るるの日記

なんでも書きます

政治的敵は道徳的悪ではない

2021-04-09 13:47:43 | 日記
政治とは
★敵味方の峻別がもたらす味方の分裂にこそ、政治的なものの宿命がある
敵を前にした味方の結束が、味方の分裂の契機になる。味方内部で政治的な経験が強要されるのはこの時

★敵味方のそれぞれで内部に敵味方の峻別という政治が発生するのであり、政治的な敵対関係は二重化せざるをえない

★ただし味方内部の政治は本来団結のために行使されるのだから、そこでの敵味方峻別は有害な働きをすることが多い

★敵味方と峻別したとしても、敵を道徳的な悪と見なす必要はない。政治的関係は倫理的関係とは別の事柄である。

★とはいえ、政治と倫理との無関係はそれほど堅固なものではない。政治家は敵に対する憎悪と道徳的批判を免れることは難しい

★重要な問題は敵味方の道徳的峻別が政治を中途で切断することにつながることである。敵に対する道徳的対峙なら、別に政治は必要とされない

集団内部の言論の分岐で【政治】ができる

2021-04-09 13:08:06 | 日記
■叛乱集団内部の言論の氾濫が、分岐と抗争へと展開されると、これが集団の人にとって【政治】を出来させる。自らが蒙ることになる政治である。

■言論の分岐は集団の政治的抗争へ推移していく。外敵の敵対と共にこの内部対立への対処を強いられる。二重な政治である

集団は
※言論を通じて再統合し一個の権力を形成できるか?

※外敵の前に潰れるか?

※内部の差異性を抑圧して同質の共同体に転じるか?

政治形成の中断脱落を回避しつつ集団の政治体は自己を変えていかねばならない。これに耐えるか、それとも滅亡か

■政治的なものは、叛乱の人々を駆り立てる。叛乱内部集団の言説を対立させ分裂させる加速度となり、さまざまな感受による力となる。それが政治的なものの顕現である。またこの力を取り押さえようと腐心するところに政治というものが経験される

再びこの政治に堪えるか
さもなければ滅亡するか