■宝石商ベメールは
前王ルイ15世が、愛人デュ・バリー夫人に贈るために注文したダイヤモンドの首飾りを持っていた。急に王が亡くなったので引き取り手がなくなったからだ。値段は192億円。あまりにも値段が高いのでどこの国の王室も相手にしない
■マリーアントワネットのもとに宝石商から手紙がくる。「うけたまわりました契約について、お忘れなきよう第一回目のお支払お願い申し上げます」
身におぼえのないアントワネットは、その手紙を燃やしてしまった
■宝石商ベメールが、首飾りの代金の支払いがないので、アントワネットを訪ねる。
【アントワネットがジャンヌ婦人に頼んで、ローアン大司教を保証人にし、首飾りを買った、、という
ジャンヌ婦人の夫はオスカルの部下だった】
■ローアン大司教も騙されていたのだが逮捕された。ジャンヌ婦人、その夫も文書偽造・窃盗・詐欺の罪で逮捕令状が。だがジャンヌの夫は首飾りを持って逃亡
■裁判では、ジャンヌ婦人は「私が犯人だという証拠はどこにあるの?盗まれた首飾りはどこにもないじゃありませんか?」
「私は王妃さまに頼まれて、しくみました」
「王妃さまは同性愛の趣味があり、それで私を愛してくださって、王妃さまと私はレズの関係ですわ
根拠としては、王妃さまのお気に入りポリニャック夫人。彼女も本当はレズのお相手だったのです。それにあそこにいる近衛連隊長(オスカル)、あの人が何よりの証拠ですわ。王妃さまは愛している女性に男装をさせてレズの相手をさせるためにお側においていらっしゃるのです」
「宝石商がさしあげた請求の手紙を、王妃さまは燃やしてしまわれたというじゃありませんか!それは証拠を消してしまうために違いありませんわ」
■オスカル
なんという恐ろしい女だ
ずる賢くて、大胆で
そして、すばらしくたくましい
■判決
★ジャンヌ
むちうちの刑
両肩にVの焼きごて
終身禁固
★ローアン大司教
無罪
↓
アントワネットが負けたと
国民は喜ぶ
■アントワネットはパリへ行って真実を国民に話そうとするが、オスカルに危険だと止められる。なぜなら国民がアントワネットに暴行するかもしれないからだ
そして窃盗、詐欺の犯人のジャンヌに国中の同情が集まった。ジャンヌを人目見ようと、差し入れを持って牢獄を訪ねる人の列はあとをたたなかった。平民ばかりか貴族までが
■ジャンヌは脱走し、なんと本を出版「首飾り事件の真相」「マリーアントワネット醜聞伝」、、
フランスのベストセラーとなる
ざまぁごらんあそばせ
いくらでも書いてやるわ
いまや国民は私の味方よ
おもうがままにでっちあげてやる
本が売れれば売れるだけもうかるわ
あっはっはっは
その後、しかけた爆弾で爆死
国民の間に王妃と王室への強い疑惑と反感だけを残して首飾り事件は落着した
ジャンヌを牢獄から逃がしたのは
王位を奪おうと狙っていた王の弟プロバンスとも、従兄のオルレアンだとも言われているが、真相は現在に至るまで解明されていない