■漁人は海女(女性)が多く、もの忌み解禁後のカガヒ(男女集会)は開放的で、男も女も集いて日をつみ夜を重ねて飲み楽しみ歌い舞う
海辺の歌垣の様子は、行方郡の「たけかしまの命のきしまうたぶり」に
【天の鳥琴、天の島笛は波に随ひ、潮を遂ひて杵島の歌ぶりを
七日七夜遊び楽しみ歌ひ舞ひき】と
常陸国風土記に見る
「きしまぶり」という芸能は佐賀県有明海に面した杵島山に三つの峯があって、ヒコ神・ヒメ神・御子神の信仰がある
■イザナミノミコト神退去(かむさ)りの段
土俗(くにびと)、この神の魂を祭るには、花の時には花をもって又、鼓吹幡旗を用いて
歌い舞いて祭る
■天石窟の神話
石窟の前で八百万の神々笑いき
神祝い祝笑い、、の原因アメノウズメの技は、巧みな舞踊というわけでもなく、アメノウズメ神がかり(顕神明之憑)の内容を有したもの
■きしまぶりの山遊びも、起源は杵島山の男神・女神・御子神へ捧げる鎮魂としての、男女の歌舞が行われた。呪的芸能
■鎮魂の儀礼はミタマフリ(御霊振り)であり、憑依状態に入ることで、鎮魂増殖するのが歌舞の原義
■御霊が巫女に降下し憑依する現象を「神憑り(かむがかり)」。その表現を歌舞とよんだ
■飲酒を憑依作用促進するために用いた