品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

グローバル時代の計量管理講習会の利用

2008-08-12 13:37:09 | 加工不良
          矢作川の散歩道(2008/08/11)


今月末に、「グローバル時代の計量管理」というテーマで講演するので、このときに計量管理の啓蒙ができたかどうかをアンケートで確認してはどうであろうか。

1.計量管理の重要性
1)計量管理の重要性が理解できた
2)もっともである
3)理解できない

2.今後の計量管理への取り組み
1)取り組みを強化する
2)今のままである
3)取り組みを少なくする

計量管理ビジネス:新計量士
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適正計量管理事業所の効果の指標

2008-08-11 09:33:07 | 加工不良
                        知多88カ所弘法参りの第1番寺(2008/08/10)

適正計量管理事業制度を実施した場合の成果の指標には何があるか。
(製造業の場合)

1.計量思想の向上
内容:アンケートの実施
測定方法:適正計量管理主任者教育を実施の前後で効果を見る
具体的な効果の例:

2.生産性の向上
内容:生産効率の向上
測定方法:適正計量管理主任者教育を実施の前後で効果を見る
具体的な例:

3.品質の向上
内容:不良発生率
測定方法:適正計量管理主任者教育を実施の前後で効果を見る
具体的な例:


以上の3点を指標にしてはどうであろうか。

どうのようにデータを集めることができるか。
1.文献の検索
2.計量関係者にアンケートを依頼する
3.実験をしてみる

誰か、協力者はいないであろうか。
グローバル化時代であるから協力方法もどこかに集まる必要もないので、メールで送ればすむ話であるから協力者が出ると思える。

ホームページを出している計量団体に依頼する方法もある。

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適正計量管理事業所の効果の測定方法

2008-08-10 09:54:08 | 加工不良
                         体重計の保護カバー(2008/07/08)

中国の2つのホテルで体重計の保護カバーを見たことがある。体重計の価値観を高めることに効果があると思う。

適正計量管理事業所制度の前身は、計量器使用事業所であって1951年(昭和26年)制定されたものであり、計量法が新計量法と呼ばれるほどに大きく変わったときに計量器使用事業所制度が適正計量管理事業所と改称された。

昭和26年当時は、戦後の産業を復興させている最中であるから計量器使用事業所制度は計量を利用して科学的、合理的に生産をする方法として大きな成果を上げた。

およそ30年間は、この制度は効果的であったと思えるが、その後の研究が産業界の要望からずれたか、あるいは、産業界の要望に応える研究を怠ったか、あるいは、その他の要因で産業界から注目されない制度になっている。

ISO9001が普及したときに、ISOがあるからなくした方がよいという声もあったが、ISO9001もピークを過ぎて減少傾向であるから、適管不要論は聞こえなくなった。

2003年にISO10012が制定されて、ISO10012を導入しれはどうかと提案すると、多くの計量管理の専門家からそれは何ですか、どこでやっているとかいう質問が多く出てISO10012を口にするのが嫌になった。

2007年になって、グローバル化計量管理の委員会でISO10012と適管制度の共通点が明確になってきて、ISO10012の普及方法が研究されつつある。

ここで、適管(ISO10012)を運用した場合の効果を測定する方法を考えたいと思って、何かヒントはないかと思って品質管理協会の実験計画法入門講習会(4日間コース)を受講した。

中国の工場で実験の準備をしていることを計量士会で雑談の中で話したら、日本の現場力が低下しているのでそれは困るという話があった。

現在、計量管理の団体の活動が低下傾向にあるのは、事業所が計量管理に理解を示さないことが原因で団体職員の意欲が低くなっていることが大きいと思える。

適管の効果を測定して、そのデータで適管の効果をPRできないか。

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計量技術を生かすコミュニケーション

2008-07-13 13:28:10 | 加工不良
               作業の様子 中国(順徳)2008/07/08

計量管理を説明するのに30年も苦労しているが、今回中国で納期管理を指導してきたがかなりうまくできた。

納期管理は、納期によい製品を納品することであるが、そのためには加工、計測、品質管理などの技術力が必要である。

それぞれの専門技術を必要なだけ説明した。これができたのは4年間訓練受けているコーチングスキルと思っている。

計量技術を生かすためには、コミュニケーションスキルが必要に思えた。

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中国(広州)でのコンサルティング・納期管理

2008-07-11 20:58:48 | 加工不良
                 広州(順徳)の街(2008/0707)

広州は、2度目の訪問である。

昨年の3月はトヨタ関連企業の視察旅行であった。今年は、トヨタ関連企業でのコンサルタントである。

クライアントは、中国進出2年目の金型の中小企業であって、今のところ社員教育に勢力を注いでいるので計量士の出番が来たということである。

指導してほしいといわれたのは、計量管理ではなくISO9001の中の納期管理である。

計量管理という超難しい管理ができれは、納期管理は十分指導ができることであるので、計量士の皆さんには自信を持ってもらいたい。

今回使ったノウハウは、測定の5S、トレーサビリティ、インターネットのスカイプ、コーチング、知多四国88カ所参り、弘法大師、スイスの職業訓練などであった。

結果は、それまで残業をやらなかった社員が、納期遅れをなくすために残業をやりますと6人から申し出があって、部長から感謝の言葉がいただけた。

高齢者ならば、ノウハウはたくさんあるので心配はいらない。使えるノウハウは目的に合わせて使えばよいと思った。

計量管理ビジネス:高齢者の計量士
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iso 9001審査での質問

2008-06-16 13:12:34 | 加工不良
                          梅雨の晴れ間(2008/06/16)


ISOのサーベランスで、校正について問い合わせがあった。
品質管理責任者を通じて次の質問があった。
なお、品質管理責任者と審査員との会話は不明であるから、単に質問が来たことを記録するものであって、質問について感想は無い。

「この校正業はどういう業者ですか」
回答:インターネットのHPを見てください
「ノギスの校正では、先、中、元の確認をしていますか」
回答:ハイしています。

その後の追加質問は無いので、特に問題は無かったようである。

ノギスの先、中、元についての質問は初めて受けたことである。

計量管理ビジネス:計量士
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JIS鋼材の品質の偽装データと計量器の検査

2008-06-12 11:11:15 | 加工不良
                     試験データの新聞記事(2008/06/12)

中国の地震では、鉄骨が入っていなかった建物が崩壊している写真が報道されており、建築士の不正問題ではホテルやマンションの建造物が解体や補強工事がされたが、今回は状鋼材も品質の偽装がはっきりしたと報道されているが、賞味期限切れよりも心配になる。

試験を省いた理由を「現場が生産性を優先した」と説明されているが、責任は試験を省略した現場にあるのか?。

試験が省略されても、問題が起きないようであればJISのあり方も改善の必要はないであろうか。

計量器の検査が民間に委託される動きがあるが、無理な委託がないことを願っている。

計量管理ビジネス:委託検査計量士
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計量関係から秋葉原事件が起きないために

2008-06-09 07:49:20 | 加工不良
                      三次元測定機の校正(20080528)

秋葉原で通り魔事件が起きた。何ということだ。分けがわからない。

犯人はインターネットの掲示板を利用していたようである。

社会に疲れたとTVが報道している。

社会のルールが複雑になって、公的な権力、民間的な権力、社内的な権力、経済的な力、個人的な力などでへの対応ができない弱者が溺れるのであろうか。

計量計測の関係には問題ないであろうか。およそ30年まえに計量係の係長が計量士の資格が無いために悩んで自殺したという新聞報道があったことを思い出した。

グローバル化、計量行政の減少などの本人が直接的に求めたことではない新しい時代への取り組みの視野を広く工夫しないと、個人や団体の価値の減少が加速する心配を感じる。

計量管理ビジネス:工夫が必要な計量士
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