これからは、コロナのワクチン接種の回数が減る、これからの流行の状況が不明なのになぜこのような方針が出されたのか?素人にはよくわかりません。
以下の公表資料によれば、
”2023 年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について”案( 令和5年2月8日)
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001054087.pdf
<抜粋>
倉原医師が解説をしています。
”これまで新型コロナワクチンを何度も接種してきたのに、なぜ年1回の接種になるのか?”
倉原優呼吸器内科医 2/9
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20230209-00336268
1)新型コロナワクチンの効果は2つ
効果は主に2つあります。
・1つ目は「発症予防効果」
以下の公表資料によれば、
”2023 年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について”案( 令和5年2月8日)
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001054087.pdf
<抜粋>
倉原医師が解説をしています。
”これまで新型コロナワクチンを何度も接種してきたのに、なぜ年1回の接種になるのか?”
倉原優呼吸器内科医 2/9
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20230209-00336268
1)新型コロナワクチンの効果は2つ
効果は主に2つあります。
・1つ目は「発症予防効果」
問題点は、ワクチンから逃避する術に長けた変異ウイルスのせいで、発症予防効果の持続期間がだんだん短くなっているという点
・2つ目の効果は、「重症化予防効果」
〇特に高齢者や基礎疾患がある人では、3回以上接種している場合、入院を要する新型コロナはかなり少なくなる。
・2つ目の効果は、「重症化予防効果」
〇特に高齢者や基礎疾患がある人では、3回以上接種している場合、入院を要する新型コロナはかなり少なくなる。
①イスラエルの65歳以上の約62万人における、オミクロン株対応2価ワクチンを接種した人と接種していない人の入院率を比較した研究
→オミクロン株対応2価ワクチンの接種群で、入院リスクが未接種群より81%減少
②日本でも、アドバイザリボードの資料において、ワクチン接種回数が3回・4回・5回と増えるにつれて入院予防効果が大きくなること
〇この「重症化予防効果」というのは、「免疫の記憶」によるもの
ワクチン接種者は、抗体価そのものは大幅に減少するが、記憶リンパ球は比較的安定して残っている
2)年1回になった理由
「免疫の記憶」は長期に続きますので、重症化予防効果に限っては年1回の接種でも十分ではないかとされています。
そのほか、
・多くの国民がワクチンの恩恵を受けるためには、発症予防効果を繰り返し会得するために複雑な接種プランのもと年に何回も接種するより、分かりやすい時期に啓発して重症化予防効果を狙ったほうが国全体の集団免疫を上げやすいという考えもある
・水面下で新型コロナに感染した人はそれなりに多いことから、ハイブリッド免疫(感染+ワクチンによるダブルの免疫)に期待しているという側面
そして、
免疫不全者、高齢者、子どもなど、感染リスク・重症化リスクが高い集団は、優先して接種されるべき
と、倉原医師は指摘しています。
公表資料には
以下のただし書きがあり、あくまで基本方針としての案であるようです。
ただし、今後の感染拡大、変異株の状況やワクチンの持続期間に係る新たなデータ、諸外国の動向等を踏まえ、重症化リスクが高い者 はもとより、健常人であっても重症化リスクの高い者に頻回に接触する者には、さらに追加して 行う接種の必要性に留意する必要。
倉原先生も指摘するよう、今回の方針は案外ハイブリッド免疫への舵の切り替えを表明したものかもしれませんね。