20200408 start!

ソーシャルディスタンスを縮めるよう、交流の場をスタートしました。

ベルグマンの法則

2024-01-05 | おでかけ情報
同じ種に属する恒温脊椎動物では、一般に環境の温度が低下するに従い大型化する傾向がみられる。
これは、大型化に伴って 体表面積に対する体積の増加率が高くなり 体温維持の効率が良くなるためである。
その一方で、温暖な地域に生息する個体群 では、小型化することによって体温の放散 が容易になる、と説明されている。

この現 象は、発見者のカール・ベルグマンの名を とって、「ベルグマンの法則」と呼ばれている。


例えばクマ。オスの個体で大きさを比較した場合、
本州に生息するツキノワグマの体長がおよそ1.2~1.4メートルなのに対して
北海道に生息するヒグマはおよそ1.8~2メートル、
北極圏に生息するホッキョクグマはおよそ2.2~2.5メートルです。

ツキノワグマ


ヒグマ


また、シカに関しても同様で、
屋久島に生息するヤクシカは肩の高さまでがおよそ65センチなのに対し、
本州に生息するシカはおよそ85センチ、
北海道に生息するエゾシカはおよそ100センチと寒い地域のほうが体が大きい傾向にあります。

わかりやすく説明するために身近な例を挙げると、
小さな容器より大きな容器に入れたお湯のほうが冷めにくいのと同じ原理です。