よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

N邸新築工事

2011-05-11 18:29:25 | N邸新築工事

引き渡しが済み、引っ越しの荷物も片付き、手作りカ-テンも縫われ
奥様作、オジリナルカ-テンが出来上がった


和室も純和風にしなかった思惑がここにあったのか!・・・と。
ケヤキのなぐりを入れた化粧梁にも合っていい雰囲気になりました。


予備のトイレットペ-パ-置き場が欲しいとの要望があり、
地下の木工場で材料をさがしていると、何年か前に8家族で20トン車で薪を買ったことがあり、その中から薪にするのはもったいないので
水楢(みずなら)の丸太を何本か取っておいた。
製材をしてみると、これが赤身の楢材!
楢は普通は白い木肌をしているが、赤は初めての遭遇
これを使った棚板です。

エステル-ムは奥様のコ-ディネイト。
照明の光が壁や天井にもれ、幻想的な雰囲気を産み出している。

洗面所もきれいに飾られ、写真に納める事ができました。
窓の左の鏡に写っているのは反対側の壁に埋め込まれたガラスブロック、一個500円で3カ所を廊下の明かり取りとしている。


住まいづくり

2011-05-11 07:18:04 | 住まいづくりの進め方、考え方

私が小学生の時、親父は一世一代の想いで家を建てた。
家族全員が家造りに加わり、土壁を塗り、木に塗料を塗り、夜遅くまで家族で家造りをしたのだった。

今のように広くはなく、家族9人が暮らせる家にしたは狭く30坪程度の平屋ではあったが、出来上がったときの喜びと、新築の家のにおいは
今でもはっきりと思い出すことが出来る。

多分その頃、私の中に家を作る楽しみや喜びが心に残り、今こうして
住まい作りに携わる仕事をしているのだろう。
物を産み出す喜び、わくわく感、家族みんなが同じ方向を向き、汗をかき仕事が終わったとき、みんなでおにぎりをほおばった時の美味しかった味は忘れられません。

時代は変わり昔のような家造りをしている人は少ないだろうが、
でも、その思いは今でも変わっていないと思います。
少ない資金の中で、出来る限りの想いを実現しようと家族みんなが参加した家造り。

そんな価値ある家造りの過程を、少しでもクライアントの皆様に味わってもらい、参加した喜びと、自分が作り上げた愛着を持って、そんな家で暮らしていただければと思っています。