るるの日記

なんでも書きます

気象学・【潮位と高潮】潮位は東京湾の平均海水面

2021-11-08 17:16:39 | 日記
■潮位
基準面(東京湾の平均海面高度)からの海面の高さ

■高潮
潮位が異常に上昇する現象

■高潮発生原因
★月の引力による満潮
★吸い上げ効果
台風などの接近による、海上の気圧低下によって、海面がもちあがる
※気圧が1hPa低下すると、1センチ海面が上昇する
【それまで気圧が1000hPaだった海上に、950hPaの台風がくれば、海面は50センチ上昇する】

★吹き上げ現象
台風などの暴風により、海水が盛り上がりながら海岸に吹き寄せる現象
海面上昇の割合は、風速の2乗に比例する
【風速が2倍になれば、海面はその2倍を2乗した4倍上昇する
風速が3倍になれば、海面は9倍上昇する】



気象学・浅海効果【屈折】波が斜めに進んできても、最後は海岸に平行に同じ速度で進む、、不思議

2021-11-08 15:49:54 | 日記
■屈折
波の進行方向が変化すること

水深が浅いほど、波の速度は遅くなる
水深が深いほど、波の速度は速くなる
水深が同じなら、波の速度はどこも同じ

★海岸・海
海岸から平行に水深が深くなるとする
波は海岸と平行に進んでくるとする
波の左端も、中央も、右端も、
どこも同じ深さ=同じ波の速度
波は海岸に平行に進む

★海岸から平行に水深が深くなるとする
波は、海岸と平行ではなくて
斜めになって、波の左端から海岸に進むとする
ということは
波の左端、中央、右端で
水深に違いが生じている
波の左端の方が陸地に近いから
水深が浅い。波の右端の方が陸地から離れて、水深が深い
波の中央は、左端と右端の真中の水深
波は水深が浅いほど、波速は遅く
水深が深いほど、波速は速いので
(波の左端の方が水深が浅く、波速が遅く、
波の右端の方が、水深が深く、波速が速い。波の中央は波の波速も真中)
波の右端の方が波速が速く
やがて波の左端に追いつく
その時には波は、海岸に平行になっている
波が海岸に平行になるということは
この波の左端も、中央も、右端も
どこも同じ水深になっている
同じ水深ということは
波速もどこも同じ
その後この波は
海岸に平行に
同じ速度で進む

つまり、簡単にいうと

♦️波が海岸に平行でなく斜めに進んできても、海岸に近づく頃には
波というのは、その海岸に平行になる性質があるのだ!
不思議!

★海に突き出た岬のような先端部分では、【波が海岸に平行になる】性質から、波が収束しやすくなるから、波高が高くなり注意⚠️
波と波がぶつかりあう三角波にも注意⚠️三角波は進行方向が異なる2つの波がぶつかりあった時にできる波高の高い、先端の尖った波
■波は足し算
3mの波高の波と、2mの波高の波がぶつかりあうと、5mの波高の波(三角波)が発生する

■湾などは、波が海岸に平行になるという性質から、波が離れやすくなり、波高も低くなる

■砕波(さいは)
波が海の沖から進んでくる
海の水深が浅くなると
浅水変形によって
波高に変化が生じる
海の水深が
波の波高に近づくと
波の形が不安定になり
波は前方に崩れる
これを【波の砕波】🏄️
砕波の波高が、沖の波の波高の2倍以上になることもあり、注意⚠️


気象学・浅海効果【浅水変形】水深が浅くなると、波高が低くなる

2021-11-08 14:36:23 | 日記
■浅水変形
波高は海の水深で変化する
水深が浅くなることの影響により
沖から侵入した波高が変化する現象を、浅水現象という

波が沖から進み
水深が浅くなると
波高が低くなる
水深が波長〈波と波の間隔〉の
6分の1になるところまで波が進んでくると、波高は最も低くなる
【波長が6メートルだったら、1メートルの水深の所で、その波高は
最も低くなる】
その後、海岸に向けて
波高は高くなる

気象学・浅海効果〈⚠️水深の浅い海底の影響を受けて、波が変化する〉

2021-11-08 14:23:33 | 日記
■浅海効果とは
★波が、海の沖から進み岸に近づくる際に、【海底の影響を受けて、
波高・波の速度・波長が変化】すること

★波の波長の半分より
浅い水深で発生する
【波の高さが6mならば、3mの水深よりも浅い所で発生する。波の高さが3mならば1.5mの水深よりも浅い所で発生する】
水深が浅い所ほど浅海効果は発生しやすい

■日本の沿岸地域のほとんどは、岸から数キロメートル以内の海域では、海の水深が急速に浅くなるので
浅海効果は発生しやすい

しかし、波の情報が書かれた天気図には、浅海効果は考慮されていないので、岸から数キロメートル以内の海域の波には、浅海効果に注意する

気象学・風浪〈その場の風で発生する波〉と、うねり〈遠くから伝わってきた波〉

2021-11-08 14:07:02 | 日記
■波には二種類ある
★風浪
※その場の風で発生する波
※風の状況により発達が異なる
【風速大きい、吹走距離(同じ風が吹いている距離)が長い、吹続時間(同じ風が吹いている時間)が長いと、風浪は発達する】
※波の先端が尖っている
※風向と一致する
※周期(波長)が短い〈8秒以内〉


★うねり
※遠くから伝わってきた波
※波の先が丸い
※風向と波向が一致しない
※周期(波長)が長い〈8秒未満〉
※その場の風で発生した風浪が
発達して遠くまで伝わった波

【台風が、日本から遠く離れた海上に位置していても、うねりとして日本付近まで、台風の位置している海上で発生した風浪が伝わってくる】

■この二種類は混在し
全体を見るとうねり
小さく見ると風浪
【風浪】と【うねり】を合わせて【波浪】という