕の呪術という両面がある

伊耶那岐、黄泉国より帰還後の禊物語にはたくさんの神々を生産していてる。禊祓の本質は生産儀礼あり、物忌み解除における潜水初めの行事である

巫女の歴史・卑弥呼より先に存在した巫女

2021-02-16 16:56:32 | 日記
東夷に属した極東地方(日本、朝鮮)諸族に顕著な信仰は
祭天・鬼神・占吉凶・大会

卑弥呼はたんなる巫女でなく、邪馬台国29国の巫女王。連合政権形成にあたって鬼道(シャーマニズム)を政治的に利用し成功したことを、「よく衆を惑わし」と記した。こと生命の安否がかかっている危険な中国への渡海については、なお原始的な「持衰・じさい」の呪術が残存していた

【持衰(じさい)】
卑弥呼より先に「魏志倭人伝」に記され「東夷伝」の中では倭国のみに見いだせる持衰という存在がいる

「頭をくしけらず、しらみを去らず、衣服垢汚、肉食わず、婦人を近ずけず、喪人の如くせしむ。これを名づけて持衰となす

もし行く者、吉善なれば共にその生口・財物を授け、もし疾病・暴害にあえばすなわち之を殺さんと欲す」

航海の安全を守る霊力を司る巫女であろう



巫女の歴史・縄文時代には日本のシャーマニズムが自生していた

2021-02-16 16:28:52 | 日記
縄文土偶には原始シャーマンの特徴を兼ね揃えている。縦・横に線刻されている土偶表面の線は「Xレイ」という

Xレイとは身体の生命線
Xレイを描いた土偶は原始シャーマンをあらわす

なぜならば
シャーマニズムに必須道具
太鼓、仮面がXレイが描かれた土偶と共に発見され、土偶には死と再生を表す損壊の痕跡があり、目の回りに線刻されたくまどりは邪視を避けるものである

巫女の歴史・殺される巫女

2021-02-16 16:13:18 | 日記
シャーマニズムとは神と人間との間をシャーマンが司り、ある儀礼を行うことによって神憑りとなり、神の託宣を告げる呪儀であり、シャーマンは仲介者というより、神の依りつく特殊な血統や性質の人間である

奈良・平安の宮廷にて、藤原氏を中心とする権勢争いのさいに、無実の罪に問われて処罰された巫女も少なくなかった
交戦の場合、発見された陰謀の巫女は捕らえると矛で殺すしか呪力を失わせる方法がなかったからである

帝王の陵墓には側近の巫女を殉葬した。他界にまで王を巫呪によって守護するのである