るるの日記

なんでも書きます

ベルサイユの薔薇🌹深刻な財政困難となりアントワネットは言い放つ「国民の税金を増やせばいいではありませんか。税金を納めるのは国民の義務ですわ」

2021-11-20 05:31:37 | 日記
1788年フランス政府は深刻な財政困難に陥り、王室は破産寸前の状態となった。大蔵大臣ロメニー・ド・プリエンヌの倹約政策により、宮廷に勤めていた多くの者が免職になり、600名の兵士は解雇されたが、長い間の浪費と贅沢のために積もり積もった赤字はそんな倹約政策ではもはやうずめることができない程巨大なものになっていた
この14年間に銀行や他国からの借金は54兆円に達した

アントワネットは言う
「では、税金を増やせばいいじゃありませんか。税金を納めるのは国民の義務です。このままでは王室は破産してしまいます」

しかし新しく税金を増やすためには、高等法院の許可がいるが、高等法院が許可するはずがない。国王といえど高等法院の許可なしには何もできない

高等法院
最高裁判所、全国14ヵ所に設置
政治や王室を批判する権利を持ち人民に人気があった。法官は貴族であったが家柄がないため宮廷に出入りできず国王を憎んでいた。高等法院と王室のケンカは歴史が深い

ベルサイユの薔薇🌹剣を売る部下と無力なオスカル

2021-11-20 05:01:51 | 日記
■オスカルがフランス衛兵隊・ベルサイユ常駐部隊長として初出勤するが、あらくれ隊員たちは「女の命令なんてきけない、同じ王宮警備でも、飾りものの近衛隊とは違
」と出迎えをボイコットし、昼間から酒を飲むありさまだった

■数人が腰に剣をさげていない。なくしてしまったとアッケラカンとしている。オスカルは新しい剣を支給するが、、またなくしてしまう
実はその剣はパリの街で売られていたのだ

★オスカル
「剣ひとふりといえど国家の財産。国民が汗水流して働いて支払う税金で買われているのを忘れたか?よくもそれを無くしたなどとぬけぬけと!」

★隊員
「横領罪かい?けっこうだね。剣を売ったおかげで母親は1週間いい食事にありつけた」
「そうだ、俺の弟は生まれてはじめて靴をはけたんだ」
「俺の親父は医者にかかることができた」
「牢獄にぶちこまれたって俺は後悔なんかしない」

★オスカル
寂しそうに
「今、我がフランスはかつてないほどの財政危機にひんしている。剣ひとふり、銃一挺でも無駄にはできないのだ、、以後気をつけてくれ
解散!」

神よ、私はこんなにも無力だ