20200408 start!

ソーシャルディスタンスを縮めるよう、交流の場をスタートしました。

梅林の春の足音

2023-02-13 | 植物etcアルバム
昨日の植物園の様子です。

白一重 一輪です。


千鳥
開花がすすんでいます。






春日野
早咲きです。




虫も蜜を求めて集まっているようです。


内裏紅梅
可憐な花に春が詰まっているようです。






緑萼枝垂れ
雄蕊が威勢よく伸びています。




ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリなど足元にも春の息吹が感じられます。





シナマンサク

2023-02-12 | 植物etcアルバム
今日は、気温が上がり春のような陽気になるというので、交野の植物園に再訪しました。
梅の開花の便りもあり、訪問者も以前より増え、青空のもと散策する姿が散見されました。


その中で、ちょっと珍しい花木に出会いました。


園の説明版によれば、


シナマンサク



学名 Hamamelis mollis Oliv.
ユキノシタ目 マンサク科 マンサク属
高さ数メートルの落葉小高木 マンサク 属では最も花が大きくて美しいので, よく栽培される. 日本産のマンサクと は異なり,幼い茎や葉は軟毛で覆われ, 開花期も早い. 開花時に枯れ葉が残って おお
いるのが特徴である.
園内開花期:1-3月 分布:中国
採集地: 不明

とあります。



枯れた葉に細長い短冊状の花弁、萼とともに色は赤でアカバナマンサクとの雑種かもしれませんね。
カシワやヤマコウバシなどと同じように、前年の枯葉を枝に残したまま越冬し、その状態で開花し枯れ木に花が咲く、この時期には珍しい花木です。





そばに、以前紹介したロウバイとソシンロウバイが満開に近づいて来ていました。

朝日に照らされるロウバイ・ソシンロウバイ


ロウバイ


ソシンロウバイ


左;ロウバイ 右;ソシンロウバイ




ワクチン諸情勢など

2023-02-11 | 健康
黒木先生がレポートを更新、
”COVID-19 TK-File (46) 次世代ワクチンとワクチン接種スケジュール”
  2023 年 2 月 10 日  黒木登志夫
   https://lifemedicom.app.box.com/s/g35m09jcbyhoy53zsjpphakhsj69d3z6

その中の、米国での動きなどを紹介します。

1)年に 1 回、9 月にワクチン接種

FDA(アメリカ食品医薬品局)は、
・1/27、FDA の諮問委員会は今後、アメリカの全員を対象に、来年秋にブースター投与を接種するという FDA の提案を全会一致で大筋合意

黒木先生は、
 不確実性(amid uncertainty)」が依然として残っている最中にそのような決定ができるのかという疑問も残る
とし、

慎重意見
・ 年 1 回接種ですべての人が 1 年間十分な免疫が得られるかどうか。
・ インフルエンザは季節性感染なので、COVID とは違う。
・ ワクチンの接種率はブースターのたびに低下している。
・ ブースターの効果について疑問を持つ人が少なくない。
・ 研究よりも先に政策を決めると、後で修正するときに混乱が起こる。

を紹介しています。

2)ハイブリッド免疫
COVID 感染とワクチンによる二重の免疫を持っている『ハイブリッド免疫』は、効果が高い
・ ハイブリッド免疫: 感染を 42%、入院、重症化を 97%防御する。
・ 感染のみ: 感染を 25%、入院、重症化を 75%防御する。
   (註:ワクチン単独の効果については記載がない)

黒木先生は、致死率などについて、以下のコメントをしています。

・第 8 波は、死亡者数が第 7 波よりも多かった。死亡者数の方が正しく、感染者数は正確に把握できていなかったと考えるべきである。致死率は第 7 波よりも少し高かったが、オミクロンより前(第 5 波まで)と比べると遙かに少ない。ワクチンの効果+オミクロン株の特性の結果であろう。

2000 年 5 月から 2023 年 2 月まで の感 染者 数( 上)、 死亡 者数(中)、致死率(下)の推移<日本>


3)このリポートには、
毎回、コロナ秀歌・コロナ秀句・コロナ川柳が紹介されています。
その中から、コロナ川柳を三つ

  ちと可笑しマスクはずせば平時とは    東京都 塩田孝之
  二から五へ成績表なら文句なし      埼玉県 野口 博
  九波はね見えなくなってもあるんだよ   茨城県 五社蘭平


まだまだコロナとの戦いは続きますね。



ワクチン接種が年1回に?

2023-02-10 | 健康
これからは、コロナのワクチン接種の回数が減る、これからの流行の状況が不明なのになぜこのような方針が出されたのか?素人にはよくわかりません。

以下の公表資料によれば、

”2023 年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について”案( 令和5年2月8日)
    厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
      https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001054087.pdf

<抜粋>




倉原医師が解説をしています。

”これまで新型コロナワクチンを何度も接種してきたのに、なぜ年1回の接種になるのか?”
   倉原優呼吸器内科医 2/9
     https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20230209-00336268

1)新型コロナワクチンの効果は2つ
 効果は主に2つあります。
 ・1つ目は「発症予防効果」

   
          問題点は、ワクチンから逃避する術に長けた変異ウイルスのせいで、発症予防効果の持続期間がだんだん短くなっているという点

 ・2つ目の効果は、「重症化予防効果」
   
  〇特に高齢者や基礎疾患がある人では、3回以上接種している場合、入院を要する新型コロナはかなり少なくなる。

①イスラエルの65歳以上の約62万人における、オミクロン株対応2価ワクチンを接種した人と接種していない人の入院率を比較した研究
→オミクロン株対応2価ワクチンの接種群で、入院リスクが未接種群より81%減少


   ②日本でも、アドバイザリボードの資料において、ワクチン接種回数が3回・4回・5回と増えるにつれて入院予防効果が大きくなること

  〇この「重症化予防効果」というのは、「免疫の記憶」によるもの
    ワクチン接種者は、抗体価そのものは大幅に減少するが、記憶リンパ球は比較的安定して残っている
  

2)年1回になった理由

「免疫の記憶」は長期に続きますので、重症化予防効果に限っては年1回の接種でも十分ではないかとされています。

そのほか、

・多くの国民がワクチンの恩恵を受けるためには、発症予防効果を繰り返し会得するために複雑な接種プランのもと年に何回も接種するより、分かりやすい時期に啓発して重症化予防効果を狙ったほうが国全体の集団免疫を上げやすいという考えもある

・水面下で新型コロナに感染した人はそれなりに多いことから、ハイブリッド免疫(感染+ワクチンによるダブルの免疫)に期待しているという側面

そして、
免疫不全者、高齢者、子どもなど、感染リスク・重症化リスクが高い集団は、優先して接種されるべき

と、倉原医師は指摘しています。


公表資料には
以下のただし書きがあり、あくまで基本方針としての案であるようです。

ただし、今後の感染拡大、変異株の状況やワクチンの持続期間に係る新たなデータ、諸外国の動向等を踏まえ、重症化リスクが高い者 はもとより、健常人であっても重症化リスクの高い者に頻回に接触する者には、さらに追加して 行う接種の必要性に留意する必要。

倉原先生も指摘するよう、今回の方針は案外ハイブリッド免疫への舵の切り替えを表明したものかもしれませんね。





マスク着用は必要!?

2023-02-09 | 健康
コロナとインフルエンザとの違いをマスク着用の視点から指摘した資料が公表されています。

”マスク着用の有効性に関する科学的知見”
  アドバイザリーボード2023年2月8日 西浦先生提出資料3-3-②
   https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001055263.pdf

その中で、

・季節性インフルエンザでは
 有症状者が高い発熱と全身倦怠感を伴う症状のために、2次感染が起こり得る間は自宅以外で他人に接触することは限られる

・他方、新型コロナウイルス感染症においては、
 発病前の潜伏期間に2次感染の約半分に相当する感染が起こることが知られ、また、発病せずに無症状のままでいる者や軽症の感染者から感染が広まりやすい

そのため、できる限りコロナの感染機会を減らすためにマスクを常に装着することが日本では、約2年にわたって推奨されてきた。

☆マスクの着用は文化的な背景もあわせて、国によって大きく異なる

・マスク着用度合いは、公的機関からのマスク着用の指示と 社会的特徴(社会規範や同調傾向)の2つの要因に依存すること。

・そのいずれかが弱まるとマスク着用率は低下した状態で安定的に推移

☆日常生活でのマスク着用の有効性に関する科学的知見

〇マスクを着用することによって自分が感染しないための効果;
いわゆる一般人口におけるマスク着用に関する78件の研究の結果では、
・マスク着用者の週あたり感染リスクが非着用者の0.84倍
・2週にすると、着用者の感染リスクは非着用者の0.76倍

〇他者に感染させないための効果;
本課題に関する論文21編を系統的にレビューした研究によると、
・マスク着用をコミュニティ全体で推奨した際、新規感染者数、入院患者数、死亡者数を
それぞれ減少させる効果があることが示唆
・着用義務を解除した学校(米;マサチューセッツ州)では感染リスクが1000人あたり44.9人増えたと報告

〇流行対策の一部としてマスク着用が有効;
・<米国>着用者が10%増加するにより、そうでない場合と比較して流行を3.53倍制御しやすくなる
 (マスク着用率が10%上昇することによって、実効再生産数が1未満に落ちて流行が制御下に置かれるという度合いが3.53倍だけ増す)
 と推定
・<6大陸の着用状況と流行制御の関連の研究>公共の場におけるマスクの着用は平均的なマスク着用率を達成している場合、着用なしと比較して実効再生産数をおおむね19%下げる


★中澤先生によれば、

マスクを着用しない場合と比較して、マスクを着用しても、インフルエンザ様疾患/COVID様疾患に罹患した人の数にほとんどまたはまったく差がない可能性

を指摘したコクラン・レビューのマスク論文


 https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD006207.pub6/full
に関して、

”コクラン・レビューのマスク論文で大騒ぎしている人は、明らかに言いすぎなtweetsを鵜呑みにせず、せめて元論文を読むべき。結論部分でさらなる研究が必要と書いているのは、決して決まり文句というだけではなく、それこそがこの論文が公刊された意義なはず。”
  
とコメントしています。


学校の卒業式でのマスク着用などの是非について議論が盛んですが、マスクに関する科学的な知見に基づき、これからの個々人の感染対策を考えていくことが大切ですね。



コロナとインフルエンザ

2023-02-08 | 健康
忽那先生が、
『大阪の臨床現場でも「今日の外来は新型コロナよりもインフルエンザの方が多かった」という状況が増えてき』たと、

”新型コロナとインフルエンザ それぞれの流行状況、症状、重症化リスク、治療薬、感染対策について”
   2/5 忽那医師
    https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20230205-00332818

で指摘しています。

その中で、コロナとインフルについて、共通することや違いがまとめられています。

1)症状

◎共通;症状だけで区別をつけることは困難
・咳、ノドの痛み、鼻水などの気道症状、発熱、頭痛、筋肉痛・関節痛、だるさなどの全身症状
・一定割合の無症状者



2)潜伏期間

◎違い



・ただし、潜伏期には人によってばらつきがあり、新型コロナでは最大で14日ほど

3)重症化リスク

◎ほとんどが共通
違いは
・新型コロナでは小児は成人と比較して重症化リスクは低い
・インフルエンザでは5歳未満は重症化しやすい



・ただし、感染者数の多さ、流行の規模を考えると小児にとっては新型コロナも危険な感染症

4)早めの診断・治療が重要

◎共通;症状だけでは区別が困難、いずれかの重症化リスクに当てはまる方は特に早めに診断・治療のために医療機関への受診

◎違い;
・新型コロナの治療薬は小児の適応が通っているものがなく、また多くが重症化リスクのある方のみが対象
・インフルエンザは全ての方が処方の対象、処方は医師との相談
・ただし、内服を開始するまでの有効な期間が限られている
  インフルエンザでは発症から2日
  新型コロナでは薬剤の種類によって3〜5日以内



5)感染経路、感染者から周囲にうつる期間

◎共通;ほとんどの場合は飛沫感染・エアロゾル感染
・これに加えて新型コロナでは唾液の中にもウイルスが多く含まれるため会話で発生する飛沫からも感染が起こる
・インフルエンザは、主に症状が出た人から広がる

◎違い;周囲にうつる期間

・インフルエンザの感染者は、発症から3~4日間が最も感染力が強い
・新型コロナは症状が出る前から人に感染させることがあり、発症する前後が最も感染力が強い
  ただし、最短で発症日をゼロ日として8日目に自宅療養は解除、その後も数日間は周りに感染させないように注意

【新型コロナの感染経路】


6)基本的な予防策

◎共通;
・接触感染についてはこまめな手洗い
・飛沫感染・エアロゾル感染については屋内でのマスク着用、部屋の換気
・ワクチン接種


3年間でコロナも変容し、インフルエンザとの共通点も多く、区別が困難です。
いずれにしても、予防策は継続する必要がありますね。



春を待つ

2023-02-07 | 植物etcアルバム
大阪湾は少し春霞がかかったように見え朝日に光っています。



昨日のALPHAの様子です。

トンネル横の二ホンスイセンの咲く斜面は、日当たりもよくこれから盛りを迎えることでしょう。




キャンパスには、ラッパスイセンも咲いています。


黄色と言えば、ソシンロウバイが可憐に咲いています。
やはり、葉より先に咲く花は、この時期目立ちます。




ツバキの侘助もツートンカラーで趣があります。






ツバキの仲間が、白と赤で咲き分けています。




膨らんできましたが、春を待つ啓翁桜やリキュウバイの蕾はまだ固い様子です。

啓翁桜

リキュウバイ


ヤマボウシ金陽 近況!!

2023-02-06 | 常緑ヤマボウシ”金陽”
今日、常緑ヤマボウシ金陽の様子を見る機会がありました。
1月は、雪のため対面が叶わなかったものです。

 ※以下、特に、断りがないものは、金陽


その雪の被害が懸念されていましたが、枝が折れたような形跡は見当たりませんでした。



葉は常緑とはいえ、赤茶けたようになっていますが、落葉性のヤマボウシとは感じが全く違って見えます。





同じ常緑のヒマラヤヤマボウシは、その名のごとくやはり寒さに強いのか、葉の緑が金陽より勝っているように見えます。





肝心の蕾は、正面に向かって左に伸びた側枝に多数ついています。
その枝の天辺には目の位置にまで伸びて蕾があります。



上手く咲くと目の位置に花が来ることになります。

春まで、あともう少し、花見が待ち遠しいですね。



トンネルの傍の斜面は、一足早くスイセン畑が広がっていました。



暖かくする!

2023-02-05 | 健康
立春になっても肌寒い日が続きます。


   ※2023/1/25

室内温度を上げると頭がぼーっとするので、洋室に電気こたつを置いて脚を入れて、暖をとっています。

”寒い冬を乗り切るには暖房の設定温度を上げるよりも正しく服を着こむ方がはるかに節約につながる”
 https://gigazine.net/news/20230131-insulation-first-body-home/

GIGAZINEにこんな記事がありました。

◎節約の主旨は、

 依然として暖房器具のエネルギー消費量は膨大で、そのほとんどが化石燃料に依存しており、
「暖房の設定温度を下げて、より多くの服を着る」こと

・そもそも、人体深部の体温は摂氏37度程度あるが、皮膚温度は摂氏33~34度前後
・皮膚温度が下がるのは環境温度が体温よりも低いため
・皮膚からの放熱を防ぐために衣服の着用
・皮膚と衣服の間にある空気の層を温めることによって起こるものであり、空気は熱伝導率が比較的悪いため優れた断熱材

1)そして、衣服の断熱特性は「clo」という単位があるということです。

・1cloは0.155m²K/Wに相当し、スリーピースのビジネススーツ(シャツ・パンツ・ジャケット)と薄い下着を着用した状態に等しい断熱効果

・アメリカ暖房冷凍空調学会(ASHRAE)による衣服の種類毎の大まかなclo値は以下の通り。


着用している衣服のclo値を単純合計することで、断熱特性を計算できる。

・材料工学の発展により軽くてclo値の高い衣類も登場、日本で絶大な人気を誇るヒートテックなどの機能性インナーはまさに「軽くてclo値の高い衣類」のひとつ

・機能性インナーなどのclo値を正確に文書化したものは存在しないものの、約2倍で概算

2)ポンピング係数はclo値に加えて衣類の断熱性を定義するもう一つの要素で、着用者の動きによって生じる空気の動きを示す指標

・ポンチョやワイドパンツといったゆったりした衣服よりも、体にピッタリとフィットする下着の方がはるかにポンピング係数が優れているため、
 clo値が近い衣服でも実際の断熱効果は断然ポンピング係数が高い衣類の方が高くなる

・また、「単一の大きな空気の層」よりも「複数の薄い空気の層」をまとっている方が断熱効果が高くなるため、clo値の高い下着や衣類を着こむことで、高い断熱効果を期待

3)体を動かさずにじっとしているのか、タイピングなどの軽い動作を行っているかなどによって、必要なclo値は変化

・例えば室温が摂氏10度の場合、
  体を動かしていない場合は「2.7clo」が必要、
  タイピングなどの軽い活動を行っている場合は必要なclo値が「1.7clo」程度に下がる


毛や羽毛に覆われている動物がたくさんありますが、ヒトにはありません。
経験的に重ね着の効用など知っていますが、clo などの単位があることは初めて知りました。
値上げの中で、工夫を重ね、寒さを乗り切りたいと思います。


   ※地獄谷野猿公苑HPより



インフルエンザに注意!

2023-02-04 | 健康
インフルエンザウイルスの2023年第4週(1月23日~1月29日)の定点当たり報告数、全国平均では10.36人と「注意報」レベルを超えています。





大阪府の状況




兵庫県の状況




また、定点医療機関当たりの患者数については、

倉原医師のレポート
 ”学級閉鎖が急増し3年ぶりの水準 感染対策をしているのになぜインフルエンザは拡大するのか?”
   https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20230203-00335581

によれば、下図のように

都道府県別では沖縄県(41.23)、福井県(25.38)、大阪府(24.34)、福岡県(21.70)、京都府(20.24)、石川県(17.52)、宮崎県(16.47)、兵庫県(14.02)、奈良県(13.93)、佐賀県(12.54)の順となっています。



そして、
インフルエンザの感染が拡大する理由について、

・新型コロナ対策によって国全体で感染症を抑圧していたことから、インフルエンザウイルスに曝露されずに過ごし、当該ウイルスに対する免疫が集団として成立していない

・コロナ禍に入ってインフルエンザの流行がみられなかったことから、「どうせ今年も流行しないだろう」ということで、インフルエンザワクチンを接種していない人が多い可能性

・海外からの渡航や新型コロナの「5類」化に向けて感染対策の緩和もすすんでいるため、インフルエンザの感染が拡大する条件

こうしたことから、倉原医師は、

・基本的な感染対策である、手洗いの徹底やアルコール消毒、不織布マスクの着用が重要

・マスク着用の緩和の議論も大事ですが、インフルエンザシーズンが終わってからのほうが賢明

と指摘しています。


地域差などインフルエンザの流行の状況をチェックしながら、換気対策と屋内でのマスク着用は、続けたいと思いますね。



心を声から知る?!

2023-02-03 | 健康
五感を通して受け手として、植物などを楽しむ。
嗅覚の分野でも新しい技術が進歩していることを先日、少し触れました。

ヒトの声からヒトの心を推し量る、
そんなアプリがあるようです。

神奈川県では、

「未病」とは、
・健康と病気を2つの明確に分けられる概念として捉えるのではなく、心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものと捉え、このすべての変化の過程を表す概念
・来る超高齢社会の到来に備え、この「未病の改善」と「最先端医療・最新技術の追求」という2つのアプローチを融合する「ヘルスケア・ニューフロンティア」の取組みを進め、誰もが健康で長生きできる社会を目指す

として、未病産業の創出を施策と取り組んでいるそうです。

その一つとして、

声から心の元気を測る。
スマートフォンがあれば、誰でも心の状態をモニタリングできるライフログ・アプリ

”心の常態計 MIMOSYS”

 https://medical-pst.com/products/mimosys/





・スマホ等で、声からストレスに対する即時反応や最近の傾向を数値化する音声分析技術が、MIMOSYS
・この技術は、人が意図的に制御できない声帯の緊張度を音声分析することで、客観的かつ簡単にユーザーのメンタルヘルスを可視化
・メンタルヘルスの自己管理をはじめ、第三者による気づきや早期介入、業務上の安全性や生産性の管理等、未病改善につながることが期待

計測のイメージは、以下のようです。


appstore、googleplayでダウンロードできます。

早速スマホにアプリを入れて、計ってみました。



=================


今日の心の状態は上のとおり。

これからどう変わる(常態)のか? これをどう評価するのか?
使い方次第ですね。







引き続き基本的な感染対策を!

2023-02-02 | 健康
大阪府では、

 ・1月31日に「非常事態(赤信号)」を解除し、「警戒」に移行 (黄信号点灯)
 ・新規陽性者数は減少傾向が続いているものの(前週比が約0.65倍(1月30日時点))、冬季は気温が低下し、換気がされにくいこと等から、手洗いや効果的な換気、場面に応じたマスクの着用など、一人ひとりの基本的な感染予防対策の継続が重要

とされました。

2023年1⽉31⽇公表の大阪府の資料から、その一部を紹介します。

1)新型コロナワクチンの年齢別接種率

◆ 3回目接種の割合は、全年齢では約6割であり、30代以下では5割を下回っている。
◆ 4回目接種の割合は、65歳以上で80.3%(60歳以上では77.6%)。
◆ 5回目接種の割合は、65歳以上で57.8%。
◆ オミクロン株対応ワクチン接種の割合は、全年齢で34.6%(65歳以上では66.3%)。



2)クラスター状況【実数】(公表日別 月単位)(1月25日公表時点)

◆ 高齢者施設関連のクラスター発生数は、8月にみられた急激な増加はないが、ゆるやかな増加が長期間継続している。





3)重症化率及び死亡率

◆ 重症化率及び死亡率は、第六波以降、 オミクロン株への置き換わりに伴い、大きく低下(以下グラフ等参照)



◎年代別重症化率の推移(陽性判明日別)(令和5年1月22日判明時点)





◎年代別死亡率の推移(陽性判明日別)(令和5年1月22日判明時点)



高齢者などの死亡例が報告されています。クラスターの発生などを予防する対策も引き続き大切ですね。

香り遊び

2023-02-01 | 健康
植物の楽しみは、五感を使って植物を楽しむことができることです。
 視覚、味覚、聴覚、触覚
 そして嗅覚

生活の中にも、TVやパソコンなどの様々な技術・製品により感覚を利用して、現実を再現し、体感できるようになってきました。

その中で、比較的遅れているのが、触覚や嗅覚。
特に、香りの分野は、研究や実用性で遅れているように思われます。

ところが、SONYから、Tensor Valve™(テンソルバルブ)」テクノロジーなる、においを制御する新規技術を搭載した新製品『NOS-DX1000』が発売されるということです。



主にメディカル研究用途の嗅覚測定やにおいにまつわる研究や測定を目的としたもので、家庭で使用するレベルの製品ではありませんが、

例えば、
この製品を活用した、新しいにおい遊びがデモ展示。

・製品内に32種類の香りのもと(嗅素)が入っており、 紅茶やレモン、トースター、火打ち石等、それぞれ特徴を捉えたにおいを体験
・ソムリエが監修した8種類のワイン各銘柄ごとのかおりの違いまでも体験


   ギズモード・ジャパン”ソニーが面白いのは技術オタクが面白いから。テックのお祭り「STEF2022」行ってきました”より


香りの体験への実用化ということでは、まずは、第一歩というところでしょうか。