♦️大気現象とは
雨や雪などの現象
大気現象は4つに分かれる
■大気水象
※水滴や氷粒が大気中を落下
※地表から吹き上げられ浮遊
※地面などに付着
する現象
★雨
水滴の降水
水滴の大きさは0.5mm以上が多い
それより小さいものが、まばらに降ることもある
★着氷性の雨
0℃より低い温度で降る雨
何かに当たると、ものの表面で凍りつく現象を起こすことがある
★霧雨
※多数の細かい水滴(直径0.5mm未満)だけが、どこも同じような状態で降る降水
※濃い【層雲〈下層雲〉】から降ることが多い
※地面に達して霧と呼ばれることもある
★雪
空気中の水蒸気が、氷に変化してできた、氷の結晶からなる降水
★みぞれ
雨と雪が混在して降る降水
★あられ
直径 5mm未満の氷の粒による降水
白色の、雪あられ
半透明の、氷あられ
がある
★ひょう
直径5mm以上~50mmの氷の粒による降水(まれにこの大きさを越える)
★凍雨(とうう)
※水滴が凍結したり、雪の大部分が溶けて再び凍結してできた、氷の粒の降水
※高層雲か乱層雲(中層雲)から降る
★細氷(さいひょう)
※晴れた空から降る、ごく小さな氷の結晶。大気中に浮遊しているように見える
※非常によく晴れた、風の弱い、寒い日(-10℃未満)に発生しやすい
※太陽の光の中ではキラキラ輝いて見えるので、ダイヤモンドダストとも呼ばれる
★地ふぶき
※地面に積もった雪が再び吹き上げられる現象
※低い地ふぶきと、高い地ふぶきがある
★ふぶき
高い地ふぶきと、雪が同時に起こる現象
★露(つゆ)・霜(しも)
露→大気中の水蒸気が水に変化して、地面などに水滴となり付着
霜→大気中の水蒸気が氷に変化して、地面などに氷の結晶となり付着
★霜柱
地中の水分が柱状の氷粒となって、地中や地面などに突出したもの
★霧、もや、氷霧
※ごく小さな水滴が、地上付近の大気中に浮遊する現象
※見通しが1km未満→霧
見通しが1km以上→もや
※ごく小さな水滴が水晶(氷の結晶の場合)→氷霧
■大気じん象
水滴や氷粒をほとんど含まない粒(砂など)が大気中に浮遊したり
地面から吹き上げられたり
する現象〈黄砂など〉
★煙霧
塵やほこりが大気中に浮遊
煙霧の湿度は低い
★黄砂
中国大陸の黄土地帯で吹き上げられた多量の砂が空を覆い、徐々に降下する
★降灰
火山の爆発によって火山灰が空気中に吹き上げられ、徐々に地面に降下する
★風じん
塵や砂が地面から吹き上げられる
〈低い風じん〉と、〈高い風じん〉がある
★砂(さ)じん嵐
塵や砂が、強い風のため空中高く、激しく吹き上げられる
■大気光象
太陽や月の光の反射や屈折により生じる現象〈暈(かさ)・虹〉
★暈
上層雲(主に巻層雲)に氷の結晶ができ、その中を太陽や月の光が進むと屈折して、太陽や月の回りに光の輪のようなものができる
★虹
太陽の光が大きな水滴の中に入りこむと、屈折や反射をして虹ができる
虹のもっとも内側は紫
外側は赤色
■大気電気象
大気中の電気現象のうち、目視や聴音により観測できる現象
〈雷など〉
★雷光
雲と雲の間、雲と地面の間の
急激な放電による発光
稲光のこと
★雷鳴
雷光に伴う音
★雷電
雷光が見えて、雷鳴が聞こえる
急激な放電現象
♦️天気とは
大気の総合的な状態で決まる