るるの日記

なんでも書きます

ベルサイユのバラ🌹神さまに責任転嫁するマリーアントワネット「神はなぜ私に平凡な運命を与えてくださらなかったのだろう」

2021-11-26 17:12:53 | 日記
■アントワネットがオスカルに言う
「オスカル、あなたが平民議員たちに同情する気持ちはわかります」

■オスカルは思う
「同情?違う、同情なんかじゃない
ロベスピエール、、あの清らかさ
ミラボー、、あの燃える目
国民議会議長バイイ、、あのもの静かな力強さ

同情なんかではない
同情されているのは、むしろ我々貴族の方じゃないのか、、」

■アントワネット
「なぜ、あなたの部下12名をアベイ牢獄から釈放したかわかりますか?

フランス全土からパリをめざし、ベルサイユをめざし、王家の軍隊が進軍してきています
平民議員たちを解散させ、民衆の暴動に備えるためです
オスカル、あなたも武装して戦う時がきます

今、私が生きているのは、子どもたちと、女王としての誇りと、まだ私を慕ってくれている君臣たちのため、、だけです」

■オスカル
「フェルゼンのために生きていると、なぜ言わないのですか?昔のように、言ってください。フェルゼンのために、フェルゼンの愛ゆえに生きるのだと、アントワネットさま」

■アントワネット
「愛しています、、少しも、少しも変わっていません。あの人がこの世にあるからこそ、、愛しています。命の限りをこめて、、

あぁ、けれど、、
どうしてそんなことが言えるでしょう。せっかくスウェーデンへ帰っているフェルゼンに、戻ってきてくれと、、このフランスに、、私のそばに、荒れ狂っているフランスに、もはやお金も確かな権力もない私のそばに、、!」

■オスカル
「戻ってまいります。かならず
フェルゼンはかならずアントワネットさまのお側に戻ります!
そういう男です
命の危険をおかしてまでアントワネットさまへの愛をつらぬいてきたフェルゼンです」

■アントワネット
「なぜ、神は
私という、平凡な女にふさわしい
平凡な運命を与えてくださらなかったのだろう、、」

ベルサイユのバラ🌹日本のデモとは違うんです。フランス革命直前のデモは!

2021-11-26 16:46:16 | 日記
■オスカルは新聞記者のベルナールに頼んだ
「頼む、ベルナール。おまえになら市民を集められるだろう。私の部下12名を救いだしてほしい。銃殺されてしまうんだ。そのまま暴動になったら、わたしが責任をとる」

★ベルナール
「よし。明日の朝、パレ・ロワイヤル広場で、市民によびかけの演説をしてみよう
そうだ、ロベスピエールに会ったか?彼の演説は全部俺の新聞にのせているんだ。彼は俺たちの誇りだ。彼の強さは真理の力の強さだ。貧しい民衆のために、すべてを捧げようとするあの姿に感動しないものはいない。彼の演説をよく聞いておけ
いつかロベスピエールがフランスを救う
オスカル、このフランスを立ち去ってどこか外国へ行け。できるだけ早いうちがいい。今はそれだけしか言えん」


■1789年6月30日
4000余名の大群衆が、パレ・ロワイヤル広場から雪崩のようにアベイ牢獄へと押し寄せた。投獄されていたフランス衛兵の釈放を要求する人々の群れであった

そして、、
兵士12名全員が無条件で釈放された

ベルサイユのバラ🌹オスカルは自分の無力を受容したことで、やっとアンドレと結ばれました

2021-11-26 16:24:42 | 日記
■1789年6月23日雨☔️
国王は、混乱状態を一気に解決しようと3つの身分の議員たちを再び一堂に集めた
しかし、正面玄関から入れるのは僧侶と貴族だけ。平民は裏口から入らねばならなかった

★平民議員ロベス・ピエール
「僕らの情熱は雨にも嵐にも勝って熱い。国民に選ばれているという誇りは、どのような侮辱にも、どのような仕打ちにも揺らぎはしない」

■議会で国王の言葉
「私は、、三部会を開いたのであり、平民議員の国民議会などというものを開いたのではない。したがって平民議員は国民議会をただちに解散し、もとのとおり三部会に戻って、身分別に討議をするように、、退場!

■平民議員は退場しない
「我々は王の命令に従うことはできない。我らは人民の意思に従ってここにとどまる。我々をここから動かすことができるのは、銃剣の力のみ!軍隊の力のみだ!」

※兵士上官
「兵士諸君!きみたちは、ただちに会場へ侵入し、武力をもって平民議員どもを追い出すように!」

※下士官一班
「第一班は、命令に従うことを断る。班長アラン・ド・ソワソン以下11名」

ザワザワ
ザワザワ
ザワザワ

※兵士上官
「第一班全員逮捕。銃殺に処す。ただちにアベイ牢獄へ送れ!」

■近衛兵が、平民議員を追い出すため会議場へ向かった
オスカルも、近衛兵を止めるため会議場へ走った

貴族の中にも平民議員の味方はいた
剣をとるラ・ファイエット候
続くは、クリヨン兄弟
ダンドレ・ラ・ロシュフーコー公爵
リアンクール公爵
その他数名

★オスカル
「近衛隊諸君!武器も持たない平民議員に手をだす前に、私の胸を防弾でつらぬく勇気があるか!さあ撃て。私の屍を越えて行け!私の血で紅に染まって行け!撃て!」


★近衛隊長
「もと近衛隊長であったあなたをどうして撃つことができるでしょうか。あなたの前で、どうして武器も持たぬ者に武力を加える卑怯者になれるでしょうか。。退却!」
『あなたの血に紅く染まるよりは、謀叛人となって断頭台に立とう』

■オスカルの父がオスカルに言う
「この謀叛人が!たとえすべての貴族が王室を味捨てて平民に味方しようとも、このジャルジェ家は、、このジャルジェ家だけは、最後まで陛下に忠誠を尽くし、王家をお守りするはずだったのに」

■王后陛下からはオスカルへの処分はなかった。
★オスカルがアンドレに告白する
「私は、、無力だ。部下を守ってやることさえできなかった。アントワネットさまのお情けで処分はまぬがれ、、

アンドレ、、愛してる💓♥️❤️

私は無力だ。1人では何もできない。私の存在など巨大な歴史の歯車の前には無に等しい

誰かにすがりたい、支えられたいと、そんな心の甘えをいつも自分に許している人間だ

それでも愛しているか?
愛してくれているか?
生涯かけて私1人か?
私だけを生涯愛しぬくと誓うか?
誓うか?、、
アンドレ

★アンドレは答える
「千の誓いがいるか?
万の誓いが欲しいか?
俺の言葉はただ1つだ
命をかけたただ1つの言葉を
もう1度言えというのか、、
愛している、、
生まれてきてよかった」

キス💋



ベルサイユのバラ🌹平民議員は議会を閉め出され、ジュー・ド・ポーム球技場で誓いあった

2021-11-26 14:53:52 | 日記
■6月17日
平民議員たちは、一部の貴族・僧侶議員の合流によって力を得て
【国民議会】と名のることを決議した
フランスの96%の人民を代表する
輝かしい名称であった

国民議会ばんざーい
国民議会ばんざーい

■国王命令
三部会の会場入口を閉鎖し、議員たちが会議場へ入れないようにする命令を下す。「よからぬ企みをはじめている、平民議員どもをしめだす」ことが狙いだった

オスカル
「フランスの人民に選ばれた代表を、このような形で私は踏みにじっている、、踏みにじっている、、
みじめだ、、」

■6月20日
平民議員は、ジュー・ド・ポーム球技場に集まった

「我々は会議場を追い出された!
これが、国王と貴族の本心だ!
貴族側の嫌がらせになぞ、屈服するな!
フランス国民が選んだ代表である我々を踏みにじった!」

「だが、どのような力をもってしても、我ら国民議会を解散させることはできない!解散は断じてさせない!負けてはならない!我々を選んでくれた国民のために!』

「諸君!今ここで、
我らの心臓を、
手を、
声を、
1つにして誓おう!
我らが永遠に1つであることを!
けっして負けないことを!
憲法が制定されるまではけっして解散しないことを!
誓おう、この命にかけて」

感激と固い決意にみちた
ジュ・ド・ポームの誓い
平民議員たちは、ここに心を1つにしていだきあい、国民のために戦うことを誓いあった

■この時、のちにフランス皇帝となる英雄ナポレオンは、やがて20歳を迎えようとしていた

ベルサイユのバラ🌹フランス国民が憎悪しているのは王室そのものではなく、マリー・アントワネットただ1人に対してだ

2021-11-26 14:19:25 | 日記
■1789年5月5日
ロテル・デ・ムニュの大広間にて
三部会の開会式が挙行された

「国王陛下おなりでございます」

国王ばんざーい
国王ばんざーい
フランスばんざーい

「王后陛下おなりでございます」

しぃ~ん
ヒソヒソ
ヒソヒソ
貴族議員からさえ、喝采1つ拍手1つ、マリー・アントワネットのためにはあがらなかった
フランスの全国民が攻撃し憎悪していたのは、国王でも王室でもなく
ただ1人、王后マリー・アントワネットなのだということを、凍りつく沈黙の中で彼女はさとった

「闘いがはじまる。もなや逃げ隠れすることはできない。真にこの命をかけての闘いがはじまる。お守りください、おかあさま、、
偉大なる、マリア・テレジア!」

■6月2日午後10時
ノートルダム寺院の鐘が重々しく鳴り渡る。危篤状態だったルイ・ジョゼフ王子のための祈りがはじまった

6月4日午前1時
第一王子
ルイ・ジョゼフ・グザビエ
あまりにも美しく聡明であったがゆえに、あまりにも深く神に愛でられた
わずか7歳と8ヶ月の短く悲しい生涯であった

オスカル
「あなたのフランスが、、
あなたのフランスが、、
新しく生まれ変わるのを見届けもせず、いってしまわれるのか!
おぉ、ルイ・ジョゼフ殿下、、!」

■アントワネット
「一国の王子が亡くなったというのに、お葬式をだすお金さえ、わたたしたちにはない、、?

国王に、女王に、お金がないなんて、、贅沢をしてきたからだというの?

舞踏会、オペラ、アクセサリー、賭博、、みんなみんな、、
これまでの報いだというの?

では、私が今までしてきたことを
これから償っていかなくては
ならないのだろうか
なにもかも、、すでに遅すぎたのだろうか、、?」

■第一王子の死によって
第二王子ルイ・シャルル(4歳)が
王太子殿下の称号を受ける