品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

測定トレーナー自主研修会の実施概要

2012-06-17 07:58:30 | 品質計量管理
測定トレーナー自主研修会(2012/06/16) 松本計量士事務所の全景


松本計量士事務所の表札


基準器の保管状態

中小企業向けの測定トレーナーのやり方の研修会が、三重県の松本克一計量士様のご協力で実施できた。松本計量士様には心よりお礼申し上げます。

中小企業向けに測定について指導方法の本を見かけない状態であるが、参加者11名は熱心であった。

三重県計量士会様の段取りで、研修会の内容はテープに録音されているので詳しい記録ができるが、とりあえず振り返って主な展を挙げておくと次のようである。

1.自己紹介
自分の仕事について、1人2~3分間丁寧な紹介があった。
得意分野は、次のように中小企業に適したメンバーであった。
温度関係2~3名
質量関係3~4名
長さ関係2~3名
温度、質量、長さ全体3~4名

2.情報の共有化
中小企業向けテキストの第3版が15日に届いたので配布した。
温度測定について全体像を知りたいという意見が出た。
今回の改訂で対応できているので学校教育であれば、これが全体像ですと説明すればそれで済むが、しかし、温度計の種類は多いので実務を経験している人には自分が使っている温度計が説明されていないと不満が出ることが想定される。それに対応するためには、特殊な場合もあるのでカタログで調べることをテキストに記述するとよい。

3.今後の進め方
・日計振の事業の補助金の削減
・中小企業長の「中小企業支援ネットワーク」事業の活用の検討
・商工会議所での講習会の開催方法
・研修会の継続開催は、後日検討する。

4.第3版テキストへの反映
特殊な測定器や測定機器の具体的な結線方法などは、実務的に必要であるがそれまで講習会で説明できないので、カタログ的な知識はカタログで確認するように、テキストに記述するように提案する。

測定トレーナーの進め方について多くの情報を得ることができた。
関係者に感謝申し上げる。

老人のぬいぐるみ