■屈折
波の進行方向が変化すること
水深が浅いほど、波の速度は遅くなる
水深が深いほど、波の速度は速くなる
水深が同じなら、波の速度はどこも同じ
★海岸・海
海岸から平行に水深が深くなるとする
波は海岸と平行に進んでくるとする
↓
波の左端も、中央も、右端も、
どこも同じ深さ=同じ波の速度
波は海岸に平行に進む
★海岸から平行に水深が深くなるとする
波は、海岸と平行ではなくて
斜めになって、波の左端から海岸に進むとする
↓
ということは
波の左端、中央、右端で
水深に違いが生じている
↓
波の左端の方が陸地に近いから
水深が浅い。波の右端の方が陸地から離れて、水深が深い
波の中央は、左端と右端の真中の水深
↓
波は水深が浅いほど、波速は遅く
水深が深いほど、波速は速いので
(波の左端の方が水深が浅く、波速が遅く、
波の右端の方が、水深が深く、波速が速い。波の中央は波の波速も真中)
↓
波の右端の方が波速が速く
やがて波の左端に追いつく
その時には波は、海岸に平行になっている
↓
波が海岸に平行になるということは
この波の左端も、中央も、右端も
どこも同じ水深になっている
↓
同じ水深ということは
波速もどこも同じ
↓
その後この波は
海岸に平行に
同じ速度で進む
つまり、簡単にいうと
♦️波が海岸に平行でなく斜めに進んできても、海岸に近づく頃には
波というのは、その海岸に平行になる性質があるのだ!
不思議!
★海に突き出た岬のような先端部分では、【波が海岸に平行になる】性質から、波が収束しやすくなるから、波高が高くなり注意⚠️
波と波がぶつかりあう三角波にも注意⚠️三角波は進行方向が異なる2つの波がぶつかりあった時にできる波高の高い、先端の尖った波
↓
■波は足し算
3mの波高の波と、2mの波高の波がぶつかりあうと、5mの波高の波(三角波)が発生する
■湾などは、波が海岸に平行になるという性質から、波が離れやすくなり、波高も低くなる
■砕波(さいは)
波が海の沖から進んでくる
↓
海の水深が浅くなると
浅水変形によって
波高に変化が生じる
↓
海の水深が
波の波高に近づくと
波の形が不安定になり
波は前方に崩れる
これを【波の砕波】🏄️
砕波の波高が、沖の波の波高の2倍以上になることもあり、注意⚠️