るるの日記

なんでも書きます

巫女の歴史・民間巫術

2021-02-16 15:57:12 | 日記
縄文期、原始の巫術信仰は「魏志倭人伝」の鬼道につながる。古墳文化の埴輪には巫女像が出土され、神話にはいたるところに巫女の族長や巫呪の記載が多い

民間巫祝出現は大化の改新直前の皇極紀にみえる。壬申の乱にも土着巫祝の活躍がある。奈良朝の仏教国教時代の「行基」らの活動は続日本紀によれば僧形の巫祝の如くと記されている

中央集権的神祇・祭祇体制の強化は、祭政と巫祝とを分離した。だが奈良律令期では中央政府は北九州の巫女集団に翻弄された(宇佐八幡大神社女・太宰の主神)

司祭は中央政府が行うが巫道は常に在野勢力側にあった

巫女の歴史・原神道から習合宗教へ

2021-02-16 15:31:56 | 日記
縄文遺跡に見られる呪物信仰や、縄文土偶に見られる原始呪術が原神道の核となる
弥生期の稲米儀礼、農耕社会成立に基づく穀物生産の神話・呪儀が信仰の主要部となる
古墳期に大量に渡来してきた大陸民の帰化によって、諸信仰と大陸思想が融合し習合
6世紀推古朝までに、日本固有信仰を骨格として、外来文化を血肉とした民族思想が、日本神話の形成と共に成立しつつあった
鳥獣、植物信仰が存在し、そのうえ農耕儀礼に大陸宗教を習合した宗教風俗を民族が有するようになる。土偶はシャーマニズムを表す造形が見られ、民族の宗教意識が自然神、物神から人神へ移行していく

巫女の歴史・自然神

2021-02-16 15:04:36 | 日記
最初に火の霊性・霊力を見いだしたのは、火山・落電に畏怖の念を抱いたと共に、火食という生存の恩恵によって、火の神を感得した

水の神は、生命をつなぐ精霊、魚の守護神、海神に繋がっていく。海幸山幸は収穫物を指す、と同時に狩猟と漁の霊威をよんだ

石の神は、原始の石器と洞窟に発生した

縄文式土器は、長い歴史を通じて呪術・祭祀にも使用され、日本信仰に占める位置は大きい。土器信仰は土の神からその採集源である山神に至るものである

火・水・石・土など具体的な生活・生産のための即物呪術から、自然発生的信仰が形成。それが資源採集の源や拡大へ投影し、
火の源としての雷、
水の源として河川・海、
石・土の巨大化した山岳への信仰となる

五穀などの穀霊信仰は農耕社会成立後発生する

巫女の歴史・原始人の呪物信仰

2021-02-16 14:39:15 | 日記
原始人は天地万物の中の霊性を意識する前に、喰うか喰われるかの生存競争の中で、採集・漁・原始農耕をしながら生命の糧を獲得していかなければいけなかったので、霊以前に物があり、万物霊魂に先だって呪物信仰が存在したはずである

後に生きる糧に、最初に霊性を見つけ、それに呪術をかけて、獲得するようになる